2009-06-30

またJALがぁ~

朝から13℃もあり、日中の最高気温予報は23℃で、初冬としては御の字の気候。
逆に、ちょっと生温くて変な感じの1日だったけど、実際は20℃までしか上がらなかったらしい。

ところで、先週JALのハワイ便が1便欠航になったらしい。
理由は、副操縦士が公園で立ちションして警察に拘束されて行方不明・・・
その副操縦士が搭乗予定の便には後続便の操縦士が乗務して飛んだけど、
結局、後続便の乗務員が確保できずに欠航。

先々週のJetStarのグァム緊急着陸と言い、こういうリゾート便の搭乗者のほとんどは休暇客で、
せっかくの休暇の予定を台無しにされてしまう。

そもそも、この事件の起ったのが現地時間の23日の晩で、24日の便が欠航、それが公表されたのが1週間後の今日30日。
ビール小瓶3本飲んでガマンできないほどになるかなぁ?!
だいたい、パイロットは乗務前日の飲酒を禁止されているんでは?!
その上、警察に拘束されている間は「行方不明」になってしまって会社にも連絡無し・・・
55歳の副機長で英語が喋れなかったのか、何故会社に連絡できなかったのかも不可解。。。

兎にも角にも、飛行機は安全に定時に飛ばして欲しい。。。

2009-06-29

干ばつ終了宣言

今日も朝からスッキリとシドニー・ブルー。
その代わりに、放射冷却で朝は6℃まで下がって・・・まぁ冬だから仕方ないけど。


先週末の6月21日から、今までシドニー近郊に出されていた水道水の使用制限が緩和された。
週2日だった庭の水撒きが毎日できるように・・・但し、朝10時前と夕4時以降のみは変わらず。
スプリンクラーの使用禁止。ホースの先にはノズルを付けて握った時だけ放水できる事。
水を吸収しない硬い表面(窓・舗装路・塀・壁等)への散水禁止。但し、洗車は可。
これ以上の細かいルールは設定されているが、大きな制限はこんな所。

今回の干ばつを振り返ってみると、
2002年初頭からシドニー近郊のダムの貯水率がドンドン下がり、
60%を切った2003年10月に第1次使用制限。
50%を切った2004年6月に第2次使用制限。
40%を切った2005年6月に第3次使用制限。

その後も減り続けて、2007年2月には33%台。
ところが、2007年の6月からは大雨の連続で、50%台を回復したと思ったら、12月には60%を回復。
その後、約2年間に渡って60%台を持続したのが今回の制限緩和の理由。
Sydney Waterもハッキリと干ばつの終了を確認。

今回の5年以上に渡る干ばつは、地球温暖化の影響かも知れないが、この地球の大自然は誰も予想できるものではなく、人類一人一人が大事に守って行かなくてはならない自然の恵み。
今年の沖縄の梅雨は例年の2倍の雨量が有ったらしいが、本土では今までのところ空梅雨気味らしい。
毎年真っ先に断水に陥る四国の住民の皆さんは心配の種なんでは。。。

2009-06-28

井の中の日本の携帯電話

昨日の曇り空が嘘のように、朝からシドニーブルーが広がった初冬の日曜日。
太陽の有り難さを再認識させられるような暖かい1日。


3年半ぶりに、携帯電話を変えてみようかとチラシ・店頭・ネットで最近の市場を調べてみたら、10年前にはノキア・モトローラ・エリクソンの土俵だったのに、いつの間にか韓国勢のサムソンとLGが主流。
もちろん、ここ数年iPhoneやブラックベリー等の他の新興勢力も参入して来ているが韓国勢の勢いは凄いもの。
その反面、日本で主流の日本企業の端末は全く無し。

逆に言うと、これらの端末企業は日本ではほとんど知名度が無く、日本のマーケットはN社・P社・F社・S社・M社で占められている。
何故、ここでも「日本」と「日本以外」に分かれてしまうのか・・・単純に日本の携帯ネットワーク会社の鎖国精神に依るもの。
そういう制度教育を長年続けられた日本の消費者は、これで納得してしまっているんだろうけど、実は大きな迷惑を被っている。

今でこそ、MNPで同一番号を他社ネットワークに移行できるようになったが、そもそも日本の携帯電話番号は端末に付いている物として売られてきた。
いわゆる3G(第三世代)ネットワーク対応になって、海外と同様に番号はSIMカードに納められ、SIMさえ入れ替えればどんな端末でも同一番号・ネットワークで使えるはずなのに、日本だけは未だ各社固有の端末を売るためにSIMロックをかけている。

このSIMロックの為に何が起ってるかと言えば、消費者はドコモの端末はドコモ用。ソフトバンクの端末はソフトバンク用。Auの端末はAu用。
MNPで同一番号のまま会社を変えられても、端末は買い替えなければならない。
海外では、基本的にSIMさえ変えれば同じ端末を使い続けられる。

端末メーカーからすれば、自分の意志とは別に、年に4回春・夏・秋・冬モデルをネットワーク会社の仕様に従って、XXシリーズと言う名前で競合他社と同程度の物を作らなければいけない。
それも1社だけでなく複数のネットワーク会社の為に定期的に。
これだけの負担をを強いられてどれだけ売れるかと言えば、最大でも日本の数社のユーザーだけ・・・約68億人の世界人口の中で、たった1億2千万人のマーケットで極小さなパイを分けあってるだけの日本の企業。

この、負担と需要のアンバランスが、ノキア・モトローラ等々の世界の大手が日本のマーケットから直ぐに撤退した理由。
去年の後半にドコモから手を引いたソニーしかり。

すでに、海外では携帯端末がスーパーのチラシに載るような商品。
2010年以降に起るであろう日本のSIMロック解除・・・この鎖国が解けた時に、海外から安い世界標準の高機能端末が日本で手に入るようになり、日本の大手4社は太刀打ちできる体力が残っているだろうか??
これもみんな、自己繁栄の為に消費者を導いてきた日本の大手3社の方針に依るもの。

ところで、Au端末を使ってる皆さん・・・同じ3Gネットワークでも、世界標準のW-CDMAを使うDoCoMo・Softbankとは別の非世界標準のCDMA2000をAuが使っているので、世界で唯一の別仕様を使う限られた人々になれる日も間近です!!
もうちょっと具体的に言うと、iPhone3Gは日本ではSoftbankでしか扱っていませんが、DoCoMoには接続できても今のAuのネットワークには繋がりません。

2009-06-27

「A案」対「対案」

やっと冬らしくというか、とうとう冬らしく、1日中厚い雲に覆われた空は日中の気温を上げてくれず、せっかくの週末なのに1日中家の中でヒーターを点けたまま。。。
日本では各地で30℃・35℃を越えて6月の史上最高気温を更新してると言うのに。。。


普通、「A案」と言えば「B案」・・・なのに、「A」対「対」になっている臓器移植法改正案。
衆議院で「A案」を大差で可決した後に、参議院で野党有志の「対案」が提出された。
改正の焦点は、15歳未満の子供の臓器提供を許すかどうか。脳死を人間の死と認めるかどうか。

この参議院の法案審議の内容とは別に、昨日から麻生首相がほのめかしている衆議院解散の時期。
この法案が参議院での審議中に衆議院が解散されると、この法案は廃案になってしまう。

これまた、衆議院・参議院の先生方が使った時間は、全てムダな時間になってしまう。
衆議院解散時期が法案の行方を決め、そんな政局が臓器移植を望んでいる人々の夢も変えてしまう・・・
それが決まりだから仕方が無いが、何だか十分納得できない政治の影響。。。

2009-06-26

温暖化ガス削減計画

いわゆる京都議定書以来、日本もCO2等の温暖化ガス俳出削減に努めてきたハズ!
なのに、30日から国連のバン・キムン国連事務総長が日本を訪れ、麻生首相に直接会って日本の削減目標をもっと野心的にして欲しいと頼み込むらしい。

その麻生首相が2週間前に出した「1990年比8%減」という中期目標が気に入らないらしく、他の先進国に求めている「90年比25~40%減」に沿うように削減率の拡大を求められるらしい。

麻生首相と言えば、4月から税金を注ぎ込んでまで高速道路料金を下げて、高速道路を走る車の量を倍増させた張本人。
車の量が増えれば排気ガスは増える。交通量が増えて渋滞が増えれば排気ガスも増える。

来週ならまだ麻生氏が日本の首相を務めているだろうし、削減量達成が難しいと言いながらETC割引で排気ガス増量を推進し、「私はこの割引がうれしい」と言っていた麻生氏がどんな返答をするのか非常に興味津々!!

2009-06-25

連日の政治献金問題

昨日から、複数の現役大臣や元大臣絡みで「迂回献金」がニュースになり、鵜飼は長良川でしとけ・・・
と思っていたら。
今日は、更迭された鳩山氏に替わって総務大臣になった佐藤氏が談合に関与した企業からの献金を指摘され。。。
誰かが新しい役職に付くと、すぐに誰かが上げ足取りの調査を始めて、謝罪や辞任や説明責任や任命責任や・・・の繰返し。

子供じゃないんだから、少なくとも「先生」と呼ばれる皆さんは、物事の常識が分かっていて欲しいものなのに、現実はそうでは無いようで。
立法府の皆さんは、自分達で作る法律に抜け道を残して、その抜け道を歩く事に生き甲斐を感じているようにも見える。

よく考えて見ると、国会議員が他の国会議員が誰から献金を貰ってるか調べて、国会の委員会で指摘するなんて事は国会議員の本業なのか?
そんなことしてもらう為に税金から給与を払ってるのか?
本会議にしろ特別委員会にしろ、そんなことを話す目的で開いてるんだったら、無駄金使うの止めたら良いのに。
相応しくない人から献金を貰うのも良くないけど、政党間で鬼の首を取ったように質問をする、マズイと思ってら調べて返金します。
とりあえず貰っておいて、バレたら返したら良いかぁ。の体質が、ほとんどの議員に染み付いてしまってるんでは?!

海外のように、企業献金を廃止して、個人献金にしたら良いのに!!

2009-06-24

今年はQちゃんも

日本でもポピュラーなシドニーの観光名所と言えば、オペラハウスにハーバーブリッジ。
その両方を自分自身で満喫できるのが、年に1度のシドニー・ランニング・フェスティバル。
http://www.sydneymarathon.jp/

5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンと種目も豊富で乳母車を押した家族から本格的なマラソンランナーまで、
誰でもハーバーブリッジを渡ってオペラハウスでゴール。
というレースを楽しめる。

裏話をすれば、6車線の車道と複線の線路と歩道に自転車道。
これがハーバーブリッジの使用方法。
この車道部分が完全に閉鎖されて「人」に開放されるのは、このレース当日の午前中だけ。
年に1度の大走行者天国!!

このイベントが今年は9月20日に開催される事になり、日本の秋のGW中で例年以上に日本からの参加者が増えるのでは。
その上、引退した高橋尚子まで参加することが決まったらしいので、今年の日本人参加者はもっともっともっと増えるかな?!

2009-06-23

調査捕鯨の行方

昨日6月22日から5日間、北大西洋に浮かぶポルトガルのMadeira島で2009年のIWC(国際捕鯨委員会)年次総会が開かれている。
この総会が開かれるにあたって、国際社会の偏った目がほとんど日本に向いてる割に日本のニュースでは大きく取り上げられていない。
何か、北朝鮮のように報道規制しているのか??
逆に、イギリスBBCやオーストラリアの方が総会の決議に注目している。

元を辿れば、1946年の「科学的捕鯨」についてはIWCの許可無く捕鯨ができるという決議に基づいて、1987年から日本が年間300頭の「調査捕鯨」を世界で初めて始めた。
と言うのも、1986年にIWCが商業捕鯨を禁止したからだが、現在の代表的な捕鯨国は、日本・ノルウェー・アイスランド。
商業捕鯨禁止以来3万頭の鯨が世界的に捕られたという数字もある。

日本の「調査捕鯨」は年々拡大し、今では北と南の2プログラムで年間目標1400頭。
特に、南氷洋ではグリーンピースの捕鯨反対派の妨害行為がエスカレートして、目標頭数を達成できずにいる。

今週の総会の目玉は、日本とIWCがどこまで歩み寄って日本が「調査捕鯨」を断念するか。
「調査捕鯨」と言いながら、1000頭もの鯨の肉が市場に出回って売られているという事実がIWCは気に入らないらしい。
巷の噂では、日本が「調査捕鯨」を止める代わりに日本近海の捕鯨を容認すると言う案を双方が受け入れるかどうか。
でも、日本だけ許可したら、今は捕鯨をしていない国々もやりたいと言い出しかねない・・・日本だけ特別扱いするのか?!
という問題も残っている。

基本的に、オーストラリアは捕鯨反対国だが、日本人からみたらカンガルーの捕殺の方が残酷に思えるかも。
捕鯨に関して、英語のニュースでは、「Catch」ではなく「Kill」を使っているが、カンガルーの場合は正に「Kill」

さて、今年の総会で日本はどこまで譲歩するのか??
その前に、もっと国民の意見を聞いたら良いのに。。。

2009-06-22

またぁ~ A330

またまた雨の朝・・・だけど気温は15℃あるし湿度も高いし、冬至明けの朝にしては起き易い朝。


A330が今朝またやってくれました。
カンタスの香港発パース行きがマレーシアのボルネオ上空で乱気流に入って突然落下。
乗客6人と乗員1人が負傷し、キャビンの天井パネルが2枚破損したらしい。

ニュースに取り上げられたA330の事故は、大西洋でのAir Franceの墜落、太平洋でのJet Starの緊急着陸に続いて、6月に入って3件目。
機体はほぼ定刻にパースに着いたらしいが、同じ航路上を何機も飛んでいるはずなのに、何故A330ばかり?!

もっと不思議な事に、この3件の事故は全部離陸後約4時間で起きている。
たまたまだろうけど、中長距離国際線の離陸4時間後の機内と言えば、1時間後に機内食が配られ、食後の片付けが終わり、免税品の販売も終って、機内の照明が落とされて乗客は眠りにつき、クルーが食事をしている休憩時間。

今回も事故前にはシートベルトのサインが出ていたにも係わらず、シートベルト非装着で天井に飛ばされて怪我をする乗客が。。。
特に、日本線に乗った時は、離陸後サインが消えると、一斉にカチャカチャカチャ・・・とベルトを外す音が。。。
暴走族が「箱乗り」してるのと一緒で、オレは飛行機なんか恐くないぞぉ~と言いたいんだろうか?!
上空は恐い所だし、車のように3点式ではない2点式ベルトなんて意識せずに座っていられるはずなのに。

2009-06-21

冬至の夜

昨夜から雨が降ったり止んだり・・・10日間の超乾燥高温地域から帰っていきなり高湿度低温の週末。
やっぱり人間の活動には青空の方が向くようで、全くヤル気の無い週末だった。


雨だからか日暮れが早く感じて、ふと気が付くと6月後半・・・と言う事は冬至が近いのかと思って日本のカレンダーを見てみたら今年は6月21日が夏至・・・と言う事はSydneyでは冬至。
日本の天気予報では、夏至や冬至の24節季のことを言ってくれるが、海外ではそんな情報はほとんど無し。

日本の夏至の頃は梅雨の真最中のはずなのに今年は空梅雨のようで、早くも真夏に向けてダムの貯水量が心配になっているようで、梅雨明け寸前の豪雨で被害が出ない事を願うばかり。

逆に日本の冬至と言えば柚子湯・・・師走の寒い時期に身体を温めて。という趣向も、シドニーではシャワーだけで柚子を浮かべる湯船は無し。
1日中雨でもそれほど冷たい雨ではない。

さぁ、X‘masまであと半年・・・そろそろみんな準備を始める季節かな!?

2009-06-20

破産後の自動車大国

先週から滞在した自動車王国アメリカでは、ビッグ3の2本柱のGM・クライスラーが破産したとはいえ、道路を走る車のほとんどはGM・クライスラーのブランド。
その合間をトヨタ・ホンダ・日産・三菱の日本勢が走り回る。
もちろん大きめ車種はアメリカ勢、小さめ車種は日本勢。
レンタカー大手のA社から5日間借りた車もGMブランドのポンティアック・・・その昔は、ポンティアック・ファイアーバードというアメ車の象徴のような大型スポーツカーも日本に輸入されていた。
今はスポーツカーだけでなくセダンも発売し、2.4Lエンジンのセダンが基本料金1日$35で借りれてしまう。
安く手に入るのはいいけど、燃費はカタログ値で高速道路14km/Lしか走らない・・・同サイズのエンジンの日本車なら10・15モードで12kmくらい走るのに。


燃費が理由ではなく自動車業界を支援するのが目的ではないかと思われる低燃費車購入補助金法案がアメリカで成立間近。
燃費が8km/L以下の車が対象で、買い替えで1.8km/L以上改善するなら$3,500、4.4km/L以上改善するなら$4,500の一時金がもらえる。
本音はアメリカ企業の救済目的でも、低燃費と聞くだけで日本車に購入者の目が向いてしまうんではないだろうか??
でも、これは7月から4ヶ月間だけの短期補助。


ちなみに、日本でも4月から始まった「エコカー減税」に加えて、昨日から「エコカー補助金」も。
「エコカー減税」は、ハイブリッド車の場合は購入時の重量税・取得税が免除、1年後の自動車税が半額になるので、購入後3年間の税金額が約半分になる。ハイブリッド車以外の乗用車でも、購入後3年間の税金が約2/3になる計算。

「エコカー補助金」は、13年以上経った車かどうかが最初の分かれ道だけど、オーストラリアでは20~30年経った車もかなり走っているが、日本に13年以上古い車がどれだけ走っているんだろう?
あったとしても、マニアのコレクションでほとんど手放さないんでは?
でも、そういう制度なんだから仕方無い・・・25万円もらえるか10万円になるかは、13年以上の車を買い替えるか超低燃費車を買うかの違い。
対象期間は、来年3月31日までになっていても、補助金予算が無くなった時点で終了なので、その気があるならサッサと行動しないと1台違いで泣きを見ることになってしまうかも・・・ご用心!!
昨年対比20%以上の販売減が続いている日本の自動車業界も、これで息を吹き返すことができるのか?!

2009-06-19

体内時計調整中

雨上がりのシドニーの朝に着陸。
ほぼ1日青空が続いたが、日が沈んでからは雨降り模様。


昨夜は、シドニー時間で午後6時から午前3時まで、機体の揺れで何度か起こされながらも9時間寝たので1日の睡眠時間で言えば十分のハズ。
今晩午前3時に目が覚めなければ時差ボケ知らず。。。

同じ時間帯に居て何日か徹夜をしても、睡魔に襲われるだけで夜中に目が覚めてしまうことは無いのに、地球の丸さと人間の身体の関係の不思議。
今日は午後6時過ぎに大睡魔に襲われてウトウトっとしてしまったけど何とか立ち直り。。。


時差以上に、北半球から南半球への移動での大きな違いは季差。
35℃以上の乾燥状態から半日強で15℃に環境変化し、急に鼻がつまってグジュグジュ。
豚フルではないと思うけど、早く慣らしてしまわないと。。。

2009-06-18

日付変更線の不思議

フェニックスからロサンゼルスへ、たった55分のフライトなのに、気温は98度から68度。
ちょっと前まで暑かった事などコロッと忘れてしまうほど涼しい。



東経180度・西経180度辺りにある日付変更線。
日本からハワイへ飛ぶ定期旅客便は、日本を夜発つとハワイに朝到着。
しかし、この朝と言うのは、日本の家でワクワクしながら出かける準備をしていた朝と同じ日。
ほぼ1日出発準備をし空港に向った日をもう一度早朝からやり直す事ができる。
丸でタイムマシンで過去に戻ったように。。。

ハワイから日本への帰国便は、昼前から延々と9~10時間飛んで日本に着くと夕方。
ところが、それは翌日の夕方になる。


北アメリカからオセアニアのオーストラリア・ニュージーランドへ飛ぶ旅客便は、このハワイ往復を合体させて拡大させた感じ。
ハワイ行きと同様に日が暮れてからの夜行便で夜飛ぶと早朝に到着。
ハワイからの帰りと同様に日付変更線を東から西に越える。
この二つが一つになると、到着日は出発日の翌々日・・・2日後になる。
と言う事は、今晩6月17日に飛ぶと到着は6月19日。
数十年に渡る人生のカレンダーから欠落した日ができてしまい、2009年6月18日には存在していなかった事になる。

世界中に数ある国際線路線の中でも、北アメリカからオセアニア・東南アジアへの直行便でだけ起る日付変更線の不思議!!

2009-06-17

機長の操縦技術

1月に2009年の10大ニュースになるであろう、US Airwaysのハドソン川不時着成功があった数週間後の2月12日(日本時間では既に13日の金曜日)、 同じニューヨーク州の北端バッファローでContinental AirlinesのDHC-8-400(Q400)が吹雪の中の着陸前に墜落。乗員・乗客49人と住人1人が死亡。
Q400といえば、高知空港で胴体着陸をしたのと同じターボプロップ機。

この事故の原因調査が進む中で、アメリカで路線バスのように飛び回るリージョナル航空会社の操縦士が十分なトレーニングを受けているかが疑問視されてきた。
アメリカでは先週から毎日のように報道されるようになってきた。

操縦技術については、機長が必須操縦室安全システムの実習を受けていなかった疑いがあり、副操縦士も回収されたボイスレコーダーの中で、自身の吹雪の中の着陸の経験不足を語っていた。
事故の直前も、機長の男性と副操縦士の女性が世間話をしていたのが録音されていて、それが原因で二人が危険なほどの速度低下に気付くのが遅れたのではないかと疑われている。

もう一つの問題点が操縦士の疲労・・・機長は当日の朝フロリダ州のタンパから、副操縦士は西海岸のワシントン州シアトルから夜行便でニューヨークに出勤。
操縦士控室で居眠りをしてるのを目撃されているし、前日からどれだけ睡眠がとれていたかも調査のポイントに。

バスのように飛び回るのは便利でいいけど、バスより危険度の高い3次元の乗り物なので、しっかりした技術と経験を持った人々にだけ運転して欲しいものだ!
でも現状のコスト競争が足かせになっているのなら、政治がそれも同時に見直してもらわないと。。。

2009-06-16

砂漠の植物園

日本で植物園と言えば、珍しい花が見られたり、あまり街路樹に使われて無いような木々が見られる所を想像してしまうが、この砂漠の中の都会のフェニックスの植物園は、砂漠の植物の展示場。

砂漠の植物と言えば、サボテンと、サボテンと、サボテンと、サボテン。
それも広大な土地の半分は花壇風に人間の手が入れられているが、残り半分は野生のままの自生のサボテンの大地。

植物園で遭難者が出ないように、観覧路が作られているが、その外側は純野生。
「伊豆シャボテン公園」とは大違い!!
色々なサボテンを見るだけでなく、乾燥し切った華氏100度の炎天下を1時間以上歩くことも体験できる!!

入場料を払って植物園に行ったら、杉・檜・松だらけだったらガッカリするだろうけど、所変われば品代わりで自生のサボテンで料金が取れてしまう。。。
そう言えば、ハッキリした記憶が無いが「神戸森林植物園」は「木」ばっかりだったような?!

2009-06-15

ラグビーの国のサッカー

今日(14日)から南アフリカで始まったFIFA Confederations Cup 2009のスペイン対ニュージーランド。
現地20時半からの試合は、アメリカでは日曜の朝に中継されてちょうど良かった。

この試合、初めからスペインがボールをキープしてニュージーランドはボールに触らせてもらえない。
もう本当に大人と子供の試合を見ているような感じで、あれよあれよという間に、スペインがゴールをあげ、スペインのFWトレスに17分の新記録でハット・トリックをされてしまい。。。

結局、試合は5-0でスペインの勝ちだったが、サッカーの国のサッカーと、ラグビーの国のサッカーの差が出てしまったような試合だった。
オーストラリアに住む者として、ご近所さんのニュージーランドを応援してしまったが残念でした。この借りはオール・ブラックスにでも返してもらうしかないかな?!
17日はW杯予選の日本-オーストラリア戦。もう出場を決めてるとは言え、この試合はオーストラリアのホーム戦だけど当然日本を応援しよう!!

2009-06-14

バカは死ななきゃ・・・

最近の北朝鮮の言動を見ていると、「死ななきゃ・・・」と言うよりも、「死んでもらわなきゃ・・・」と言った感じ。
核実験に対する国連安保理決議を断固糾弾するとか、核廃棄など有り得ないとか、とうとう本性を現してきて、
これから抽出されるプルトニウムは全量兵器にするし、ウラン濃縮も継続的に行うと断言。
公式にこれだけ明らかに本音を言ったのは初めてで、日米韓の追加制裁のやり方によっては一触即発の様相。

そうなった時に一番困るのは、今になっても対岸の火事としか思っていない日本列島の住人。
日本海が戦場になってしまったり、日本列島上にミサイルを撃ち込まれたり、そう遠くない時期に起ってもおかしくない状況になっている。

4月5日のロケット発射と称したミサイル発射予告の時に分かったように、個人的には今のアメリカを含めた日本の防衛力では北朝鮮が突然発射したミサイルを迎撃する事は99%無理だと思う。
パトリオットの再配置にも1週間以上かかるし、移動中に事故を起こすし、「撃ちますよぉ~、どうぞぉ~」であれだったんだから、「撃っちゃいましたぁ~」には絶対に間に合わない。

おバカさんに死んでもらったとしても、先週から話題になっている後継者問題・・・
新たなおバカさんが同じ事を繰り返したら元も子も無い。
国家元首あげてのテロ行為だから、日米韓でも、中露でも、安保理でも、誰でもいいから世界中がバカな行為を阻止しないと、考えたくない悲惨な結果になってしまうかも。。。

2009-06-13

役人の計算式

どこでどうやって思い付くのか分からないが、「成田・羽田の国際機能拡充に関する懇談会」とやらで、来年の成田・羽田の滑走路拡充で年間9,804億円の経済波及効果があると計算をまとめたらしい。
どこまで波及した効果を視野に入れてるか分からないが、「風が吹けば桶やが儲かる」方式で、
滑走路が増えれば発着枠が増える、発着枠が増えれば離着陸便数が増える、便数が増えれば乗降客が増える、乗降客が増えれば使う金が増える。。。。

というつもりだろうけど、成田の第2滑走路の延長、羽田の第4滑走路の使用開始を念頭において、成田で2万回・羽田で5万回の発着枠が増えるのは確か。
でも、現状の経済状態・搭乗率の中で、どれだけの航空会社が国際線の増便・新規乗入れをするだろう?
羽田の国際線枠の話も付いて無いし、羽田の5万回枠のうちのどれだけが国際線になるのか?
新幹線の延伸計画や本四連絡橋のように、日本にはこんな計算が多過ぎ!
蓋を開けたら、費用が予算の倍だとか、利用が予想の半分だとか。

何度も言ってしまうけど、近隣住民が納得していない国内線に乗り継げないような国際空港は止めて、東京国際空港は成田ではなく羽田に1本化したらどれだけの費用削減になるか計算したらいいのに。。。
こんな懇談会を持つ事自体に疑問が残るし。

2009-06-12

エアバス 330-200

6月1日に大西洋上で、エールフランスのA332(エアバス A330-200)が墜落して機体や犠牲者の捜索が続いている中、10日後の11日、今度はジェットスターのA332が操縦室で出火してグァムに緊急着陸。

この10日の間に、フランスの新聞が、エアバスはA330とA340の速度計を全て取り替えようとしている。という報道をして、エアバスは否定をしている。

エールフランスのケースは大西洋上の北向き夜間飛行、ジェットスターのケースは太平洋上の南向き夜間飛行。
どちらも、似ていると言えば似ているケース。それにどちらも離陸後約4時間で事故発生している。

ジェットスターは、関空からゴールドコーストへ向う日本人旅行者がほとんだだったろうけど、一度にグァムとオーストラリアの両方体験できるけど、代替機はブリスベンに向うらしいし、個人で予約してたらオーストラリアの予約はメチャメチャになってしまってるなぁ。。。
ジェットスターは、料金格安で欠航や遅延の補償をしない。と言うのが元々の約款だから、この事故の補償は旅行会社が全部被るんだろうか?!

幸か不幸か、A332には未だかつて乗る機会が無く、A330でいえば99年6月と08年5月にたった4回だけA333に乗った経験があるだけだけど、真相究明されるまでは乗るのを控えたい機体になってしまった!

2009-06-11

手荷物検査場

ニューヨークの9.11以来、アメリカの設けた制限を各国が導入し、液体の持ち込み禁止もその一例。
一番困るのは、割れ物のワインボトルを機内に持ち込めなくなって、どんな風に扱われるか分からないスーツケースに入れて預けないといけない。

日本の空港でも手荷物検査場のセキュリティー検査が厳しくなって、当然のようにPCは裸にしてトレイに置いてX線に通さないといけないし、携帯電話もコインもポケットから出して、ジャケットは脱いで。。。

これに輪をかけて酷いのがアメリカの空港の手荷物検査場。
まるで大浴場の脱衣場のようになり、大事な物は「肌身離さず」ではなく全て肌身離さないといけない。
ポケットに入った金属物やジャケットはもちろん、ベルトも靴も脱ぐのが今や常識。
日本の空港のような薄いトレイではなく、大きな風呂場の脱衣籠が置いてある。


アメリカへの入国も必要物が増えて、写真+人差し指2本の指紋から、今や手の指10本全部の指紋採取。
警察が採るのと全く同様の方法。

プライベートでもビジネスでも、旅行は安全に終るに越した事は無いが、数億人の中の数百人が起こすかも知れない犯罪の為に、世界中でどれだけの費用をかけてどれだけの旅行者が影響を受けているのか。。。

2009-06-10

空飛ぶベッド

国際線の旅客機に、ファーストクラスとエコノミークラスの2クラスの間のビジネスクラスが導入されて30年以上。
当初は、エコノミー正規料金を払った旅客用だったのに、いつの間にか世界は3クラスになってしまい、この15年はファーストに乗れないビジネス客向けにサービスが過剰に進化してしまって。。。

第一世代は、90年代はエコノミーの幅を広げ足置きを付けただけ。
しばらくの間は、リクライニングの角度と食事の質を競っていた第一世代。

21世紀になって、シンガポール航空が平らになるシートを導入・・・これが第二世代の始まり。
緩い傾斜が付いて、滑り台のようだけどシートが平らになったと言うだけで、寝返りは打てるし今までの椅子の延長とは雲泥の差。
仕組から言えば、シートに角度が付いてるから、前席の頭の下に足が入る形で、席間長を大きく変えずに「ベッド」を実現。
これを真似たカプセル型の滑り台ベットを各社導入・・・今や世界中の大手航空会社で導入済み。



第三世代もシンガポール航空が先手を打って、傾斜の無い水平のベッドをビジネスクラスに導入。
第二世代の頃に、ブリティッシュエアウェイズが水平ベッドを導入したけど、いかんせん高価だった・・・他社のビジネスクラスの倍近い価格設定で。
第二世代では縦にベッド重ねたシンガポール航空は、第三世代では水平に席を重ね、シートの幅が今までの倍近くなり、座るには非常に座り難いシートになった。
それに対抗すべく他社は、バージン、キャセイ、ニュージーランド等々が斜め配置のシートを導入。
ユナイテッドは前後両向きのシートを導入。

ファーストクラスの需要も減り、ビジネスとエコノミーの2クラス機も増える中、プレミアムエコノミーと呼ばれる、元々のビジネスクラスのようなクラスも登場。
今後も、各社とも収益率の高いビジネスクラスに力を入れるんだろうなぁ。。。

2009-06-09

空の役割分担


ロサンゼルスでの乗り継ぎ中に、たまたま、乗ってきたNew Zealand航空のB747とこれから乗るUS AirwaysのCRJ900が隣同士に止まってた・・・ターミナルビルは別なのに。

一方は、一昨年まで20年に渡って世界最大を誇ってきたジャンボで、機齢は高くても内装は全て改装済み。
オークランドからロサンゼルスまで11時間強の飛行のあと、2時間半の休憩をして、新たにロンドンまでの11時間の飛行。
ニュージーランドとイギリスは時差12時間。南の端と北の端の国でいわゆる地球の反対側。
ロンドンに着いたら、また同じルートを逆戻りするハズで、この大型機は1日2回の離着陸で24時間フル稼働。

他方、CRJは1~2時間の飛行を1日何回繰り返しているのか分からないが、到着から出発まで30~40分で次のフライトへ。
昔から言われているように、アメリカの国内線はシャトルバスのように飛び回っている。
1日24時間稼働している訳ではないだろうが、ある意味ではこちらも休み無くフル稼働。

日本の国内線には、まだB747やB777といった長距離路線用に設計された機体がたくさん飛んでいるが、大量輸送で利益を上げる時代は終ってしまったのでは?!
このUSAirwaysの場合も、約100人の乗客にCAは2人。人件費の高い日本の国内線はほぼ同サイズのB737でも4人乗ってるし。。。

2009-06-08

3ヶ月ぶりの北半球

カリフォルニアの青い空・・・気温は20℃。
オークランドからロサンゼルスまで11時間半の飛行で、もうちょっとゆっくり寝るハズだったのに、後半は下からゴトゴト突き上げる揺れが断続的に続いて度々起こされてしまった。

シドニーを飛んだのが、7日の14:30。
あれから17時間経って、ロサンゼルスに降りたのが同じく7日の14:30。
日本からはわいのように、
これから、日曜の午後を再開。

まだ、冬から夏に来た感覚はないけど、
フェニックスまでは、あと1時間半の飛行!!

2009-06-07

シドニー-オークランド


久しぶりに青空の戻ったシドニー。
なのに、離れることに。。。


3月に日本に行ってから、ちょうど3ヶ月ぶりの空港。
空港でビール1本飲んで、機内でシャンペンとワインを2杯飲んだら、映画を見ながら眠り込んでコーヒーも飲まずに到着。
2時間半はアッという間。

到着便遅れで、出足から不吉な予感も、到着から40分足らずで搭乗させる早業で出発は定刻。
もう晩8時を廻ったオークランド空港は乗客も少なくヒッソリとしている。
今日の出発便も北米線を残すだけ。


オークランド到着後は、乗客の女性一人がマスクをした集団に連れて行かれるのを待っていたが、あとは全く何もなし。

2009-06-06

2009年初出張

やっと、とうとう、3週間ぶりに1日中真っ青な空が続いてカラッとしてくれた。
フッと気が付くと玄関先に大きなキノコが・・・このジトジトのおかげで何処から飛んできたのやら。。。



例年の6月と言えば、既に2~3回の出張が終わり、プライベートと合わせると20回くらいの離陸をしてるハズなのに、今年は経済危機の影響で予算削減や豚インフルで出張が規制されて明日からが今年の初出張。
離陸もまだ7回しかしていない。

今回の行き先は、豚フルの影響を真っ先に受けたアメリカ。
それもメキシコと隣接したアリゾナ州フェニックス。
2月だったら野球のキャンプも見に行けるけど、40℃になってしまった6月では、ただ砂漠を満喫するしかない。

経済危機とは言え、まだビジネスクラスで飛ばしてくれるけど、もちろん最安値のルートのみ。
不思議な国際線航空運賃は、直行便の方が経由便よりも高い・・・バス・タクシーは逆なのに。
従って、今回はニュージーランドのオークランド、ロサンゼルス経由。
3時間+12時間+1時間。それに乗り継ぎ時間を入れて、ドア-ドアでちょうど24時間。

1週間前には、同時間帯に同方向に飛ぶエールフランス機の不可解な事故もあったけど、3ヶ月ぶりの北半球へ。
と言う事で、明日からの2週間弱、投稿時間も変わり旅日記風になってしまうでしょう。。。

2009-06-05

オーストラリアの豚インフルエンザ

昨日のシドニーに続き、今朝はブリスベン空港が霧の為に閉鎖。
アメリカ便・アジア便がケアンズやメルボルンに代替着陸して、2時間以上遅れてブリスベンに到着。



日本の豚インフルエンザ騒動も収束に向かい、神戸市にも昨日「安全宣言」が出たが、オーストラリアでは10日前の初感染者発見から感染者パニック増殖中。
ところが、一般生活の中では日本のようなパニックが一切無い。

そもそも、新聞に豚フル記事が無い・・・TVのニュースでも隙間でちょこっと今日の感染者数を言うくらい。
だいたい、街中でマスクをしている人が全く居ない・・・マスクもどこでも売っていない。
まぁ、増えて当然と言えば当然。


昨日は、日本領事館からこんなメールも届いて・・・
[在シドニー総領事館]インフルエンザA(H1N1)に関する緊急のお知らせ
在留邦人の皆様へ
~インフルエンザA(H1N1)に関するお知らせ~ (新型インフルエンザ)
オーストラリア国内の状況
オーストラリア国内では感染者総数が6月4日現在600名を超え、引き続き増加しております。
感染者総数は時間の経過とともに変化しますので、最新情報は連邦政府及びNSW州若しくはNT政府のホームペー ジをご確認ください。
学校内での感染を防ぐため、NSW州政府は5月24日、メキシコ、米国、カナダ、日本及びパナマからNSW州内各学校の児童生徒及び職員が帰国した場合、インフルエンザの潜伏期間とされる7日間、登校せず自宅で過ごすよう要請する旨発表しました。
また、NSW州政府は6月4日よりメルボルン及びその近郊地域(Greater Metropolitan Melbourne)から戻ってきた場合も同様の措置とする旨発表しました。なお、NT政府はビクトリア州から戻ってきた場合同様の措置とする旨発表しています。詳細につきましては、通学中の学校に直接お問い合わせください。



基本的に、山火事で有名になったメルボルンのあるビクトリア州の拡大が一番酷い状況。
だから、海外だけでなくメルボルンに行ったら7日間は自宅待機。

そのメルボルンで、17日にはサッカーW杯予選のオーストラリア-日本戦が予定されている。
既に、日本選手は免疫があるかも知れないが、どちらも好コンディションで戦って欲しいものだ。

2009-06-04

富士山静岡空港

今朝のシドニーは、深い霧に包まれて、空港も9時頃まで閉鎖されていたらしい。
6時~7時が、アジア・アメリカからの到着便ラッシュなのに、待機させられて到着が昼過ぎになった便も。



20年以上前に計画され、10年以上前に着工された空港が、計画より300m短縮された滑走路を使って、3ヶ月遅れで開港。
この狭い日本の中に98個目の空港。
上海・ソウルにも定期便を持つ国際空港だそうだけど、日本の国内線のハブ・羽田に飛ばずに存続できるんだろうか?

一応、JALもANAも乗り入れてはいるものの、便数は限られてるし、JALなんてJAS時代の1995年頃に導入されたMD-90。
1985年頃のMD-81がまだ日本の空を飛んでいることを考えたら新しい方かも知れないけど・・・この、DC-・MD-シリーズの機体にはできれば乗りたくないもの。

JALにとっては、JALの福岡線に限って、静岡県が70%の搭乗率補償制度を適用しているので、競合の無い路線に古い機体を飛ばして最低収入が確保されると言うのは、今の経営状況下では、この上ない良い話かも知れない。

もちろん、もう一つの大手ANAは同様の補償が全く無く面白くないだろうし、搭乗率が低い場合は直ぐに撤退もあるだろうし。
現に、開港時の騒ぎで搭乗率の高かった神戸-九州便も全廃して、羽田を除けば那覇と札幌しか飛んでないし。

7月末には、地場の大手運輸倉庫会社・鈴与が静岡空港を起点に定期便運行に参入するらしいので、どの程度の搭乗率を確保できるかも楽しみの一つ。

そもそも、土地が無いのは分かっても、日本の空港は不便なところばっかり。
新幹線が直ぐそばを通っていても、空港とリンクしてる訳でもなく。
不便な所から不便な所へ飛んでも、結局両端で余計な時間と費用がかかる。。。

2009-06-03

何と豪ドルが。。。

いつまで続くこの曇り空・・・おかげで体調も悪くなってしまって・・・
昨夜のワイン1本が飲み過ぎだったかも知れないけど。。。



ちょうど3ヶ月前の2月3日には、1ドル=56円だった豪ドル。
4月に入って、やっと70円にまで回復してくれて一安心だったのに。
今日は1日中78円後半をキープして午後4時前には79円・・・そろそろ80円に手が届きそうな勢い。
この勢いも先週の金曜日に75円を吹っ切って76円になってから、毎日1円ずつ上がっている。

日本円だけでなく、世界の基軸通貨の米ドルに対しても、一時は60%の価値しか無かったのに今週は82%に復活。
これは、ちょうど2年前の2007年5月の水準。
それからも上がり続けて、ほぼ対等の97%になったところで去年後半の大失速。

豪ドルで給料を貰って日本のローンを返済する者にとって、これ以上の悦びは無い!!
3ヶ月で56円から78円と言う事は約40%アップ・・・日本円換算すると給料も3ヶ月で40%アップ。
逆に言うと、日本の費用は40%割引になった。

このところの外貨預金ブームで、金利の高かった豪ドルを買った人も・・・
去年前半以前に買った人は安堵感、去年後半以降に買った人は大儲けでしょう。。。

日本の人にとっては、オーストラリアからの鉱物資源、オージービーフ、ワイン、等々の輸入価格が上がってしまうだけであまり良い事は無いけど、個人的には大歓迎の今日この頃。。。

2009-06-02

GM破産


まだまだ続く雨の日々・・・野菜も供給が減って値上がりを始めたような。。。
今日の予報では週末まで雨続き。。。


とうとう、ちょっと前まで「世界最大の自動車メーカー」の接頭語が付けられていたGMが破産。
去年の後半から、公的資金を注ぎ込んでもいつかはこの日が来るのは目に見えていたが、いざ来てみると。。。
負債も16兆円と桁違い!!

日本でも中小の部品供給会社の売掛金回収に影響が出て来るだろうけど、それ以上に個人的に気になることが・・・
これだけの車社会なのに、オーストラリアには国産の自動車産業が無い。
特定のモデルを日本・アメリカのメーカーが現地生産しているが、その他は全て完成車輸入。
マーケットシェアでは、トヨタ、ホールデン、フォードの順(のハズ)。

日本では聞きなれないホールデン。
実はGM系の販社で、世界中のGM傘下のメーカーの車をホールデン・ブランドで売っている。
日本のメーカーでは、スズキがGM傘下の時、トヨタがGMと提携してた時、一部車種がホールデンのロゴを付けて売られていた。
現在では、小型車乗用車はドイツのオペルから、大型車乗用車はアメリカのGM本体からが主流。

去年までの石油の高騰で、オーストラリアでも小型低燃費車志向が続く中で、オペルが破産。そして、フィアットではなくカナダの部品会社に。
これからもホールデンにオペル車は供給されるんだろうか??
GM本体の大型車だけでは数も限られるだろうし、ホールデンも破産に追い込まれる日が近いのかも。。。

他人事と言えばそれまでだけど、なかなか興味をそそられる業界動向!!

2009-06-01

長距離洋上飛行

今日もまたまた降ったり止んだり・・・
現地に居ないと嘘だと思われそうな、毎日毎日雨の日々。
6月に入って、北半球で言えば師走に相当・・・寒くても仕方無いか。。。。


Sydneyはこんな気候でも、来週の今ごろは今年の初出張でPhoenix AZに居る予定。
今週の天気予報を見ると、当然晴れ続きで気温は38~43℃。
華氏では100度を超える日々・・・湿度もほとんど無いし、全くの別世界。。。

今回の出張は航空運賃問題で始まり・・・
シドニーからアメリカ西海岸には、カンタス・ユナイテッド・ヴァージンが直行便を飛ばしているが、
限られた競争の中で高価格を維持。
シンガポールやニュージーランド経由の方が3~4割安い。
その上、会社が使ってる代理店からの値段が、航空会社のインターネット価格より倍近く高い。

特に、去年の後半以降の不況の影響で値段には敏感にならざるを得ず、
約2週間のすったもんだの末に代理店がネット価格で売る事になり一件落着。
一般的に航空業界では、実費とは直接関係無く時間・距離が長い方が安くなる変な価格体系。
時間短縮に高い価値を与える業界。

4月末に価格が落着した途端に、メキシコ・アメリカで豚インフル騒ぎが勃発。
社内では、メキシコ・アメリカへの出張が禁止され、一時は出張自体が危うくなっていたけど、
やっと先週解禁になり、このままなら予定通り飛ぶ事になりそう。

そんな折に、今日はエール・フランスのA330が大西洋上で消息を絶っている。
ブラジル-フランスも、オーストラリア-アメリカも、海こそ違うけど同じ長距離洋上飛行・・・
何か起こっても緊急着陸する空港が航路上に無い!!