2009-06-13

役人の計算式

どこでどうやって思い付くのか分からないが、「成田・羽田の国際機能拡充に関する懇談会」とやらで、来年の成田・羽田の滑走路拡充で年間9,804億円の経済波及効果があると計算をまとめたらしい。
どこまで波及した効果を視野に入れてるか分からないが、「風が吹けば桶やが儲かる」方式で、
滑走路が増えれば発着枠が増える、発着枠が増えれば離着陸便数が増える、便数が増えれば乗降客が増える、乗降客が増えれば使う金が増える。。。。

というつもりだろうけど、成田の第2滑走路の延長、羽田の第4滑走路の使用開始を念頭において、成田で2万回・羽田で5万回の発着枠が増えるのは確か。
でも、現状の経済状態・搭乗率の中で、どれだけの航空会社が国際線の増便・新規乗入れをするだろう?
羽田の国際線枠の話も付いて無いし、羽田の5万回枠のうちのどれだけが国際線になるのか?
新幹線の延伸計画や本四連絡橋のように、日本にはこんな計算が多過ぎ!
蓋を開けたら、費用が予算の倍だとか、利用が予想の半分だとか。

何度も言ってしまうけど、近隣住民が納得していない国内線に乗り継げないような国際空港は止めて、東京国際空港は成田ではなく羽田に1本化したらどれだけの費用削減になるか計算したらいいのに。。。
こんな懇談会を持つ事自体に疑問が残るし。

0 件のコメント:

コメントを投稿