2009-04-16

北半球vs南半球


再び朝からスッキリ晴れ渡った木曜日・・・
ただ、昨日までとの違いは気温の低さ。。。
昼間は24~25℃予報でも、朝は15℃しかない。。。


日本の皆さんが、
スギやヒノキの花粉症、桜の開花や花見の話をしている頃、
毎年Australiaで起っている事と言えば、
夏時間が終わり標準時に、そして木々が紅葉を始めて秋の到来。。。

9年間の義務教育と3年間の高校教育・・・
ひょっとしたら、4年間の大学教育を受けた日本の人々にとって、
ある意味、一般常識の部類に入るはずだけど、

地球を東西に見た場合、
だいたい経度15度ごとに、1時間の時差が発生する。
地球を南北に見た場合、
赤道の北側と南側・・・いわゆる北半球と南半球では
6ヶ月の季差が存在する。
日本が春から夏に向う頃、Australiaは秋から冬に向かう。
ここまでは99%の人が、大雑把に理解してくれていると思う。

この違いが、どのくらい日々の生活に影響するか、
掘下げていくと、どれだけの人々が認識しているか・・・
個人的には、ちょっと不安。。。

まず、「南国」という日本語は、暖かい・暑い国を想像させるが、
Australiaの南には南極しかなく、「南国」も「南風」も
「南」が付く言葉は、全て涼しい・冷たい状態を表す。

日本の不動産広告で、「南向き」と言うのは、
「日当たり良好」を意味するが、Australiaでは間逆・・・
北向き住宅が日当り良好。
後で説明するが、これは北半球・南半球では区切れない、
日本とAustraliaの違い。

昔々、義務教育の頃に、北半球の排水口に流れ込む水は左巻き、
南半球は右巻き。ということを聞いた事はあるが、
未だかつて、自分の目で確認したことは無い。

南北どちら向きの家の日当りが良いか、
北半球・南半球では区切れないと言ったが、
それは地球の傾きによる回帰線が考慮の基本になる。

日本での春分の日が過ぎて約1ヶ月・・・
太陽は赤道の北側、北回帰線までの約1/3の所に居るハズ。
だから、Austriliaの夏時間も終了し、
日暮れの時間も8時半から5時半くらいに変わって来ている。
これは、唯一地球の太陽に対する傾きに依る。

さて、赤道と南回帰線の間に位置するIndonesiaのJakarta。
ここで、どんな事象が起るかは、日本に住む皆さんの想定を超えてると思う。
まず、家の日当り・・・
北向きが良いのか、南向きが良いのか。
いわゆる夏場は南から日が差し、冬場は北から日が差す。
結論から言えば、年間を通して北側に太陽が居る事が多いが、
南側に来る事もあるんで、個人的にはどっちでもいいかな。。。

日本で車を運転している限り、車内に陽射しが入るのは
年間を通して、南東・南・南西・・・といった南側の一方からのみ。
ところが、Jakartaでは、家と同じで北からも南からも陽が差す事もあれば、
年に2回、本当に真上に来る事がある・・・するとどうなるか?!
自家用車の全ての窓から一度に陽射しが入る。
逆に、バスなどの箱型の垂直窓には一切陽射しが入らない。
この状況は、日本に居る限り、日本で想像する限り、学校教育だけでは
ほとんどの人が思い付かない事じゃないかな?!

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