2009-09-29

ニュースにならない遭難

シドニー郊外の観光地の一つ、ブルーマウンテンの樹海を26日(土)の午後からトレッキングしていた日本人男性2人が遭難。
雪の残る山中で一夜を過ごしたあと、27日(日)の朝、遭難信号を発信して、2人の特別救助隊が現場に向ったが、1m以上の積雪とあの日曜日の強風で現場到着まで5時間かかり、到着は午後7時前。


実は、ヘリでの吊り上げ救助も試みたが強風の為に断念していた。
救助隊員は、2人と一緒に現場で一晩過ごさないといけないと思っていたらしいが、到着した直後の午後7時過ぎに吊り上げに成功。
2人は脱水症状に低体温症で非常に疲労していたが、搬送中の治療だけで救助ヘリの基地に到着後は、パトカーで家まで送ってもらって一件落着。

と思いきや・・・かわいそうなのは現場に急行した救助隊員!
ヘリで連れて帰ってもらえる訳ではなく、現場に向っていた第2陣の5人と途中で合流し、救助器材の搬送を手伝ってもらいながら、また夜の雪道を歩いて帰らなければならない。
日中でも強風の為に体感温度は-4℃だという中を往復10時間・・・樹海を抜けたのは午前0時を回っていたらしい。
結果的に大事に至らなかったものの本当にご苦労さんでした。


月曜の朝のラジオニュースではトップニュースになっていたのに、日本での報道は一切無いような!?
オレンジの空はニュースになっても、死者の出ない事件・事故はニュースにならないのか?!

ちなみに、7月に12日間行方不明になってから救助されたイギリス人男性は、その後テレビ番組に出演して体験談を話して20万ドル(1600万円)の出演料を手にしたとか。。。

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