2009-04-30

遂に3ヶ月・・・



早朝の晴れ間とは裏腹に、今日は雷雨予報が出ていて、
Officeに着いた7時半過ぎには、東のCityもBridgeも厚い雲に覆われていた。


歳のせいなのか、他にする事が無いからか、
毎晩、酒の肴に録画したNHKニュースを3本まとめて見ながら、
ツッコミを入れたり愚痴ったり。。。
TVに愚痴っても反応は無いし、Blogに載せてみようかと思ったのが今年の正月。
結局、実行に移せたのは2月1日で、あれから丸3ヶ月。

自分でも感心してしまうけど、
毎日欠かさず、これが90本目のはず・・・
確か、4月1日だけ、嘘ネタを含めて2本載せた。
よくこんなにいろんな分野の事を思い付いたなぁ・・・と。

もちろん最初は、いきなりBashingの嵐かも。
と思って、人知れない場所で立ち上げてみて、
案の定、ほとんどAccessも無く。
3週間経ったゾロ目の2月22日に、今のこのURLに移転。

おかげさまで、最近は毎日10人前後の方々に来てもらい・・・
(間違って足を踏み入れてしまい、読まずに帰って行く人も多いことでしょう)
上地雄輔のGuinness記録には、まだまだ足りなくても、
1週間で200 Accessくらいはしてもらってます。
ご安心下さい・・・ここに足を踏み入れてるのはあなただけではありません!!
日本人の場合は、自分だけ「変」ではないという仲間意識が大切だから。。。

最近は、どこからともなく、コメントまで貰えるようになり、
読んでいただける方が居る限り、毎日更新できるように努力します。が、
あくまでも最初の主旨どおり「酒の肴のネタ」だと言う事で・・・
あとは、皆さんの口コミで、辞められないようにしてもらうだけです。

2009-04-29

続・豚インフルエンザ

月曜日から比べると寒さも和らぎ・・・と思ったけど、
出社時は8℃しか無かったので、まだ真冬に近い気温。
単に身体が慣れてきただけなのか?!
雲もちょっと多くなってきたし、湿度が高いから暖かく感じるのか!?


数年前の鳥インフルエンザの発生の頃から噂されていた、
新型インフルエンザのPandemicになってしまうんだろうか?!

元々、日本の製品も制度も、事が起きない事を前提に作られ、
事が起きないような手立てを講じる。
ところが、欧米では、事が起きる事が前提。

日本では、ミサイルが飛んで来ないのが前提。
パトリオットは持ってるけど、今月初めのように、北朝鮮のミサイル発射の際、
数週間かけて大移動をしないといけない。。。
新幹線は、踏切の無い高架橋の上を超高速で走っても脱線しない事が前提。
だけど、阪神や信越の地震の時、死者を出さずにすんだけど脱線しているし、高架が崩れてる。。。
急ブレーキをかけても、車ほど急激に止まる事は無いし止まれないけど、
時速300キロからSeat Beltも無く緊急停止って乗客はどうなってしまうんだろう?!
たった時速80キロの水中翼船がクジラに当たっただけで怪我人が出てるのに。
欧米のバスには、横転した時の為に、横だけでなく天井にも非常口が付いてるが、
日本のバスは、横転して非常口が塞がれたら終わり。。。
等々、違いはたくさんあると言う事で、この手のネタもいずれまたいつか。


で、今日は、この豚インフルエンザの取扱い。

今日の社内通知では、
海外から帰国した場合、社員・業者を問わず、5日間は出社せずに在宅勤務する事。
咳・涙目・発熱・等々の症状があったら出社しない事。出社後の場合は、上司が直ぐに帰宅させる事。
オフィスのドアは、指紋センサーが設置されているが、ウィルスがそこから感染する可能性があるので、オフィスに入った直後にポンプ式の消毒液を設置。
会社がアレンジした、インフルエンザの予防接種を極力受ける事。
現在のLevel-4が、Level-6になった時点で全員在宅勤務。その為の、家から会社へのNetworkの接続を今日中に再確認する事。

と言う事で、今日は強制帰宅が一人。


NHKニュースを見ている限り、日本企業はマスク集めをしているらしいけど、
マスクしただけで、Businessが続けていけるんだろうか?
マスクは、一番簡単な予防処置で、インフルエンザにかかってしまってからは意味無し。
花粉症のように、一時的・季節的なものだったらいいけど、
Level-6になったらどうするんだろう??
なってから考えて決めるのでは遅過ぎると思うけど。。。

ちなみに、私事ですが、今日はインフルエンザの予防注射をしました。
これは、今回の豚インフルエンザの流行とは直接関係無く、
会社が毎年社員に無料でしてくれるもの・・・
と言うのも、この部署は人種も多く海外出張も多いので、
中には冬の無い国から来た社員も居るし。

まだ、豚インフルエンザ(H1N1型)・ワクチンは開発されてないものの、
今日のワクチンは、H1N1・H3N2・Bの混合と言う事で、
少なからず症状を和らげる効果は期待できるらしい。

注射の後も、通常通りの生活でいい。という事だったので、
去年は、帰りにジムで10km弱走ったら、咳が数週間止まらなくなったので、
今日は、大事をとってジムは休みに。。。

個人的には、6月半ばにアメリカ出張も予定されているし、
数週間のうちに、事態は収縮して旅のできる世界に戻ってくれる事を願うばかり。
日本は、ちょうどGWと重なって、いわゆる人込みの増える時期・・・
一度ウィルスを持込まれたら、広がるのは早いだろうなぁ~。。。

2009-04-28

国民の祝日

今朝のシティは7℃しかなかったらしいけど、このところスッキリ秋晴れ続き・・・
予報を見る限り、School Holidayも終ったし、Sydney観光に来るなら今週が良いのでは。。。


日本の皆さんは、いよいよGolden Weekに突入・・・
最近は、日本の法律にも色々細工が施されて、ドンドン祝日の日数が増えている感じ。
その日数からしたら、世界有数の祝日大国。

例えば、今年の日本の土・日以外の祝日は16日なのに、AustraliaのNSW州では8日。
日本の16日を超えるのは、カンボジアの27日、イランの26日、中国の21日、ミャンマーの20日、
スリランカの18日、パキスタンの17日、くらいなのでは・・・
祝日以外では、あまり日本と比較しないような国々!!
日本のサラリーマンが有給休暇を取得できない分を祝日で休ませよう・・・
と言うのは理解できるが、結局みんな同時にその日しか休めずに、
混雑した割増料金期間に休んで心身共にRefreshできるんだろうか?!

各国の祝日の理由を比較してみると、そのお国柄も見えてくる。
日本の場合は、
春分・秋分の日の自然現象、
成人・子供・敬老・勤労感謝の日といった国民を敬う日、
建国・憲法・体育の日の記念日、
緑の日・天皇誕生日の皇室関係、
文化・海の日といった理由無き祝日。
少ない知識の範囲では、祝日に宗教色がなかったり、春分・秋分の日などの自然現象を祝日にしている国は日本以外に無いのでは?!
仏教国のタイでさえ、12月25日は祝日になっている。
アジアの国々で、X‘masが祝日でないのは、日本・台湾・カンボジアだけではないだろうか!?

AustraliaのNSW州の場合、
国関係のAustralia Day,ANZAC Day、Labor Day
王室絡みのQueen‘s Birthday、
キリスト教の祭日のEaster、X‘mas
祝祭日に関係無く、有給休暇の利用が義務付けられている国なので、
休む事には事欠かないし、日本のようにむやみやたらに祝日を増やすのもどうかと思うし。。。
この10年で、日本の祝日は、実質年間5日くらい増えてるのでは?!
それは、祝日に挟まれたら祝日とか、祝日を日にちではなく曜日に変えて、土曜日に当たらなくなったりで。。。

インドネシアの場合は、宗教省もあり、生活が宗教を元に成り立っている。
例えば、戸籍には宗教が記録され、異宗教同志の婚姻は許されないので、国際結婚をする場合も同様。
インドネシアでイスラム教信者の女性と結婚する為に、イスラム教に入信したオランダ人男性を知っている。
世界最大のイスラム教国でありながら、祝日は元旦を除いてほとんど全てが宗教関係。
それも、イスラム教、キリスト教、ヒンズー教、仏教の祭日を国民の祝日にしているので、
年間14日にもなってしまう。

兎にも角にも、肉体的には毎日毎日同じ事を繰り返すのは楽だが、
生活に変化やメリハリが無いと精神衛生上良くない・・・
仕事をする時はする、しない時はしない。 をハッキリ自分に言い聞かせて、GWを楽しんでください。
これは、日本に住む人々の特権です!!

2009-04-27

難民船

やっぱりSydneyは冬に向かっているようで、
今朝の冷え込みは今年始めての9℃。
天気はスッキリ秋晴れでも、真冬に近い気温で夜は家でも初ヒーターの日。


一昔前には、日本のニュースで毎日のように報道されていた不法入国を目指す難民船。
日本の経済の後退と、ラオス・カンボジア・ベトナム辺りの政治・経済の安定と共に、パッタリと止まってしまった。
当時は、インドシナ半島の国々の難民が、中国南東沿岸から日本を目指していた。

ところが、最近はAustraliaを目指す難民船が増えている。
そのほとんどが、アフガニスタン難民で、日本まで流れるよりも、Australiaの方が近くて便利。。。

この週末には、今年に入って8隻目の難民船が、海軍のパトロール船に拿捕されたし、
10日前には、同じく海軍に発見された、アフガニスタン難民47人を乗せた船が海上で爆発。
ヘリで難民を救助して病院に搬送する事態になった。

今月8日には、Australiaの入管収容所のある、西オーストラリアのクリスマス島に難民船が直接接岸。
船頭さんが上陸して入国管理官を探すありさま・・・これで、国境管理の甘さが暴露されてしまった。

基本的に、難民が自力で国を脱出すると言うよりも、
そういうビジネスをしている組織に金を払って連れて行ってもらう感じ。

いわゆる先進国の経済状態とは無関係に、
政治が不安定な国々の人々は、命をかけて新たな人生を探し求めて航海に出てしまう・・・
我々海住は、自ら好き好んで母国以外で住んでる訳だけど、
祖国を追われるように、隠れて出国しなければならないなんて、どんな気持ちなんだろう。。。

どっちにしろ、平和な国で変化が無いと文句を言ってるのが、世界で一番幸せな状況なのかも!?

2009-04-26

豚インフルエンザ

朝から強い冷たい南風が吹き、晴れ間があっても体感気温がかなり低かった。


ここ数年、新型インフルエンザの流行を懸念して
色々な事前の準備をしてきた国々・・・
先週後半から報道され始めた、メキシコ・アメリカの豚インフルエンザの人間への感染。
それも、鳥インフルエンザのように鳥から鳥と、鳥から人に限られた感染と違って、
人から人への感染も確認しているとか。。。
あるとすれば、鳥インフルエンザより症状は軽いと言われているが、
かなり進化した進化系ウィルスになっているのでは。

メキシコでは、既に政府が81人の死亡を確認しているし、
ニュージーランドも、メキシコから帰国した高校生10人が、
豚インフルエンザの検査で陽性反応を示したと発表しているし、
この数日の間に、既に北アメリカ大陸だけでなく、南半球の島国にも上陸してしまった。

Australiaはどうするんだろう?!
一昔前まで、着陸前の国際線の機内では、消毒スプレーが撒かれていた。
5~6年以上前に飛行機でAustraliaを訪れた事のある人なら経験したはず。
いつの間にか無くなってしまったが、こう言う時こそ意味があるのでは?!
薬の強さにも依ると思うけど。。。


日本も、水際作戦で国内への侵入を防ぐと言っているが、
毎日何万人の人が日本に帰国、来日している中で、
感染して発症していない人をどうやって見つけるのか、決め手は無いと思う。
と言う事は、数日中には日本にもAustraliaにも上陸していると
思って準備しておかないと・・・感染してからでは遅い!!
基本は、マスクにウガイに手洗いかな?!
ところで、最悪の時に、ワクチンは十分に揃ってるんだろうか??

ちなみに、豚インフルエンザは、英語では”Swine Flu”。
”Pig Flu”と言わないように・・・通じるだろうけど。
Swineは、いわゆる「豚野郎!」の時に使う豚。


このところ、毎年のように向かい風の吹く旅行業界・・・
2006年のSARS・鳥インフルエンザ、
2007年には原油の高騰で燃油サーチャージの増額、
2008年からは、世界的な経済危機
2009年に入って、原油価格も安定し、燃油サーチャージの廃止が相次ぎ、
世界経済もやや上向きになってきたところで、豚インフルエンザの流行。
とりあえず、日本からのメキシコ・ツアーが中止されるなど、
今年もまた業界は大打撃かな?!?

2009-04-25

ANZAC Day


予報に反して、スッキリ秋晴れの一日・・・
雨降りの週末が続いたので、うちを含めて、近所のあちこちから
朝に晩に芝刈り機のエンジン音が。


普通の土曜日だと思って、色々な事務処理に行こうと思ったら、
今日はANZAC Dayの祝日で、どこも休日扱いで休みだった。
土曜日なので、月曜日が振替え休日になる訳でもなく、一日祝日を損した気分。


ANZAC Dayは、毎年4月25日・・・
ustralianand ew ealand rmy orps(ANZAC)は、
第一次世界大戦で、戦った兵士を称える日。
首相が参拝して問題になる日本と違って、国民的な行事として過去の貢献を称える。

日本の教育には出て来なかった、オーストラリア戦線と日本兵の収容所。
収容所の有ったSydneyから西に200kmのカウラ(Cowra)には、
きれいな日本庭園がある・・・数ヶ月前に、「世界不思議発見」で流れてたので
見られた方も多いはず・・・そこの写真は
http://picasaweb.google.com/lovely.aki.photos/CowraNSWAUSTRALIA#slideshow


天気も良いし、芝刈りもしたし、みんな営業してないし・・・
久しぶりにマンリービーチに行って見た。
去年の引越しで、家が海岸線から離れた事は認識していたけど、
今日気が付いたら片道34km。
確か、NTTの都市間距離で東京-横浜と大阪-神戸が29kmだったから、
それ以上先まで行ったことになる。


さすがに観光地・・・観光客らしい人々も多いし、休日を楽しむ人々・・・
20℃以上あったから、ビーチには犯罪にならない程度の身体を露出した人々。。。
適度な波で海には大量のサーファーも。。。
日本で言えば、10月末の「い~まわぁ~もう~あきぃ~♪♪」で
誰も居ない海のハズなのに・・・Sydneyは全く別。

2009-04-24

家で食べてる物


午前中は、スッキリ晴れ渡って、12℃まで冷え込んでいたのに、
天気予報通りに午後からは雲が増えて来て、
やっぱり週末は雨なんだろうか?!


金曜日の晩だと言うのに、
久しぶりに7時過ぎまでオフィスに居て、
日本のサラリーマンのように・・・と思ってしまったが、
まぁ、月に1度あるかないか。
まして、就業後に飲みに行く事も無く・・・
有ったとしても、金曜の晩なんてもっての外。
もうPrivateなWeekendが始まっているのに。。。

そこで思い付いたこと。
海住の人々は、必ず一度は経験があると思う・・・
「家では日本食を食べているのか?」
What do you have at home?
Do you have Japanese foods at home?

今、あるある・・・と思われた方も多いはず。
この質問の答えが難しい。
と言うのも、日本人が思う日本食と、欧米人の知っている日本食には大きな差が有るから。
これは、全く不思議な事ではなく、知識・文化・育ちの違い。

何故こんな質問が出てくるかと言うと、背景にあるのは世界的な日本食ブーム。
でも、ブームになっている日本食は、寿司・刺身・天ぷら・・・いわゆる店頭売りで手に入るもの。
もうちょっと経験・知識があると、すき焼き・しゃぶしゃぶも含まれるが、
ここで、Yesと答えてしまうと、外食は別にして、家で毎日寿司・刺身・天ぷら・すき焼きを食べてると思われてしまう。
決して、日本食に肉じゃがや酢の物が含まれるとは思ってないのでご注意を。

だから、今使っている無難な答えは、
「頻度が違う物もあるが、日本に居る時とほぼ同じ物を食べている。」
ここで付け加えないといけないのが、
パスタやピザも普通に食べる。と言う事。。。
日本には、無いと思ってる連中も居る。

日本で、コンビニ弁当と宅配ピザを比較したら、
数百円 対 数千円で、ピザは非常に高価な料理に当たるけど、
欧米では、$10出せばLサイズのピザに、1Lのペットボトルが付いてくる。
一番簡単で安い料理。
例え、外国人が家に遊びに来ても、大枚はたいてピザでもてなそう・・・
なんて考えないように。
出費の割に感謝されないと思う。。。

同様に、多くの日本の人々は、
イタリア人は、毎日ピザとスパゲッティ、
インド人は、毎日カレー、
中国人は、毎日中華料理
を食べてると思ってるんだろうか?!

イタリア人は、本当に、前菜としてピザやパスタを食べるから、
ほぼ毎日食べると言って良いと思う。
インド人は、毎日365日カレーを食べるのはホント!
それも、1日2食以上・・・でも、日本のカレーを想像しないように。
違うスパイスの、違う具材のカレーが2~3種類食卓に並ぶ。
それに、もちろん「ナ~ン(Naan)」。 
ではなく、家庭ではフライパンで焼ける「ロティ(Roti)」が一般的。
中国人の中華料理は、ご想像にお任せしましょう・・・
中華鍋で作るのが中華料理だとしたら、毎日中華料理だろうなぁ~。

2009-04-23

微笑を失った美少年



今日は、朝から深い霧・・・秋なのに珍しい。。。
ところが、これは家の周りだけで、出勤時に2kmも走ったらスッキリ青空。


去年の9月に、三笠フーズの事故米販売がバレた時に、
被害者の1社としてニュースにも登場した熊本の美少年酒造。
美少年というネーミングからも、地酒を扱う居酒屋ではかなりポピュラーな銘柄だった。

風評被害で売上げが落ちて、かわいそうな被害者のイメージが伝わっていたのに、
3月末に、20年以上に渡る三笠フーズとの不正取引による裏金作りが発覚。
事故米事件から半年・・・被害会社を援助しようとする他社の行動もあったのに、
先週金曜日にとうとう会社更生法を申請。
資本金6000万円の企業の負債総額は約19億円らしい。

官も民も、日本は裏金作りが大流行・・・
何でそんなにヤミ金を持ちたがるんだろう?!

事故米を偽装した三笠フーヅ、ブランド牛と偽ったミートホープ、
たけのこ水煮の産地偽装のひた青果水産、等々は倒産。
雪印乳業の牛乳、不二家のシュークリーム、赤福の冷凍保存、等々の
消費期限偽装・・・倒産には至らなかったが、経営には大打撃を受けた。
食品だけでなく、耐震強度偽装、車のリコール隠ぺい、等々、
裏金だけでなく、偽装、隠ぺいのオンパレード。

消費者・取引先を騙してまでも会社の業績を上げようとする日本の大人たち。
そんな大人たちに育てられたり、そんな大人を見ながら育つ子供たち・・・
普通の子供なら、真っ直ぐ正しく育つ訳無いよなぁ~~。

2009-04-22

最近の外国為替相場


日中は青空が広がっていたのに、
午後からは再び雲が広がり・・・
夕方の週間天気予報に依ると、月曜日だけが晴れ間で
今後一週間は雨模様らしい。。。
前に、どこかで書いたような気もするけど、何で日本の天気予報にだけ
傘マークが出てくるんだろう?!
傘は天気の種類ではなく、降雨=傘が必要ではないはず。。。


日本で日本円で生活している限り、
ほとんど考慮する必要の無い外国為替(外為)・・・
円相場・ドル相場によって、ガス代・電気代・ガソリン代・・・等々に
影響が出て来るにしても、家計の収支に直接関係の無い間接的な料金変更。
輸入ワインの値段が変わったり。。。

ところが、海住の場合、海外で海外の通貨で生活をすると、
否が応でもちょっとした外為の変化が生活に直接響いてくる。
老後を日本での生活を考慮していたり、
まして、日本の住宅ローンを抱えながら、外国通貨の収入でやりくりするとなると、
毎日の為替の変化が気になって仕方が無い。

最近、日本では外為のことを「FX」と呼ぶらしいが、
ForeignExchange(FOREX)を日本風に短縮した物だと思う。
ちょっと前までは、外貨預金とも呼ばれていたのに、
日本の人々は、利子を当てにした「預金」よりも、株と同様に相場の変化(為替)を追った方が、
利益を出し易いことに気が付いたんだろうか?

去年後半の経済危機以来、世界の主な通貨の預金利率はほとんど差が無くなった。
せいぜい、年率3~4%。
ところが、米ドルが90円から100円に変わったら11%の差・・・
これが半年で動いたとしたら年率22%。
預金利子には20%の税金がかかるが、外為の利益に税金がかかることは、
よほどの大金を動かさない限り無い。
この半年間は、特に動きが大きく、中でもユーロ・円。
数ヶ月の間に、135円~115円の間を行ったり来たり。

でもまぁ、外為には元本保証がある訳でもなく、
ゲーセンやパチンコと同様のゲーム感覚で、
生活に影響の出ない範囲のお金で楽しんでください。。。

先月初めから円安に向いていたが、先週後半のユーロの下落をきっかけに、
ほとんどの通貨で再び円高に向っている。
豪ドルに特定すれば、一時の57円からやっと72円に復活した矢先に、
今日はまた67円に・・・海住にはちょっと痛い!!

2009-04-21

森林火災のその後


今日も厚い雲に覆われて、薄ら寒い一日。
木曜日には、晴れ間が戻ってくる。という今日の予報。


今年2月に発生した、Melbourne周辺の山林火災(Bushfire)
日本では滅多に報道されないAustraliaのニュースが、NHKでも取り上げられ、
直後には、見舞いのメールや電話を日本から何本かもらったが、
同じ国内で陸続きだが、明石-淡路の対岸の火事よりも影響が無い
Sydneyからは800km先の出来事。

オーストラリア赤十字の募金活動は、4月17日で終了した旨の広告が今朝の新聞に出ていた。
赤十字を通しての募金総額は、3億豪ドルを超えたそうで、今のレートで約210億円。
多いか少ないかの議論をする必要は無いと思うが、去年からの世界の経済状態を考えると、
募金をした人々も苦しい生活の中での出費だったと思う。

ニュースは、ニュースだから仕方が無いと思うが、
起こった事の報道はあるが、収まった事の報道が無い。
まさか、2月から未だに燃え続けていると思っている人は居ないと思うが、
結果的に、どれだけの広さが燃えたのか、何人の方が亡くなったのか、
被災者の方々は、どんな風に元の生活に戻ろうとしているのか。。。
最近のニュースで言えば、イタリアの地震はどうなってるんだろう?
何か、みんな「喉元過ぎれば・・・」って感じ。
その後の事は、週刊誌やxxx特集で知って下さい。って事かな??

阪神大震災を経験し、災害時の生活は思い出せるものの、
できれば思い出したくない記憶であって、天災・災害が起る度に、
思い出したくない記憶を持った人々が増えていく。

だけど、表面的なニュースだけでなく、本当の事実を知ってあげるのも、
その後の被災者援助に繋がって行くのでは?!
もう一度、振り返って見たい方々の為に。
http://www.news.com.au/gallery/0,23607,5037339-5006020,00.html
http://www.news.com.au/gallery/0,22056,5037401-5010140,00.html

山林火災の被災者は、人間だけでなく動物にも及ぶ。
http://www.news.com.au/gallery/0,22056,5038197-5010140,00.html

2009-04-20

大型ゴミ回収週間



明け方に、雨音で目が覚めるような激しい雨が降り、
一日中降ったり止んだりの湿った日。
やっぱり、昨日は無理して洗車しなければ良かった。。。


ゴミの分別・リサイクル・有料化が日々進む日本に比べ、
それほど厳しくないSydney。
ゴミの回収は、地域の自治体の仕事なので、
同じシドニーでも、住む地域によって回収方法が違う。

一般的に、日々の回収日は週に1回。
生ゴミを含めて、回収日までは各家庭のプラスティックのゴミ箱に保管する。
分別の方法は、自治体から各家庭に貸与されるゴミ箱の数による。
どこでもあるのは、
庭ゴミ・・・芝刈りや草木の剪定で出た、植物の一部や土の付いたもの。
家庭ゴミ・・・いわゆる生ゴミやリサイクルされないゴミ。
紙ゴミ・・・リサイクルされる新聞・チラシ・ダンボール等々。
ビン・缶・・・これもリサイクル対象のビール瓶・ワイン瓶・アルミ缶等々。
地域によっては、紙・瓶・缶が一つのゴミ箱になっている事もある。
家庭ゴミは毎週回収されるが、庭ゴミとリサイクルゴミは1週間おきに交互に回収。
というのが、普通のゴミ回収形態。

日常のゴミ回収に加え、大型ゴミの無料回収がある。
これには、白物電化製品やソファ、ベッド等々かなりの大きなものまで含まれるが、
車や車関係のタイヤ等は除かれる。
前住所では、自治体に回収以来の電話をすると、回収日を指定されていたが、
現住所の地域では、年に2回、4月と10月の自治体の指定日に回収してくれる。
今回の指示は、4月19日までに家の前の路肩にゴミを出して置けば
20日から24日の間に回収する。
だから、このところ家の周りの道路は、あちこちにゴミの山。

Sydneyにも、ゴミの中から宝物を探し出す人々が居るので、
あたり一面に散らかってたり無くなってたり。。。
住民からしたら楽チンなゴミの処理は、いくらでもゴミ捨て場の確保ができる大陸国の特典!!

2009-04-19

もみじマーク


昨日までと打って変わって、朝から雨が降ったり止んだり、
かなりの強風が吹き続け、体感気温もかなり低い1日だった。
午後からは、時折り青空も覗き、1ヶ月ぶりに洗車してたら急にドシャブリになり・・・
急遽ガレージ内に移動。


さて、世界中どこを見渡しても、日本にしか無いのではないかという
高齢運転者用の「もみじマーク」・・・あのデザインが発表された時から
「もみじ」ではなく「枯葉」だと言われたり前向きな話は無かった。

1997年に75歳以上を対象に導入された「もみじ」は、
2002年に70歳以上に対象を広げ、
2008年6月からは75歳以上に罰則付きの表示義務が課せられた。
その罰則強化の理由が、
「75歳以上の運転者が原因が死亡事故が10年前の1.5倍になったから」
その運転者の車の外に「もみじ」を付けて、事故が減るかぁ~?!
事故を減らすのが目的だったら、もっと別の運転者自身が運転中に自覚できる方法は無いのか??

と、思っていたら、先週金曜日に道交法再改正案が可決成立し、
70歳以上の全年齢に対して表示努力を促すだけに戻る事になった。
たった半年で元に戻す事になった今回の理由は、
「もみじの表示率が約75%まで上昇したから」
何じゃそれ?!?
事故を減らす為に罰則強化したのに、事故の事は語らずに表示率が上がったから。。。

そりゃぁそうだろう・・・
これだけ毎年寿命が延びて、高齢運転者が増えてるから、年齢別事故率は上がる。
特に、今75歳の人は、昭和一桁生まれの人々・・・日本に車が普及し始めて30~40歳で運転免許を取った。
その10年前と言えば、大正生まれの人々・・・車が普及し始めた頃は定年間近でほとんど運転免許なんて持って無かったのでは。。。
だから、10年前と比べれば、75歳以上の運転者は50%以上増えているハズ。
そりゃぁそうだろう・・・
罰金が課せられて、反則点が付けられるとなれば、普通の人はみんな付けるだろう。
単なる金銭的な締め付けで表示率が上がったのなら、努力義務に戻ればまた下がるだろうし。。。
作ってしまったけど売れない「もみじマーク」の在庫処分をする為に、業者の思惑入っていたと感じてしまうような。
2年間の限定割引で特需が有り、作っても売れなかったETC機器の在庫一掃ができたのと同じような。

その上、「もみじマーク」のデザイン変更の検討委員会も作られているとか・・・
何で、日本はこんなにチグハグな事をし続けるんだろう。。。

どこの国も高齢運転者が増えているのは事実・・・
車に何かを貼り付けるより、免許更新時の適性検査強化の方が効果的なのでは?!
Australiaには、大量の高齢運転者が居るが、車の運転は生活必需品。
高齢者よりも若年層・初心者層の教育・事故防止に力を入れている。
ダブル・デメリットの事は4月8日に書いたが、Australiaの免許制度は、また近いうちに。

2009-04-18

日本車購入





朝からキレイな秋晴れ。
週末はゆっくり寝るハズだったのに、オウムが悲鳴をあげるような鳴き方をして起こされる。
その上、今日は大きな買い物を予定する勝負の日!


うちのガレージには、今2台の欧州車が・・・
1年目前のB社製と6年半のO車製。
日本車同様、ほとんどトラブル無く走って来たが、
6年半経つとさすがに小さな異音がしたり気になるところが出て来たので、
路上で止まってしまう前に換えてしまおうかと思うようになった。
どうせ換えるなら、日本人として、困窮してる日本のメーカーを助けようか。。。
今日は、日本のT社・M社・S社あたりを巡ることにした。

結論から言うと、まず家から一番近いT社のディーラーに行って、
1時間半のネゴの末に決めてしまった。
値段の折り合いさえ付けば、1番良いと思ってたのでマズマズの結果。
ちょっと長くなるけど、簡単にそのSuccess Storyを。。。

ショウルームに入って、最初に近寄ってきたSales Ladyは、
アジア系の顔立ちをしてて、話を進めていくとスリランカ人だと分かった。
今は日本車を売っているのに、数年前まではスリランカ航空のCAをしてたそうで、
日本にも度々行ったと言っていたが、当然仕事上ホテルは成田空港近くなので
行ったの成田だけだけど、成田はキレイな所だと感激していた。
成田は東京じゃないんだよ・・・と念を押しておいたけど。。。
だけど、日本でCAから新車セールスに転職なんて、有り得ないよなぁ~


まずは、下取り車・・・
話を分かり易くする為に、1ドル=100円で進めます。
1400cc、6年半、4万5千キロ、オートマ、擦り傷凹み有り。
日本だと5~6万円からスタートで、新車の値引きを入れて結局15万円。
というのが一般的な状況だと思う。

基本的に、Australiaの中古車需要は多いし、市場も大きいので下取り価格も日本より高い。
同年式、同モデルの市場価格を調べたら、下取りで45~55万円。個人売買で50~65万円。
走行距離はAustraliaの標準には程遠く少ないけど、凹んでるしなぁ~

にも係わらず、最初に出て来た数字が新車の値引き込みで75万円。
下取り車+150万円ポッキリで買い換えられると。。。
正直言って、下取り60万に値引き10万あったら、手を打っても良いと思って出かけてた。
でもまぁ、最初からそれだけ出してくれるんなら、そこがスタートラインで、これからが腕の見せどころ。

とりあえず、他社回って午後からまた来る。
と言ったのに、買うまで帰してくれそうにない雰囲気・・・ある意味、こっちの思うつぼ。。。
オプションで付けたい物は無いか? 
いくらなら買ってくれるか言ってくれ。自分の権限では無理だから、ボスに掛け合って来るから。
じゃぁ、6万5千円分のオプション付けて、140万円ポッキリだったら。
イヤな顔をしながらも、ボスのところに行って、数分後に帰って来た答えは144万円なら。

また、他社回って午後から来るわ・・・と言っても、
下取り車の査定をするのに持って行ったキーを返してくれない。
そうこうしているうちに、ボスが見かねて出て来た・・・これが限界の言い訳をしに。

実は、選んだ色のストックは無く、5月に1台、6月に1台しかAustraliaに入って来ない。
それも他社のオーダーで、自社のオーダーとの交換をして、ブリスベンから1000キロ陸送が必要・・・・と。
だから費用がかさむ・・・だけど、それは売る側の都合。
最終的に、半分助けてくれ。 と言われて妥協してしまった・・・142万円。
下取り車が、値引込で89万5千円になった。最悪70万円で出かけた事を考えたら大成功!

そもそも、Australia新車の納期・販売方法は、今の日本ではとても想像できない。
欧州車はもちろん、一部の車種を除いてほとんどの日本車も輸入。
新車を買いに行っても、自分の希望のグレード、色、オプションが全て揃う事は滅多に無い。
当然、オーダーから海路遥々地の果てオーストラリア大陸に来るまで数ヶ月かかる。
その為、顧客はディーラーがあらかじめオーダーしてストックしてるリストから選ぶ。
ショウルームの展示車が自分の希望に一番近ければ、それを買うしかない。
要は、靴や洋服を買うようなもの。
マネキンが着てる最後の1枚を脱がして買うようなもの。

その上、同じ左側通行の国同志なのに、日本仕様の日本車と、Australia仕様の日本車は、
似て非なる物。
日本で標準装備されてる最新装備は、Australia仕様にはほとんど無い。
日本人が最新と思わないような、Auto A/C、KeylessEntry、CVT、GPS等々
だから、同モデルの価格比較をしても時間のムダです!!

2009-04-17

Sydneyの大気汚染


今日も秋晴れの1日・・・
しかし、朝晩の冷え込みは、さすがに秋。
2月・3月の気温とは全く違う。


昨日の朝出社した時に、良く晴れた日の割にCityが霞んでると思ってた。
港町、海洋に面してるので濃い霧がかかることは年に何回かあるが、
昨日の場合は、霧よりも濃い色が付いていた。

今朝のニュースによると、昨日から南西の強い風が吹き、
大陸内部からの「埃」がSydney一帯に流れ込み、
Sydneyの「Poor Air Quality」について、
NSW州の厚生部と環境部から、人体の健康に関する注意報が出ていた。
過去7年間で、こんな注意報が出た記憶が無いが、
初めての状況なのか、単に個人的に見落としていただけなのか?!

日本で言えば、春先に中国から飛んでくる黄砂現象のようなもの。
Sydneyでは、Dust=埃と言っているが、まぁ砂も混じって飛んでるはず。
良く考えたら、車や家屋に積もって迷惑なのはもちろんだが、
黄砂の混じった空気を吸って健康に害は無いんだろうか?
黄砂は、火山灰と同様に迷惑者だけど、公害として扱われてないが。。。
アスベストのように、後々、肺の病気の原因にならなければいいけど。


大気汚染と言えば、ASEAN諸国や中国・インドと言った国々。
例えば、インドネシアでは、
家庭ゴミを庭先の焚き火で焼却する。
これは、低温焼却でダイオキシンの発生が考えられる。
毎年、大々的な焼畑が行われ、大量の煙が航空機の運行に支障をきたしたり、
その煙の大部分がマレーシアに流されて公害になっている。
6年前までは、ガソリンは全て有鉛・・・日本では70年代後半に姿を消したはず。
その上、老朽化した整備不良の車両も多く、工場の煙・車の排気ガスによる
本当の大気汚染公害が広まっている。
アパートの22階に住んでいたが、朝起きて外をみると濁った空気の層が下に溜まっていた。
遠くに見えるビル群も上層階だけ見えたり。

日本の都会の空気は、ここ数十年できれいになってきたが、
Australiaの場合は、移住による人口増加も続いてるし、
干ばつで大陸の砂漠化も進んでるし、この「埃空気」の日も増えるのかも。

2009-04-16

北半球vs南半球


再び朝からスッキリ晴れ渡った木曜日・・・
ただ、昨日までとの違いは気温の低さ。。。
昼間は24~25℃予報でも、朝は15℃しかない。。。


日本の皆さんが、
スギやヒノキの花粉症、桜の開花や花見の話をしている頃、
毎年Australiaで起っている事と言えば、
夏時間が終わり標準時に、そして木々が紅葉を始めて秋の到来。。。

9年間の義務教育と3年間の高校教育・・・
ひょっとしたら、4年間の大学教育を受けた日本の人々にとって、
ある意味、一般常識の部類に入るはずだけど、

地球を東西に見た場合、
だいたい経度15度ごとに、1時間の時差が発生する。
地球を南北に見た場合、
赤道の北側と南側・・・いわゆる北半球と南半球では
6ヶ月の季差が存在する。
日本が春から夏に向う頃、Australiaは秋から冬に向かう。
ここまでは99%の人が、大雑把に理解してくれていると思う。

この違いが、どのくらい日々の生活に影響するか、
掘下げていくと、どれだけの人々が認識しているか・・・
個人的には、ちょっと不安。。。

まず、「南国」という日本語は、暖かい・暑い国を想像させるが、
Australiaの南には南極しかなく、「南国」も「南風」も
「南」が付く言葉は、全て涼しい・冷たい状態を表す。

日本の不動産広告で、「南向き」と言うのは、
「日当たり良好」を意味するが、Australiaでは間逆・・・
北向き住宅が日当り良好。
後で説明するが、これは北半球・南半球では区切れない、
日本とAustraliaの違い。

昔々、義務教育の頃に、北半球の排水口に流れ込む水は左巻き、
南半球は右巻き。ということを聞いた事はあるが、
未だかつて、自分の目で確認したことは無い。

南北どちら向きの家の日当りが良いか、
北半球・南半球では区切れないと言ったが、
それは地球の傾きによる回帰線が考慮の基本になる。

日本での春分の日が過ぎて約1ヶ月・・・
太陽は赤道の北側、北回帰線までの約1/3の所に居るハズ。
だから、Austriliaの夏時間も終了し、
日暮れの時間も8時半から5時半くらいに変わって来ている。
これは、唯一地球の太陽に対する傾きに依る。

さて、赤道と南回帰線の間に位置するIndonesiaのJakarta。
ここで、どんな事象が起るかは、日本に住む皆さんの想定を超えてると思う。
まず、家の日当り・・・
北向きが良いのか、南向きが良いのか。
いわゆる夏場は南から日が差し、冬場は北から日が差す。
結論から言えば、年間を通して北側に太陽が居る事が多いが、
南側に来る事もあるんで、個人的にはどっちでもいいかな。。。

日本で車を運転している限り、車内に陽射しが入るのは
年間を通して、南東・南・南西・・・といった南側の一方からのみ。
ところが、Jakartaでは、家と同じで北からも南からも陽が差す事もあれば、
年に2回、本当に真上に来る事がある・・・するとどうなるか?!
自家用車の全ての窓から一度に陽射しが入る。
逆に、バスなどの箱型の垂直窓には一切陽射しが入らない。
この状況は、日本に居る限り、日本で想像する限り、学校教育だけでは
ほとんどの人が思い付かない事じゃないかな?!

2009-04-15

秋休み真盛り


今日は朝から、抜けるような青空。どころか、
抜けてしまった、Sydney Blueの青空。
最高気温予報も27℃だったので、出勤も久しぶりに半袖復活。
出勤時も20℃あったし、退社時も23℃あって。。。


という、絶好の行楽日和の今日・・・
実は、先週末のイースターの連休から、学校は2週間の秋休み中。
Australiaの学校制度は、1月始まりの4学期制。
X‘mas前から1ヶ月以上続く夏休みを除き、
各季の2週間の休みには、必ず祝日が含まれる。

いわゆるSchool Holiday期間中、いつも感じるのは車の交通量。
基本的に、学校への送り迎えは親の責任で、School Busもあるが
大部分の親は自分の車で送迎する。
だから、登下校時の車の量はとんでもなく多い。
朝9時前後と夕方4時頃は、学校の周りを走るもんではない。

その混雑を避ける為に、みんな朝早くから出勤の為に走り始める。
朝7時半~9時までは、その前後の時間帯の倍かかる。
例えば、朝8時に家を出ると、会社に着くまで
先週までは50分かかっていたのに、
今日は7時に出たのと同様のたった30分。

この車の減り方は、単に学校の送迎が無いだけでなく、
親自身が仕事を休んでるからに他ならない。。。
日本でも、GWとお盆と年末年始に、
サラリーマンが集中して休んで移動するのと同じようだが、
大きな違いは、日本が会社休日に休んでるのに対して、
ここでは、休暇をとって休んでいる。

もっと、考察を深めると、
ほとんどの家庭が共働きで、
12歳以下(小学生)の子供だけを家に残すのは違法なので、
少なくとも片親は仕事を休んで家に居ないといけない。

こんな、家庭・子供中心のルールは、
これから20年経っても日本では定着しないだろうなぁ~~。
何はともあれ、この2週間の通勤天国を満喫せねば!!

2009-04-14

停電の後遺症


雨上がりの朝は、18~19℃あって生温い・・・
日中は太陽も顔を出し、かなり気温も上がったような。。。
でも、ジムを終えて会社を出た7時半には、
大粒の雨がボタボタと落ちて来ていたが、
家に着く頃にはそれも上がって単なる曇り空。
だけど、先週に比べたら気温も上がって過ごし易い。


11日(土)の晩に起こった停電・・・
その様子は12日の投稿に書いた通り。。。

そこで書いたHDDレコーダー。
もちろん、今朝になっても死んだまま・・・
動こうともせず、停電時に再生中だったDVDを吐き出そうともせず。。。

何故この録画機器に拘るかと言うと、
Sydneyでは、月~土の1日3回、NHKニュースが放送されている。
インターネット経由で、ラジオやテレビよりニュースが手短に見れる時代になっても、
やはり、動画と解説がキレイな画像で流れ、日本でどのように報道されてるかを知るには
テレビの方が分かり易い。

10年前には、VideoTapeで始めて、毎日テープの巻き戻し・再生が必要だった。
それが、段々進化してDVDになり、3日に1回くらいの消去作業が必要。
そして、HDDになって1ヶ月は放って置いても録画し続けてくれる。
数週間の出張で家を空けても、日本のニュースを振り返る事ができる。

連休明けの今朝、意識的に遅刻し修理屋さんに持って行った。
この手の機器は、名も知れない安売りのメーカーではなく、
ちゃんと日本のS社製なんだけど、日本とはサービスレベルが格段に違う。
とりあえず、検査料で55ドル取られ・・・
修理代がいくらになるかは、1週間から10日以内に電話する。と・・・
と言う事は、修理はその先。。。。

そもそも、このHDDレコーダーがうちに来たのは約2年前。
新品のDVDレコーダーを買って10ヶ月で、ディスクトレイが出て来なくなった。
無償修理で10日経って返って来たが、今度は出たままになってしまい。。。
いつまで経っても、出たままだったり、出なくなったり、
半年の間に、5回の入退院を繰返し、最後は無償製品交換になった。

と言う事で、買わずしてHDDレコーダーが手に入ったが、
日本では、この手の機器が、1年や2年で修理が必要なんてあり得ない状況。
それも、有名S社製品で・・・修理経過は、またいずれ。。。

2009-04-13

非常事態の仏教国


イースター連休最終日は、昼過ぎから本格的な雨。
もともと、雨に慣れてないAustralia人は、雨の日の運転が下手・・・
と言うと聞こえが悪いから、必要以上に慎重になってゆっくり走る。
にも係わらず事故が増える。
今晩の高速道路は混んでるだろうなぁ~
日本のように20キロ、50キロなんて渋滞は、大きな事故でも無い限り起きないけど。



平穏な日本やAustraliaと違って、先週からThaiがまたまた物騒な状態に。。。
10年前までは、イスラムの血が入ったIndonesia、Malaysia、Philippinesと比べて、
仏教の教え守る王国は、ASEANの国々の中でも一番「おとなしい」とされていた。

Thaiに行った事ある人、Thai航空を使った事のある人は分かると思うが、
挨拶の時には合掌して拝まれてしまう。
数年前に、最近の若者が日頃合掌をしなくなったという記事を見た事がある。
背景にあるのが、宗教離れなのか、国王離れなのか分からないが、
日本のように、欧米化が起因しているのかも。。。

Bangkok国際空港の占拠と言い、先週のPatayaのASEAN会議の妨害と言い、
世界に目を向けさせるには非常に大きな行動だったと思うけど、
会議を中断に追い込み、各国のVIPをヘリで非難させてしまった事で、
インパクトは大きくても、悪い印象しか残らなかったのでは?!

こんな大きな会議を大失敗させられた、面子を潰された現アビシット首相も、
非常事態を宣言して、「赤シャツ帯」と真っ向勝負に出てるし、
当分はThaiを経由しない方が安全かな・・・
やっと、Thai航空の旅客も戻って来たところなのに。。。


Thaiのみならず、Singaporeを除く他のASEAN諸国の場合は、ある意味、
国民が自分の生活を良くする為に、政治・政治家に期待を寄せているからこそ、
大きなリスクを冒してまでも自分の支持者を応援する訳で、
日本では、「麻生派の国民」と「小沢派の国民」が路上でぶつかりあって、
機動隊が出動!!
なんて事は、20年経っても、50年経っても、起らないような気がする。
やっぱり、みんな政治には無頓着なのか?!

2009-04-12

停電の夜


目が覚めた時は、またまた曇り空かぁ~
と思ったイースターも、時間が経つと共に青空が広がって、
秋の行楽日和真盛り。
夕方の散歩では、知らない秋の花が花盛り。。。


昨日の投稿を完了した直後の9時46分、
ひゅ~~~んと言う家中の機器の悲鳴と共に、
家中の電化製品ならびに照明が稼動を休止。

久しぶりに、土曜の夜の活動中の停電。
先週はCityで大停電が2回起っているが、
自分の生活にまで及ぶとは・・・
日本では死語になっているかも知れない「停電」。
シドニーでは、年に5~6回は起る。
ちょっと、大きな雷雨の日は停電の確立が高い。

昨夜は、家の周りでは雷雨は無かったが。。。
ちょうど、DVDを見ながらPCを触ってた時で、
家中の灯かりは、NotePCの画面の明かりだけ。
手元に有った携帯電話の画面の明かりで懐中電灯を探しに行き。。。

懐中電灯があっても、何もする事が無い。。。
椅子に座ってるうちに、暗闇で寝てしまい、気が付いたら12時前。
だけど、電気の復旧はしてない。
もう寝るしか無いと思って寝た。
何と言っても、4連休中の夜中・・・早期の復旧は望めない。

その前に、復旧した時に電灯が点きっ放しにならないように
点いていたと思われるスイッチは全部消して・・・
ここで、Australiaの電灯スイッチは、100%下向きがOnなので
どっちになってるか分かり易い。

全部消して寝たはずなのに、
夜中に話し声で目が覚めたら、テレビが点いていた。
それが、午前2時半・・・どれだけ点いていたのか。

朝起きて、熱帯魚の水槽の照明用タイマーを見たら、
2時間45分遅れてたから、停電期間はその間。

一番不安だった冷蔵庫は、無事に稼動中!!
ところが、HDDレコーダーが死んだまま・・・DVDも1枚入ったまま。
これまた修理に出さなくては。。。
電力会社が補償してくれる訳でもなく、またまた新たな出費と
不便な日々の始まり。。。

日本では、停電を知らない子供達も、電化製品の修理経験の無い人も
いっぱい居るんだろうなぁ~!!

2009-04-11

追加経済対策



イースター連休の中日・・・天気は朝からドンヨリ曇り、
昼過ぎにパラパラっと雨が降った一日だったが、
遠出をせずに近所の公園で過ごす家族の姿が。。。
日本では、ゆとり教育だとか、ゆとり教育の失敗だとか、
子供達が振り回されているが、
こんな芝生でノビノビゆったりという生活は起らないんだろうなぁ~


そんなゆとりの無い日本経済・・・なのに15兆円の経済対策。
表題は15兆円でも、事業費は57兆円近くになるという。。。
新年度予算が決まり、新年度が始まったその月に、
いわゆる補正予算??
二度デマをせずに、最初から盛り込んでおけよ!!

まして、経済対策と言いながら、建設国債・赤字国債という名の
借金を10~11兆円追加する予定。
700兆円近い積もり積もった借金・国債からすれば微々たるものかも知れないけど、
もうちょっと借金を減らす事を考えたら?

民間企業なら、お金を使う時には、必ずROI(Return Of Investment)
費用対効果を計算する。
なのに、今の日本国は、良くなる為という抽象的な理由で湯水の如く税金を使う。

例えば、東京外環道・・・
こんな40年前に計画された道路を今さら。。。
首都高の渋滞を見たら、必要性は当時から十分納得できたのに、
今から始めて、建設費が1億円/km。工期が10年。
10年先の物価がどうなってるか分からないし、交通量さえ分からないけど、
5年先あたりに、予想と違ったって言ってるんだろうなぁ。

アメリカが力を注ぐ、パキスタン支援の為にも、10億ドル=1000億円の援助を
確約させられようとしているし、
沖縄の普天間基地移設費用も払わされようとしてるし、
自国で自国を守れない日本としては、金に頼って誰かに助けてもらわないといけないのは確か、
でも、それをどこでどう決着させるかは、日本政府の腕の見せどころ・・・のハズ。

2009-04-10

再びETC割引


ちょっと雲が出てたけど、まぁまぁの秋の行楽日和・・・
家の周りは、みんな何処かへ出かけてしまったのか、静まりかえっていた。
夕方、近所の公園に行ってみたら、芝生の上で多くの家族連れ、子供連れが戯れてたけど。。。
この秋の夕焼けを見る限り、明日も天気は良さそう。。。



やっぱり気になる日本のETC割引・・・本来の目的はどこにあるんだろう。
一見すると、国民・自家用車運転者の為の制度のように見えるが、
皮を1枚ではなく、2枚3枚とめくっていくと、誰か特定の人々の為の制度じゃないかと思えてくる。

日本の報道で取り上げられて、目立ってしまっている、「週末1000円均一」
もちろん、東京・大阪近郊区間は対象外だったり、今月末まで両端を請求されたりと
仕組みの複雑さも報道されている。

だけど、ほとんど報道されていない「平日割引」。知ってますか??
なぜ報道されないのか分からないけど、週末以上に大きな割引。
    0時~ 4時  5割引(深夜割引)
    4時~ 6時  3割引(平日夜間割引)
    6時~ 9時  5割引(通勤割引)
    9時~17時  3割引(平日昼間割引)
   17時~20時  5割引(通勤割引)
   20時~24時  3割引(平日夜間割引)
言ってみれば、ETC車載器を取り付ければ、いつ走っても今までより30%は安い。
もっと言えば、この時間帯。
普通、利用の多い期間は割高にするのが一般的なのに、通勤時間帯の割引率が高い。
地方で、通勤に車を使ってる人々に、もっと高速道路を使ってもらおう。という仕組み。

もし、これが、高速道路会社の判断で、企業努力により割引します。
と言うのであれば、全く疑念の余地が無いが、運営会社の方針に全く関係無く、
政治的判断で行われているから腹立たしい。

一番得をしているのは、高速道路会社。
何の努力もせずに通行量を増やし、通行料収入が増える。
通行量が増えても、料金割引されてるから収入が増えるかどうか?
と思ってる人は、騙されている多くの被害者の一人。
今回の割引分は、全て税金から補填されるから、通行量が増えた分は丸儲け。

ETC車載器メーカー。
今回の「特需」でどれだけの利益があったのか調べきってないが、
この器械が車と一体化してしまっているのがミソ!
車の買い替えをすると、このETC車載器も買い替え対象になる。
一度付けたら、次の車にも付けてしまうだろうし。。。

一見したら得をしているように見える「マイカードライバー」
車載器が2~3万円。取り付け料が1万円くらい。
たまたま、「週末1000円均一」につられて取り付けた人も多いでしょうが、
現在設定されてる2年間で、4万円近くの通行料を回収できるんだろうか?
毎週末出かけるなら別だが、走った分だけガソリン代も必要になるし、
日本の場合は、走行距離の多い車の下取り価格はガクっと落ちるし、
走って高速道路料金を節約した分くらいは、簡単に下取りで落とされる。

一番損をしてるのは、車を持たない納税者。
国が多額の借金を抱えながらも、せっかく納めた税金が高速道路会社に流れて行く!!

一体、誰が誰の為に作った制度なんだろう?!?

2009-04-09

イースター


今日もスッキリ快晴・・・秋の空。
気温も昨日より若干高めで24~25℃。


日本ではあまり馴染みの無いイースター。
だったけど、最近の状況は良く知らず。
X‘mas同様に、ウサギやタマゴ型の商品を店頭並べて
企業中心のお祝いをしてるんだろうか?!
日本語で復活祭と言う通り、キリストが復活した事を祝うらしい。

国によって祝日の取り方は違うが、
Sydneyでは、Good Friday と Easter Monday で毎年4連休。
基本的に、イースターは日曜日。だけど、3月にあったり4月にあったり。。。
決め方は、春分の日(南半球では秋分の日)以降の最初の満月の週の日曜日。
カレンダー屋さんが調べて赤丸を付けてくれたら、それを信じて従うしかない!!

X‘masと同様に大きなイベントなので、
明日、金曜日は、Australiaではスーパーマーケットも全店休業・・・
Australiaで読んで頂いてる方々・・・明日は、WoolworthsもColesも休みですよ!!
と言っても、もうほとんどの店が今日の営業を終えてるから、
今、気が付いても手遅れ。明日は、冷蔵庫に残ってる物で。。。
土曜日は、通常営業だけど、日・月は限られた店だけ営業・・・元旦と同じ。

タマゴは、キリストがタマゴの殻を破って復活したとか、生命の起源だからとか。。。
ウサギは、子沢山の象徴らしいが、だったらネズミでもハムスターでも?!
それと、Australiaでは、Hot Cross Bunという表面に十字架の付いたパンを食べる。
うちの会社では、毎年イースター前の「今日」、午前中に食べさせてくれる。
今日から、投稿に写真も入れてみようかと。。。

2009-04-08

ダブル・デメリット

今日は1日絶好の行楽日和・・・
でも、オフィスで時間を潰してしまって何のメリットも無し。
朝晩は12~13℃でちょっと冷えるけど、昼間は22~23℃で気持ち良い。


Australia在住経験の無い人々には馴染みの無い言葉かも知れないけど、
明日から月曜まで「Double Demerit」適用期間。
まずは何かと言うと・・・
金曜日から月曜日までイースターの4連休。
X‘masと同様に、金曜日はスーパーマーケット全店閉店。
日・月曜も一部の店舗しか開かない。
そんな中で、スピード違反・シートベルト着用・ヘルメット着用の3つの違反について、
反則点が2倍になる。
要は、連休でレジャーの車も増えるし、長距離ドライブも増えるし、
事故を減らす為に交通ルールを守らすのが目的。

連休は金曜日からなのに、このダブル・デメリットは木曜日から始まる・・・
これもちょっと日本の意識と違うかも知れないが、
みんな連休の前日から移動を始めるから・・・
オーストラリアで読んでもらっている皆さん、NSWではあと2時間でスタートです!!

もうちょっと掘り下げてみると、
日本では、免停まで6点で最後の違反から1年間無違反でいると違反点数が消えるが、
Australiaでは、免停まで12点あるが過去3年間の違反点数で計算する。
無事故無違反者が12点に達してしまった場合、すぐに免停にはならず、
1年間の「良い子期間」に2点以内の違反で居れば免停は執行されない。
逆に、良い子で居れなかった場合は、免停期間が2倍になる。

現時点では、10キロオーバーの違反でも3点付加される。
ダブルデメリットだと6点で、3年間に2回したら免停。
シートベルトも、車内の違反者の一人ずつに加点されるので、
日本のように1回何点ではないから、ポイントが貯まり易い!!
10キロオーバー以内の違反は、3点から1点に変わる事が決まったが、
今週末はまだ従来の点数を適用・・・オーストラリアの人、ご注意を!!

2009-04-07

こんな日々の繰返し

朝晩は冷え込んでも、昼間はすっきり秋空のSydney。
でも、明日はまた雷雨予報。。。



このブログを始めて2ヶ月余り・・・
毎日複数の方々に見てもらってるようなので、うれしい限りです。
プロファイルには、ほとんど何も書いてないし、
面識の有る方も無い方も、毎日毎日グチグチと・・・
一体何をしてるんだと思われる頃でしょう。。。


IT関係の仕事をしてますが、アメリカとスイスとオーストラリアで
24時間サポートしているので、夏時間・冬時間の導入もそれぞれ違うし、
勤務時間は、グリニッジ標準時が基本。
具体的には、冬時間は9時~18時、夏時間は10時~19時。

通勤はもちろん車で、片道17kmを30~50分で。
9時に出社するのは、朝の渋滞の真っ只中で1時間近くかかる事も珍しくないので、
7時過ぎには家を出て、7時半頃にはオフィスに到着。
通勤時間も短いし、朝からイライラしなくて良いし、心身共に早起きは徳!!

日本のサラリーマン(シドニーの日本企業を含む)には想像できない世界でしょうが、
余程の事が無い限り、毎日午後6時には開放される。
しかし、この時間に帰ると、またまた大渋滞の中。

幸い福利厚生も充実してて、社内のジムとプールが無料で使えるから、
6時過ぎから1時間くらい、汗をかいてシャワーで流して時間を潰す。
そうすると、車の量は減って、運転する時間も短いし、
何より、8時前に家に着いた瞬間からビールが飲める!

生憎、この朝7時から晩8時までのサイクルが、ほとんど毎日続く。
日本と違って、就業後に何処かへ繰り出すと言う事はまず無い。
もちろん社内は「ビジネスカジュアル」でスーツもネクタイも不必要。
夜の飲み代も不要・・・心身だけでなく、家計にも優しい毎日!!

雰囲気だけは理解してもらえたかな?!

2009-04-06

感謝できない社会

今日のSydneyは、朝方まで雨が残ってたけど、
午後からは秋らしい天気に・・・
でも、夏時間が終って、午後6時には真っ暗になってしまい、
毎年の事だけど、なんだか寂しい気分。


このタイトルを不思議に思われた方々も居るのでは・・・
先月日本に行って気が付いたことは、
日本人って何でどんな場面でも謝るんだろう?!?

コンビニのレジでもレストランでも、「すいません、お待たせしました」
英語だったら、「Thank You For Waiting」なんだよなぁ。。。
英語圏では、いつも相手に対する感謝の気持ち。
だけど、日本(日本語)では、相手の要望を満足できない自分を謝罪する。

スーパーやコンビニのレジで、キャッシャーは「ありがとうございました」
と言うけど、99.9%の顧客は無言で立ち去るよなぁ。
にもかかわらず、海外旅行に行ったほとんどの日本人は、
同じ場面で「Thank You」と言うのに。。。


歴史的な言語的な理由もあるんだろうけど、日本の「サービス」の要求が度を越してしまい、
顧客側の気を損なわない為には、まず謝ってしまう。と言うのが鉄則になってしまってるのでは。
例えば、電車は定時に走る。電気は停電無く供給される。電化製品は壊れない。等々。
国民の要求を満たす為に、企業はあらゆる手段でサービス向上してきた。
でも、その反面、顧客が強くなり、顧客側から
  電車を定時に走らす為に努力してくれてありがとう。
  毎日電気を供給してくれてありがとう。
  壊れた電化製品を修理してくれてありがとう。
と言うことは無くなった。
有るのは、その期待したサービスレベルに達しなかった時の怒りだけ。


ずっと以前から、日本と欧米の教育の違いとして、
「叱る教育」と「褒める教育」が言われてるけど、確かに欧米では
そんなに褒める事かと感じるほど子供を褒め倒す。。。
褒められて育つと、大人になっても他人を褒める事が当たり前になるんだろう。


先週、人事の研修があった。
そこで指摘されたことは、Rewardの欠落。
日本人として、欧米人相手に一番難しい部分。
できて当たり前。と思う事でも、できたら何かの見返りを与える。
日本だったら、一晩飲みに連れて行って・・・で終る事が、
公の場での謝辞や物品が必要となる。

サービスの行き届いた日本で暮す事は、何も考えずに生活できて幸せな反面、
他人を思いやる心がどんどん消えてしまってるのか!?
日本で車を運転してても、自分あるのみで、譲り合いなんて一切感じられないもんなぁ~。

2009-04-05

ミサイルか衛星か

先週の日曜日にSydneyに帰って以来、
ほぼ1週間続いた雨模様も、やっと終って秋晴れの空が戻ってきた。
今日未明に夏時間も終って、名実共に秋の始まり。。。


予告2日目に北朝鮮が「飛翔体」を発射。
最近のニュースには、今まで聞いた事も無かった単語が突然使われる事がある。
今回の「飛翔体」も、日本語特有の曖昧さを残す為に、
「ミサイル」とも「人工衛星」とも「ロケット」とも言わなかったんだと思う。

この一週間、日本もアメリカも発射に備えた準備作業を進め、
最悪の時には撃ち落すと。。。
最終的に、日本の領土に落下物も無く、撃ち落す必要が無かったので
良かったとしか言いようがないが、
もし、本当に落ちて来て、日本で初めてパトリオットを撃って、
外してしまったら防衛力の弱さを露呈するだけだった。
そういう意味でも、無事に日本を越えてくれて良かった!


その反面、複数のイージス艦を出し、偵察機を飛ばして「飛翔体」の行方を追うはずだったのに・・・
1段目は日本海、2段目は太平洋に落ちたとまでは聞いたが、
発射から10時間経つ今になっても、先端が何処に行ってしまったのかの報道が無い。
コントロールされないまま大気圏外に出てしまったのか?!
どこかの地球の表面に落ちて来たのか?!
それが、北朝鮮の主張する人工衛星だったのかどうかの判断の基本になると思う。

これだけ準備して、何十・何百の偵察衛星が飛んでいて、
見逃しているハズはないと思うので、最終結果がすぐに発表できないような
予期してない事態だったのか?!

情報とは、正しくタイムリーに発信されないと、思わぬ憶測が憶測を産む。。。

2009-04-04

1年で一番長い夜

やっと雨が上がって、時おり青空の覗いた土曜日。
だけど、朝から南風ピィ~プゥ~で、冷たい風が体感温度を下げた一日。


さて、例年より約2週間延びたNSW州の夏時間も今晩で終了。
日本では信じられないけど、この「州」と言う制度は、
時間の変更をいつにするかも州の決定事項。
だから、Australiaの国内でも、夏時間を使う州が有ったり無かったり、
時間の変更も他の州より1週間早かったり遅かったり、
この時期に州間の移動をすると、その認知だけでも大変・・・
日本も道州制を目指すグループがあったり、夏時間導入を目指す活動があるらしいが、
こんな事まで考えてるんだろうか??

現時点で日本に導入されてない制度だから、日本語名は「夏時間」「冬時間」と言われているし、
英語でも「Summer Time」「Winter Time」と言うと思ってる人も多いと思うが、
これは全くの誤り・・・欧米人に「Summer Time」というと、多くの場合、「夏の間」と思われるだろう。。。
英語で正式には、「Standard Time」と「Daylight Saving Time(DST)」。
日本語にしたら、「標準時間」と「日照有効利用時間」。
普段の英会話では、「DST」で通じるし、それが普通の言い回し。

そこで、今晩何が起って時間が変わるのか?
基本的に、人々の行動が1番少ないと思われる、日曜日の午前2~3時が使われて変更される。
今晩(明朝)のように、標準時に戻る場合は、午前2時59分の1分後が午前2時になる。
だから、公共交通機関等は、この2~3時の間に発着が起きないようにしている。
家中の時計を、寝る前に変えるか、起きてから変えるかは各自の自由だけど、
夜更かししたい人は、寝る前に1時間戻せば、午前0時もまだ11時と思える。
朝寝をしたい人は、起きてから1時間戻せば、朝10時まで寝てしまったと思ってもまだ9時。


ちなみに、夏時間の始まる夜は、午前1時59分の1分後に午前3時が来る。
日本での夏時間の導入の話もあるようだが、日本ではメリットがあるんだろうか?
コンビニ、映画館、ボーリング場、ジム、ゴルフ練習場、カラオケ、ネットカフェ、
何もかもが24時間ベースで活動してるなか電力の消費量が変わるとも思えないし、
サラリーマンが明るいうちからオフィスを離れるとも思えず。。。
強いて言えば、塾帰りの子供たちが明るい内に家に帰れるかな?!
明るくなったら、その分塾の授業時間が延びるんだろうなぁ。。。
と言う事で、個人的には日本のDSTにメリットは感じない。。。

2009-04-03

変な日本語

午後から5日ぶりに、雨雲の無い青空が広がってきたが、
まだ明日まではシャワーの予報。
日曜日には本格的に回復するらしいけど。。。

この週末は、夏時間から冬時間に・・・
来週末は、イースターで4連休だから、
明日から2日休み、4日出勤、4日休み、4日出勤、2日休み・・・
と、暫くは4日サイクルになる。。。


言語と言うのは、時間と共に変化して行くもの・・・
に間違いは無いし許容できる範囲だけど、
海外に住んで、日々の変化を体感できない者にとって、
NHKニュースやメールで聞く・読む日本語が、
現在の母国語の姿を本当に反映してるのかどうか不安になることがある。

日本以外の他の国に行く場合は、Visitorとして扱ってくれるから
変な言動があっても許してもらえるが、日本の場合は、そう簡単では無い。
変な事をすると、「日本人のくせに・・・」と見られてるのは明らか。

電車の女性専用車の事を聞いてはいたが、
いざ現地で思い出さずに乗ってしまった時の周りの目は、明らかに攻撃的。。。

それを思うと、少なくとも世界に流れるNHKニュースのアナウンサー・記者は、
正しい日本語を使って欲しいもの。。。

最近聞いた、変に思える日本語。
若田さんの乗ったスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げを中継したNHK記者。
「ディスカバリーが打ち上がりました。」
文法的には間違ってないだろうけど、「打ち上げられました。」だろう。。。

北朝鮮のミサイル発射を控えて、住民への情報伝達をテスト中の市役所職員が、
「住民にも安心になって欲しい。」
住民は安心にはならず、「安心して欲しい」だろう。。。

先月初めに、季節の移り変わりを表現するのに、
「桃の花がいっぱい売ってました。」
桃の花が何かを売る事は無いし、桃の花は、店先で売られてるんだろう?!


数年前から良く聞くフレーズで、
「パソコンできる?」という質問。
パソコンは、ラジオ・テレビ・冷蔵庫と同じ機械なんだから、
どうせきくなら、「できる?」じゃなくて「使いこなせる?」だろう。。。
それなのに、パソコン以上に複雑になっている携帯電話には、
「携帯電話できる?」とは決して聞かない。
最新の携帯電話を持っている90%以上の人が使いこなせてないはずなのに!!
なんで、パソコンだけが世の中で唯一特別な機械になってしまってるんだろう?!


もっと言えば、「英語できる?」とは聞くけど、「日本語できる?」とは聞かない。
少なくとも、現代に生きる90%以上の人が3~10年の英語教育を受けてる訳で、
「できる」「できない」の質問をするのは、学校で落第点を取ったかどうかを遠まわしに聞くようなもの。
もっと言えば、日本に住む外国人の方が、しっかり勉強して漢字を知ってたり、
日本人に「日本語できる?」って聞く方が正しい質問のような気がする。

どっちにしろ、言語を「できる」「できない」の白黒で表現するのは不可能で、
「どの程度」かを聞くのが正しい質問の形だと思う。

2009-04-02

人生はマラソンのような・・・

日暮れ近くには、多少の青空も覗いたが、今週は毎日雨模様。
予報では、明日も週末も降り続くと。。。



新年度が始まって、NHKでも数社の入社式の様子を流していたが、
ご来賓の皆様は、この100年に1度の不況下で、どんなメッセージを新入社員に伝えたんだろう。。。

我々の時代でも、何人かの人に、
「人生はマラソンレースのようなものです。・・・・」
と言われた覚えがあるが、今も言う人が居るのかな??

色々な見方はあるだろうけど、
マラソンランナーとしては、マラソンレースと人生を一緒にして欲しくない。
きっと、「人生は長くて山あり谷あり・・・」と言いたいんだろうけど、
人生は、マラソンレースほど単純ではない。

一番大きな違いは、
マラソンレースは、スタートする前に、ゴールの場所も道程も分かっている。
何人かの選手はコースの試走も済ませているだろうし。
ところが、人生のゴールは死ぬ瞬間まで分からない。

今、何歳ですか?
と聞くのは、スタートからどれだけ経過したかで、
人生あと何年ですか? と聞く人も居なければ、答えられる人も居ない・・・
一部の自殺志願者を除いて。

同様に、
入社何年ですか?
とは聞かれれば答えられるだろうけど、
定年まで何年ですか?
と聞かれて、瞬時に答えられる人はどれだけ居るだろう?!

陸上競技者としては、ゴールの無いレースには耐えられないので、
入社式の直後に、あと34年かぁ~。 と思いながら人生のレースを始めた。
言い換えれば、10kmを3本の練習のように、10年を3本と思ってスタートした。

ところが、その間に日本での定年延長があり、
Australiaに移り住んだら、定年が65歳になり、今のところ10年を4本必要になった。
若干のコース変更をしたのは自分だが、ゴールまでの距離が変えられるのには少なからず苦痛を覚える。
それでも、これが人生。マラソンレースと違うところ・・・
納得してゴールを目指さなければ。。。

2009-04-01

微笑の美少年

嘘の無い本当の4月1日分・・・

事故米問題が報道された時に、
長年の付き合いがこんな形で裏切られるなんて・・・
と、コメントしていた美少年酒造。

100%被害者として振舞っていたかと思えば、
今日は、逆の立場の犯罪者として登場。
それも、最近始まったことではなく、事故米の話が無ければどこまでも続いていたことなのか・・・
要は、消費者の為と言いながら、自己の利益しか考えていなかったのは事実。

ミートホープの牛肉偽装事件と言い、創業社長が指示をして「偽装」していた。
その上、表面上は謝る素振りをしていても、ミートホープも美少年もマスコミ取材に「微笑」を残してる。
きっと、心の底では、スピード違反で捕まったようなもんで、
ドジ踏んだとしか思ってないんだろうなぁ。。。

もう4月・・・

2009年も1/4が過ぎてしまった。
昨日から降り続いた雨・・・
明け方には、Sydneyでは珍しくバケツをひっくり返した。と言うより、
湯船をひっくり返したような雨が降って、雨音で目が覚めたくらい。。。
NSW州とQLD州の境に近いCoff Harbourでは、またまた大洪水に見舞われてるらしい。
Melbourneの火事は多くの死者が出たので日本でも記事になったが、
同時期に起っていた洪水や一昨日の大停電は、日本人の興味をそそる記事にはならないのか。。。

日本だと、この時期の雨はシトシト雨・・・桜の花を散らしてしまうものだけど。。。
Sydneyは、庭の雑草をより一層元気にするだけ。。。


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日本では今日から新学年が始まり、社会人1年生も多く誕生した事だろう。。。
同時に、日本の会社では「昇給」の時期・・・だったが、今では「給与変更」の時期。
「昇給」だけでは無く、「据え置き」も、「減給」も有り得る世の中。

Sydneyでも、うちの会社は、4月が「Salary Review」の月。
世界中が100年に1度の大不況の中でも、
Australiaの経済は上向きで、インフレ率が5%以上、
会社の成績も売上げ・利益共に史上最高で、
今日貰った「昇給通知」は、基本給25%アップ。

「据え置き」「減給」はたまた「失職」が起ってる日本と比べると、
言葉は悪いが雲泥の差!
この歳で、昨年9月に日本の会社を退職し、Australiaの正社員になった事が正しかったか?!
まだまだ、「Final Answer」を出すのは尚早だけど、今のところ良かったかな。

どうですか? こんな天国のような大陸。
日本の皆さん、円高・豪ドル安の今、円を持ってAustraliaに移り住んでみたら??
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世界中で何人の人が信じてくれたかな?!
という、April Fool の戯れでした。。。
いくら食料自給率が200%以上、地下資源が豊富なAustraliaでも、
経済は下降線・・・住宅バブルも破裂寸前。。。
そんなに昇給する訳が無い!!
数%の昇給が有ったのは事実だけど。。。