2009-06-17

機長の操縦技術

1月に2009年の10大ニュースになるであろう、US Airwaysのハドソン川不時着成功があった数週間後の2月12日(日本時間では既に13日の金曜日)、 同じニューヨーク州の北端バッファローでContinental AirlinesのDHC-8-400(Q400)が吹雪の中の着陸前に墜落。乗員・乗客49人と住人1人が死亡。
Q400といえば、高知空港で胴体着陸をしたのと同じターボプロップ機。

この事故の原因調査が進む中で、アメリカで路線バスのように飛び回るリージョナル航空会社の操縦士が十分なトレーニングを受けているかが疑問視されてきた。
アメリカでは先週から毎日のように報道されるようになってきた。

操縦技術については、機長が必須操縦室安全システムの実習を受けていなかった疑いがあり、副操縦士も回収されたボイスレコーダーの中で、自身の吹雪の中の着陸の経験不足を語っていた。
事故の直前も、機長の男性と副操縦士の女性が世間話をしていたのが録音されていて、それが原因で二人が危険なほどの速度低下に気付くのが遅れたのではないかと疑われている。

もう一つの問題点が操縦士の疲労・・・機長は当日の朝フロリダ州のタンパから、副操縦士は西海岸のワシントン州シアトルから夜行便でニューヨークに出勤。
操縦士控室で居眠りをしてるのを目撃されているし、前日からどれだけ睡眠がとれていたかも調査のポイントに。

バスのように飛び回るのは便利でいいけど、バスより危険度の高い3次元の乗り物なので、しっかりした技術と経験を持った人々にだけ運転して欲しいものだ!
でも現状のコスト競争が足かせになっているのなら、政治がそれも同時に見直してもらわないと。。。

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