2009-04-19

もみじマーク


昨日までと打って変わって、朝から雨が降ったり止んだり、
かなりの強風が吹き続け、体感気温もかなり低い1日だった。
午後からは、時折り青空も覗き、1ヶ月ぶりに洗車してたら急にドシャブリになり・・・
急遽ガレージ内に移動。


さて、世界中どこを見渡しても、日本にしか無いのではないかという
高齢運転者用の「もみじマーク」・・・あのデザインが発表された時から
「もみじ」ではなく「枯葉」だと言われたり前向きな話は無かった。

1997年に75歳以上を対象に導入された「もみじ」は、
2002年に70歳以上に対象を広げ、
2008年6月からは75歳以上に罰則付きの表示義務が課せられた。
その罰則強化の理由が、
「75歳以上の運転者が原因が死亡事故が10年前の1.5倍になったから」
その運転者の車の外に「もみじ」を付けて、事故が減るかぁ~?!
事故を減らすのが目的だったら、もっと別の運転者自身が運転中に自覚できる方法は無いのか??

と、思っていたら、先週金曜日に道交法再改正案が可決成立し、
70歳以上の全年齢に対して表示努力を促すだけに戻る事になった。
たった半年で元に戻す事になった今回の理由は、
「もみじの表示率が約75%まで上昇したから」
何じゃそれ?!?
事故を減らす為に罰則強化したのに、事故の事は語らずに表示率が上がったから。。。

そりゃぁそうだろう・・・
これだけ毎年寿命が延びて、高齢運転者が増えてるから、年齢別事故率は上がる。
特に、今75歳の人は、昭和一桁生まれの人々・・・日本に車が普及し始めて30~40歳で運転免許を取った。
その10年前と言えば、大正生まれの人々・・・車が普及し始めた頃は定年間近でほとんど運転免許なんて持って無かったのでは。。。
だから、10年前と比べれば、75歳以上の運転者は50%以上増えているハズ。
そりゃぁそうだろう・・・
罰金が課せられて、反則点が付けられるとなれば、普通の人はみんな付けるだろう。
単なる金銭的な締め付けで表示率が上がったのなら、努力義務に戻ればまた下がるだろうし。。。
作ってしまったけど売れない「もみじマーク」の在庫処分をする為に、業者の思惑入っていたと感じてしまうような。
2年間の限定割引で特需が有り、作っても売れなかったETC機器の在庫一掃ができたのと同じような。

その上、「もみじマーク」のデザイン変更の検討委員会も作られているとか・・・
何で、日本はこんなにチグハグな事をし続けるんだろう。。。

どこの国も高齢運転者が増えているのは事実・・・
車に何かを貼り付けるより、免許更新時の適性検査強化の方が効果的なのでは?!
Australiaには、大量の高齢運転者が居るが、車の運転は生活必需品。
高齢者よりも若年層・初心者層の教育・事故防止に力を入れている。
ダブル・デメリットの事は4月8日に書いたが、Australiaの免許制度は、また近いうちに。

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