2009-08-31

冷めたニュース

1日2本になってしまったシドニーの無料放送のNHKニュース。
朝7時に前日の午後7時のニュース。
夕方4時に当日の12時のお昼のニュース。

衆議院選挙の翌日の昼・・・大きな政権交代のニュースがトップに来ると思って観たお昼のニュースは、台風11号のニュースが最初の10分間。
選挙結果を言ってくれる訳でもなく、チラッと今後の事を報道しただけ。。。

開票の速さは素晴らしいが、投票日の翌日の昼にトップニュースにならない国会議員選挙なんて・・・
もちろん台風被害を予報するのも国民には大事なニュース。
でも、国会議員選挙の結果が、夜が明けて数時間の国営放送のニュースにしかならないなんて、やっぱり変なんでは。。。

あと20日

衆議院選挙のレースは民主党の超圧勝で終わってしまったが、9月20日のシドニー・ブリッジ・ランまではあと20日。

過去4回と比べたら、身体的な故障も、出張や大きなトラブルも無く、順調に練習日程を消化中。
特に今年は、「苦しくなってからが本来の練習」を思い出して、今までの年のように「苦しくなったから止める」ではなくなったので、今年の脚力は去年をも4年前をも上回っているはず。
この2週間、来週まで含めて3週間は最後のイジメ時・・・肉体的に故障しないようにギリギリまで追込んで悔いの残らないように。。。

普通なら去年に引続き今年も自己記録を更新して・・・になるところでも、これが一発勝負のレースの恐ろしさ!
前日まで万全の準備が出来てもいても、当日になったら何が起るか分からない!!
結果は472時間後のお楽しみぃ~

火災の季節

春先の気温の上昇と共にオーストラリアにやって来るのが、春の花と森林火災(Bush Fire)。
今年の2月に起ったメルボルン郊外の史上最悪の火災は日本でも報道されたし、まだ記憶に新しいところ。

日本では報道されないBush Fireが毎年数多く発生していて、先週木曜日からNSW州の南東端で火災が起き、航空機6機も含めた24時間体制の初夏活動でも既に3000㌶を焼失して燃え続けている。
週末は風向きも変わり、湿度も上がって小康状態が続いていたが、今日はまた北西の暖かい乾いた強風が予想されて、被害拡大に続きそうな気配。
日本語では、手の付けようが無い。というのか、手の施しようが無い。というのか、一番効果があるのは雨。
気温は下がるし、湿度は上がるし・・・でも当分降りそうに無い。
昨日からは、BackFireも始まって、火災の周辺で人工的に火災を起こし、空気の流れを変えて火災拡大を押さえようとしている。

今回の火災の正式な原因は不明でも、落雷が原因ではないかと調査されている。
オーストラリアの森林のほとんどはコアラの主食のユーカリ。
ユーカリ油が採れるほどの木なので、一度火が点けば非常に火力が増す。
もっと気温が上がってくると、風で枝が擦り合って発火してしまう場合も。

いずれにせよ、これから半年はあちらこちらで大きな煙の上がる光景が・・・
でも、今は早く雨が降って鎮火してくれることを望むだけ。

ヒドイなぁ~

もう少し均衡するかと思っていたのに、いわゆる与党の大物でも容赦なく落選。
自民党は大臣・閣僚経験者25人が落選。
公明党なんて、太田・北川・冬柴と現代表から前幹事長までTVで名前の知れてる唯一の人々が落選してしまって、党の存続にも関るのでは。。。

これで衆議院は単独過半数、参議院は連立過半数で、両院共に民主党がほぼ自由に動かせることになった訳で、どれだけ早くマニフェスト通りの政治を実現できるのか、まずはお手並み拝見。
見ると聞くとは大違い。文句言うのと言われるのは大違い。。。
大臣経験者のほとんど居ない民主党・・・今まで言ってきた通りに日米外交を希薄にして行くんだろうか?
そもそも、誰が諸外国と外交交渉をして行くんだろう?
国家戦略局は良いけど、内ばっかり見つめてると、外の変化から取り残されてしまうし。

16年ぶりに政権を渡してしまった自民党総裁になってしまったタロアソ氏。
当然のように、昨夜のうちに総裁辞任を発表したが、さて次は・・・鳩山氏の組閣人事よりも、こっちの方が興味深いかも!?

2009-08-30

やっぱり民主党政権かな

あと15分で衆議院選挙の投票も締め切られ、即日開票が始まる。
今晩の日本のTV局は、どこも開票速報で埋まってしまうんだろうけど。
今回は、各局共に早とちりの当選確実を出してしまわないように。。。

日本の開票の速さは世界でも類を見るが、明日の朝目覚める頃には選挙結果の大勢も決まって、巷の予想通りに民主党政権が発足してしまうんだろうか?!

麻生政権が残るにしても、鳩山内閣が発足するにしても、マニフェスト通りでなくていいから支出を押さえる政治をして欲しいもんで。。。
特に、総選挙に勝った途端に民主党代表選挙なんかして、小沢代表・総理大臣が誕生したりして欲しくないもんだ!

じゃぁ、今晩はゆっくり寝て目覚めのニュースを楽しみに。。。

2009-08-29

自滅した皿

昨夜までは何の変化も無く通常の使用に耐えていたのに・・・今朝起きて見たら、
手洗いして一晩水切りカゴで乾かしている間にこんな変わり果てた姿に。。。

特に強い衝撃が加えられて割れたんではなく、プラスティックの繊維が部分的に剥離した感じ。
製作過程では接続部分がある訳でも無く、成型加工されただけだろうから、何がきっかけになってこんな状態になってしまったのか?!

先月の「不動の鍋蓋」といい、うちの台所には何か特別なパワーが存在しているのかも?!

2009-08-28

断食中・・・

断食と言っても、ダイエット用の断食道場ではない・・・
年に1度のイスラム教の断食月「ラマダーン」が先週22日から継続中。

日本やオーストラリアではイスラム教徒は非常に少数派で社会的に認知されていないし、理解されてない部分も多いと思うが、依然住んでいたインドネシアは世界最大のイスラム教人口を持つ国。
慣れるまでは違和感のある仕来たりのある宗教なのは確か。
初出社の日の会社のトイレの洗面台で足を洗う人々・・・ビックリしたが、日に数回は手足を洗わなければいけない。
用を足した後は、必ず局部を水で洗わなければいけないので、バケツに水が汲んであったり、シャワーの付いたホースが完備されていたり。。。

断食と言っても、食べられないのは日の出から日の入まで・・・厳粛な信者は、その間唾を飲み込む事もしない。
ただ、太陽が沈んでいる間に1日分の食事をまとめて摂るので、普段以上に食べているという噂も。
断食が解除されても直ぐに固形物を食べる訳ではなく、ミルクやお茶の液体から始めて固形物は数時間後から。

このラマダンは、太陰暦を使い、毎年新月の日から始まるので毎年11日ずつ早まる。
子供や妊婦、旅行者等は丸1日の断食を免除される場合もあるが、基本的にイスラム教徒は全員実行しなければいけない。
例えば、ゴルフのキャディは、30℃前後の炎天下を数時間に渡ってゴルフバッグを抱えて歩かなければいけないが、この期間だけは水分を一切摂らない。
どう考えても健康に良い訳無いが、みんな忠実に守っていた。

イスラム教のモスクは、キリスト教の教会と共に過激派の攻撃対象になってしまうこともあるが、毎朝・毎晩スピーカーから流れる大音響のコーランは、他宗教者にとっては騒音にしか感じられず、現地での家探しには近隣のモスクの位置も考慮に入れるほど。

日本では「政教分離」が原則だが、インドネシアの場合は宗教省があるほど「政教一体」で、外国人登録の際にも宗教は問われるし、異宗教信者の結婚は許されない。
もし、異宗教信者が結婚を望むなら、どちらかが改宗しなければならない。

いずれにせよ、あと3週間の断食を終えた後は、国全体の機能が止まってしまうほどの約1週間の大祭典が待っている。
世界中のイスラム教徒の皆さん・・・あと3週間頑張ってください。

2009-08-27

通勤駐車場事情

いわゆるシティへの通勤には電車・バス・フェリーの交通機関が便利だが、これはシドニーの道路・駐車場事情に依るところが大きい。
朝のラッシュ時のシティに向う基幹道路の平均速度が20km/h台。その上、駐車場の確保が難しい。
幸いシティ発着の電車は、もちろん日本の比にならないくらい少ないが、それなりの数が走っているしギューギュー詰めになる事も無い。

最近は、家賃の高いシティから郊外に移転する会社が多く、移転した途端に通勤手段が問題になる。
電車・バスの駅や停留所が徒歩圏に有っても、30分に1本だったり1時間に1本だったり。
となると、必然的に自家用車通勤に頼らざるを得ない。

ところが、郊外に広い安いオフィスを見付けても、別の駐車場規制が問題になる。
新たに開発された場所に、毎日何百人・何千人の従業員が車通勤されると周辺道路が混雑して地域住民の迷惑になるので、地域の自治会がオフィスビルの建設許可条件として、床面積に対する駐車場数を設定する。

今の会社の地域では、45㎡に1台の割に制限されている。
45㎡と言えばワンルームマンションよりも広い面積・・・従業員全員が社長室のような所で働いているなら全員に駐車場が割り当てられるが、そんな訳には行かない。
となると、割り当てられなかった従業員は電車通勤したり、誰かと乗合いしたり、送ってもらったり。。。

この自治会組織は、日本の町内会の自治会のように、任意加入だったり、ちょっと自治会費を集めて・・・というのと違って、日本の行政区に近い働きをしている。
ビル・住宅の建設、木の伐採、道路の制限速度、路上駐車規制、ペットの管理、公園の管理、等々地域生活に関る管理全てに管理責任・権限を持っている。
例えば、マンション建設の工事期間中の昼間だけ近隣の道路を駐車禁止にして、作業員が駐車しないようにしたり。
その道路の沿道住民には、事前に反対意見が無いか問いかけがある。

裏を返せば、この自治会は真に地域住人の生活向上の為に活動する。
住民から見れば、自分の地域が安全で住み良い地域になれば直接自分のメリットになるし、その地域の評判が良くなれば移り住もうとする人も増え、自分の家や土地の資産価値も上がる。
保険会社も地域の安全性を判断して保険料の算定をするので、安全な地域に保管されている自動車保険料は安くなる。

日本で使われている地方分権よりも一歩進んだ、もっと住民主導の地域分権が必要なのでは・・・
でも、今の日本人の無関心・人任せ政治では当分無理かな。。。

2009-08-26

止められない止まらない

一昔、二昔前までなら、♪♪止められない止まらない♪♪
カッパえびせんだけだったのに。。。

最近、止まらないのは飲酒運転・・・それも現役警官の飲酒運転事故。
昨日の福岡県の事件でも、何でかなぁ~?!
30年以上警察官を務めてきて、あと10年ちょっとで定年退職して年金貰って・・・という49歳の巡査部長が。。。

その上、運転してなかったとか、車は盗まれたとか、直ぐにバレそうな嘘をついて・・・
現場近くの人が、路肩から中央分離帯に向って大声で誤っていた本人を見ていたと言うし。。。
にも関らず、記憶に無いと言うことはそれだけ泥酔してたという事で。。。
30年間現場に勤めてもどんな嘘がバレるか認識してないのか?!

あくまでも呼気検査を拒否するから、裁判所の許可を得て事故の10時間後に血液検査をしたら規制の4倍!?
10時間経ってもそれだけ残ってるという事は、事故当時はどんなんだったんだ?!
ノリピーが6日間逃げ回ったのが、身体から覚せい剤が抜けるのを待つ為だったのと同じような感じ・・・
アルコールなんて、風呂に入って一晩寝たらほとんど抜けてしまうハズなのに。。。

それもまた、福岡県の職員の飲酒運転事故で幼い兄弟が亡くなった事故からちょうど3年目の日にこんな事件を起こすなんて、今の日本人の心の奥底には、バレなければ良い・自分だけはバレないという考えが根付いてしまっているのか?!
そんな考えが警察官も政治家も公務員も先生も医師も弁護士も、自分の立場を忘れて世間的に許されない事件・事故を起こし続ける原因なのか??

何回同様の事件が起きても、いつも「2度と同様の事件が起きないように職員に徹底する」と言うけど、結論から言えば全く徹底できてない訳で、具体的にはどうやって徹底しようとしてるんだろう?!
警察組織の制約・束縛が人間の人格を変えてしまってるのでは。。。

67万円/秒

何度か取り上げている日本国の借金地獄。。。
こんな面白い物を発見してしまった・・・「リアルタイム財政赤字カウンター
http://www.kh-web.org/fin/
国および地方の借金(債務)の総額と国民一人当たり額が表示される。

1秒間に約67万円・・・1分間に4,020万円・・・1時間に24億1,200万円。。。
という具合に毎日毎秒増え続けている。

財務省の8月10日の発表では、今年6月末時点の国債・借入金・短期証券を合算した日本国の借金総額は860兆2557億円と過去最高額を更新・・・3月末からの3ヶ月で13兆7587億円増加。
世界選手権やオリンピックでも無いし、ギネスブックに挑戦してる訳でも無いんだから、誰かが止めないと地球温暖化と同じようなとんでもない日を向かえてしまうかも知れない。
CO2の排出量を減らしても直ぐに温暖化が止まる訳ではなく、支出を減らしただけでは借金が無くなる訳ではない。

麻薬中毒と同じような状況で、2兆円かけて定額給付金を撒いたけど麻生政権の人気は思ったほど上がらず、15兆円の補正予算を成立させたが、国民の為にも自民党の総選挙対策にも何の役にも立っていない。
どんどんエスカレートする「緊急経済対策」という名の下に行われてきた際限の無い借金支出。。。

本来なら、2大政党がお互いに知恵を出し合って良い方向に行くハズなのに・・・何故か日本の場合は違う。。。
今回の総選挙用のマニフェストでも、自民党・民社党共に税金のバラ撒き合戦・・・経済のパイを大きくする、高速道路を無料化する、子供手当を拡充する、等々・・・・・

あと4日で本当に日本が変わる事になるのか?!
どっちに転んでも、マニフェストを実行されたら借金は膨らむばかりだろうなぁ~。

2009-08-25

春一番

春一番といえば・・・キャンディーズ。。。
♪もぉ~すぐは~るですねぇ~♪♪
なんですが、すっかり初夏の気候になってからの大風。

昨日から北のブリスベンは高温、南のメルボルンは強風に見舞われて、シドニーも地域的に雷雨が。
今日の未明からはシドニーでも20mを越える強風が吹き荒れて、家の周りのユーカリの大木が悲鳴をあげて目が覚めるほど。
オーストラリア東海岸在住の皆さん、生活に支障はでませんでしたか??

シドニーでは、昼前には納まったものの、この風速25mにもなる生暖かい北西の強風は、木を倒し、電線を切り、屋根を飛ばし・・・等々の生活へのダメージが。
今夜半から明朝にかけて、寒冷前線がもう一つ南側を通過して、その後は安定した好天に戻ると。。。
シドニー観光に来るなら明日から!!!

2009-08-24

花火の無い世界

日本で花火と言えば、昔から家庭で使われる線香花火やネズミ花火から、花火大会で使われる大掛かりな打ち上げ花火や仕掛け花火まで、暑い夏には欠かせないアイテムの一つ。

海外では、家庭用の花火と言えば、基本的に爆竹の事。
中国の旧正月の象徴的な映像にあるように、何かの祝い事に使われる花火は爆竹。
もちろん、大掛かりな花火大会もあるが、日本の花火大会と違ってシドニーの大晦日の花火大会のようなショウ的な要素が多い。

オーストラリアでは、ACT州(キャンベラ)とNT州(北部地域)だけが花火の購入をできたが、ACT州での花火の個人的な購入・輸入・使用が8月29日以降罰せられる発表があった。
現在所有している花火についても、同日までに政府に引き渡さなければならない。
これで、個人が花火で遊べるのはオーストラリアではNT州だけ。

禁止の理由は簡単で、間違った使われ方が多く、他の住民の迷惑になったり、動物の虐待に使用されるのを防ぐ為。
日本では、地域によって打ち上げ花火を禁止している所は有っても、販売から所持まで禁止している所は無いはず。
正に、銃や麻薬並みの禁止条例。

今後キャンベラでは、商業的なイベントと事前に許可を得た個人の行事のみで花火の使用ができる。

2009-08-23

もうすぐ父の日

日本ではとっくの昔に過ぎ去った今年の父の日。
母の日に書いたように、ほぼ世界的に統一された母の日と違って父の日は世界中バラバラ。
オーストラリアの父の日は9月の第一日曜日・・・という事で、今年は9月6日。

あと2週間に迫ったこの週末は、各デパートやスーパーが父の日プレゼントを中心としたチラシを各戸に配布・・・
シドニーでは、チラシは新聞に入ってくる物ではなく、各戸の郵便受けに直接配布される。

とりあえず、あと1回来週の週末も買物の機会があるので、今週末はまだ緊迫した買物風景では無かったが、チラシ商品の中には、日本では有り得ないような商品も盛り沢山。。。

まずは、バービー・・・お父さんが着せ替え人形と戯れる訳ではなく、バーベキュー用のコンロをバービーと呼ぶ。
それに付随したエプロンからコテまで・・・とにかくオーストラリアでは、BBQはお父さんの領域。
あとは、芝刈り機・・・これも、ほとんどの家庭でお父さんの領域。
息子に任せるかどうかは各家庭の事情次第。。。

まぁ、日本の父の日定番のネクタイやシャツに比べ、アウトドア用品(庭用品)の占める割合が多いかな?!
でも、毎年バービー貰っても、お母さんが片付けに困るだろうしなぁ~。

2009-08-22

早春の一日

数週間ぶりにビーチへ。。。
先週末はインディアン サマーで、ものすごい人出だったらしいけど、今日は人影もまばらで海に入っているのは10人足らずのサーファーだけ。

海の色も空の色も陽射しの角度が変わったからなのか、先月とは少し違うような。。。



何気なく家の近所のいつも行く公園に。。。
片隅では、何組かの家族連れがBBQ場で子供の誕生日会をしているし、芝生でサッカー、クリケットをする人々。
日本では予約がなかなか取れない週末のテニスコート・・・無料なのに8面誰も使っていない。
いつも何も感じずに見ていた公園のルールの看板・・・禁止事項がいくつも。。。
シドニーのビーチは、犬は衛生上立ち入り禁止。
公園はというと、馬立ち入り禁止・・・日本ではお目にかからないかも。と気が付いた。
でも、良く読めば、繋がれた犬以外の動物。と書いてある。
犬以外の動物全てを馬に代表してもらっただけの話。


それにしても、この国で費用のかからない週末のレジャーには事欠かない。

2009-08-21

今日はOoO

メール中に、OoOやOOOと書かれると、ひょっとして日本で使われている顔文字かと勘違いしたり、何かの穴埋め問題かと思う人もいるかも。。。

OOOは、英文中で使われる短縮後。 Out Of Officeの頭文字を取ってOOOやOoOで表現される。
要は、外出してるか休んでるかは曖昧で、出勤してないと言う事。
I‘m OOO today と言えば、今日はオフィスには居ない。
と言う事で、今日は在宅勤務。


その他にも、日本では流行らないと思われる短縮語が英文ではたくさん使われる。
発音は、全て並んだアルファベットを読み上げるだけ。

COB(Close Of Business)
今日中に何かして欲しい時の今日中が、24時までではなく就業時間中に欲しい時・・・
今日の勤務時間が終るまでと言いたければ、By COB Today

BAU(Business As Usual)
いわゆる、通常通り。
何の事故も遅れもなく勤務・稼動している状態。

WIP(Work In Progress)
経過報告の際に、予定通り進行中。

BTW(By The Way)
中学の英語で習ったように、ところで。
単に、文章を短くする為のみ。

DOB(Date Of Birth)
電話の問い合わせなどの、セキュリティ・チェックの際の誕生日の聞き方。
What‘s your DOB?

MOD(Manager On Duty)
シフト勤務なので、今のシフトでの管理者・責任者。

HLP/DLP(High Level Plan/Detailed Level Plan)
大まかな予定表・詳細な予定表。

ETA(Estimated Arrival Time)
元々は、到着予定時間のことを指していたのに、いつの間にか完了予定時間として使われるようになってしまった。

RFQ(Request For Quote)
業者に見積り依頼をすること。

KT(Knowledge Transfer)
直訳すると、知識伝達。
何か新しい事・物の製作者が、運用方法・使い方を他部署・担当者に教育する。

DST(Daylight Saving Time)
日本語で言う夏時間。決してSummer Timeとは言わない。


日本人特有のカタカナ短縮にせずに、アルファベットのままで使ってみてください!!

2009-08-20

確定申告の季節

皆さん、確定申告はお済みですか?
という広報は2月に日本で聞く言葉。


オーストラリア在住の皆さん、Tax Returnの申請はされましたか?
オーストラリアでは、7月~6月が会計年度で、サラリーマンには6月の給与と共に源泉徴収票が渡される。
日本のように年末調整なんていう制度が無いので、各個人が自分で確定申告をするか、税理士に頼んで申告するか。

日本のように、複雑な控除対象項目が無いので、給与収入だけの場合は至って簡単。
医療費、医療保険代、利子収入、寄付金、等々の額を申告したら、源泉徴収された額からいくらか返って来る・・・ハズ。

とりあえず、先週申請の手続きを頼んだので、来月早々にはいくらか返ってくるでしょう。。。
お楽しみぃ~!!

2009-08-19

帯に短し襷にもならず

やっと衆議院選挙も公示され、正式な選挙活動がスタートして、日本の夏はセミの声と共にウグイス嬢の声の混声で賑わっている事でしょう。
シドニーの朝は、久しぶりに非常に冷え込んで出勤時には4℃。
その上、今朝はイスラエルのトラブルで3時半に起こされて、日の出前の家の中の寒さはかなりのものだった。


動物や飛行機ネタが続いてしまったので、久しぶりに政経の話題を。
衆議院解散から4週間経っているので、かなり前から選挙戦が始まっているようなもの。
いつの間にか、総選挙になると各党がマニフェストを作って発表するようになり、選挙公示前からお互いにけなし合い・つぶし合いが続いてきた。

各党のマニフェストを見てると、断片的にはみんな正しいんだけど、何故それを全部まとめた政党が出て来ないんだろう?
どこかで、自分達の立場を考えてるから、パーフェクトな物が出て来ないんでは?!


官僚主体の政治を止めよう・・・正しい!
日本経済のパイを大きくしよう・・・正しい!
日本経済の安定が確認できたら消費税を上げよう・・・5%の消費税なんていう大国は無い訳で主流派10%前後。遅かれ早かれ10%にしなくてはいけないんでは。もちろん、生活必需品を除外品にして。
食料品を消費税対象から除外しよう・・・嗜好品を除く主食・必需品目を除外の方が良いのでは!
子供手当の導入・・・収入を制限するややこしい配偶者控除より役に立つんでは!
高速道路の無料化・・・土・日のETC割引だけでも分かるように、他の公共機関の事を考えたり、CO2の排出量の事を考えたら、今の日本では無料化すべきでは無いかも知れない。営業用トラックだけ無料にして運送費を押さえた方が日本経済には良いかも。

あと10日間、政界に正解は無いので、日本の近未来の為にじっくり読んで考えてください。

2009-08-18

どれだけ高齢か

部分的に何度かネタ披露をしていた話題をここでまとめて・・・
日本のお盆休みのピークも終って、9月の連休の予約も入っているだろうし、こんな数字を公表してもビジネスに直接の影響は少ないだろうと思うので・・・それに、ほんの数十人の人の目に触れるだけ。

以前から、「日系航空会社の機体は古い」と言っているが実際はどんなものなのか。
ここに来て、大手2社の赤字拡大・追加減便が話題になっているが、減便すれば当然運用機体数は減る。
そうすれば、維持・運用コストの高い古い機体を処分できる。

もちろん、国際線の場合、同じ機体を同じ燃料で飛ばしてる訳だから、価格競争は乗務員の給与の差が一番大きいハズ。
今までは、日本人が乗務していて日本語が通じて日本食が提供されて・・・というメリットの為に高い運賃を払っていた日本人旅行者も、旅慣れてくればそんな日本人、日本語、日本食よりも値段に目が向いて来るのも当然。
最近の日本線にはどの航空会社も必ず日本人を乗務させて日本食のメニューも有るし。



さて、本題の各社の機材の数と平均機齢は・・・

日本航空(JL)
世界最大のB747(ジャンボ機)保有数を誇った日本の翼は、今やその大量の高齢ジャンボが足かせに。
国内線での全日空との競合の為に吸収した日本エアシステム(JAS)からのA300やMD-80/90が残り、一部はJASの前身の東亜国内航空時代から引き継がれている機材も。
いつまで続くジャンボ時代??

全日本空輸(NH)
JALに比べれば、長距離国際路線も少なく、徐々にB777の導入をしていたので、大型機の保有数は少ないが、80年代前半からのB767が大量に残っている。
ボーイング社の新機種B787の開発の遅れが高齢機の存続につながっている。


シンガポール航空(SQ)
機体は10年で交換する企業理念の下で、常に新しい機体・座席を導入。
A380の納期遅れでB747の処分が遅れていたが、B777・A330・A380の導入が進みSQのジャンボが姿を消す日も近いのでは。

エミレーツ航空(EK)
アラブの富豪の国は、シンガポール航空の上を行く若さ。
大手の中では一番若いピチピチ機体を揃えているのでは。


カンタス航空(QF)
ご存知、赤い尾翼にカンガルー、オーストラリアの魂・・・Spirit Of Australia。
去年からA380も就航したが、運行トラブルが頻発・・・JAL・ANAと同様に、80年代後半からの国際線の主流に使われたB747・B767が残ってしまっている。


ジェットスター航空(JQ)
低運賃を売り物にするカンタスの子会社。
発足間もないこともあり、カンタスのお下がりを譲り受ける事もなく、新しい機材が運用されている。
機齢とサービスは別物!!

大韓航空(KE)
一応、日本のお隣り韓国の様子も。
機材の数だけで比べればJALの半分強・・・しかし、JALと同じ数のB747を保有し、今後はどの機種に移行しようとしてるのか?!
あまり普段から観察していないので、この先の事は不明。

2009-08-17

9秒58

犬たちにブログを占領されていられない・・・アスリートとしては。。。
過去の栄光でしかない陸上競技の記録。
いつでもどこでも自己記録が更新できると思ったら大間違い。。。

だから、今は絶対に達成できない30年以上前の記録でも公認記録として残っている。
例えば、
  100m    11“6
  200m    22“8
  400m    52“0
  800m  2‘08“
 1000m  2‘38“
 1500m  4‘13“
 5000m 15‘32“
10000m 31‘52“
と、今となっては中学生の記録のような数字だけど、もう一生出ない数字。

この100m9秒58がどれだけ速いかというと、単純に割り算して平均時速37.58km/h
0km/hからのスタートを考慮すれば、ゴール時点では45km/h以上のスピードが出ているハズ。

ちなみに、世界一流のマラソン選手・・・42.195kmを2時間8分で走ろうと思えば2時間で40km。
という事は、2時間以上連続で時速20kmで走ってることになる。
人間の身体能力の凄さを実感できますか??

カップ・ケーキ・デー

「カップ・ケーキ・デー」と言われても何のこっちゃ?? でしょうが。。。
http://www.rspcacupcakeday.com.au/
RSPCAという動物愛護団体が、カップ・ケーキを売って、その売上げを団体の運営資金に・・・という日。
オーストラリアでは、こういった団体への寄付金が全て免税対象になるので、みんな色んな金集め方法を考える。

そう言えば、昨日は家の近くの公園でもイベントをやっていたし、今朝は社内でも・・・朝からカップケーキを売っていた。
去年は全国で25万個のケーキを売り上げたらしい。


そんな中で、やたら動物ネタが多くなってきたこのブログ・・・今日は、次なる犬のマルチーズ「BiBi」が登場。
25m以上のの強風が吹いていたメルボルンの岩壁を飼い主のSueと一緒に散歩していた時、BiBiは突風にあおられて海に転落。
必至の犬掻きでSueの居る岩壁に戻ろうとするが・・・強風で沖に流される。。。

そこに、家族と祖母の灰を撒きに来ていた20歳の青年Radenが冷たい海に入って行き。。。
そして、無事に救出・・・メデタシメデタシ。
http://www.dailytelegraph.com.au/news/gallery-e6frewxi-1225762314276?page=1

2009-08-16

やっと自由の身に

もし、タイトルで検索して、スーチーさんの事だと思って来て決まった方々・・・政治とは縁遠い科学の話ですので悪しからず。。。
今日は読むに値しないネタの連続・・・と感じている常連の皆さんも同様に。。。

約2ヶ月間微動だにしなかった鍋蓋だったのに・・・
http://lovely-aki.blogspot.com/2009/08/blog-post_08.html


とうとう今日の夕方、離脱に成功!!
その後には、2ヶ月近い歴史を物語る円形のゴミと冷やされて水滴となった蒸気が。。。

この不動産とも言える、不動の二重構造の高価な蓋。
ドライヤーやアイロンと言った、科学的手法による解決はならず、物理的な手法を探し続けた日々。。。
紙・糸系の柔らかい物を間に入れるのは困難な事が判明。

精密ドライバーのような小さい物では、天板か蓋に傷が残ってしまいそう。。。
有りそうで無さそうな「硬くて薄くて長い物」を想像し続けて1ヶ月・・・結果を見て貰えば一目瞭然!!
大成功!! 
コロンブスの卵と一緒で、終わってしまえば何て事は無い・・・
カッターの刃を滑り込ますように置き、刃の背中を叩いたら簡単に。。。
どうやって叩いたかは企業秘密!!

やっぱり、頭は帽子を被る為でも無く、ヘディングをする為でも無く、考える為に付いているんだ!!

今朝の世界新記録

シドニー・オーストラリア在住の方々の中には見た人も居るのでは?!
チャネル9のニュースショウ「TODAY]の中での挑戦。

世界中の珍記録を集めたギネスブック。
今朝は、8時過ぎに起きて散歩から帰ってTVをつけたら、ちょうど記録挑戦が始まるところ。。。
今までギネス非公認の記録しかなかったという新競技・・・「マットレス人間ドミノ」。
41枚/人だったという記録を大幅に上回る80枚/人・・・初代公認世界新記録の瞬間!!

まぁ、バカバカしいけど見てやってください(下のURLをコピーして)・・・最初に15秒のコマーシャルが入ってしまいますが。

http://video.ninemsn.com.au/video.aspx?mkt=en-au&brand=ninemsn&tab=m162&mediaid=224822&from=39&vid=725A23FF-4C80-41A0-B44B-A15DFD23043E&playlist=videoByTag:mk:en-AU:vs:0:tag:aunews_aunationalninenews:ns:MSNVideo_Top_Cat:ps:10:sd:-1:ind:1:ff:8A#::725a23ff-4c80-41a0-b44b-a15dfd23043e

2009-08-15

インディアン・サマー

「インディアン嘘つかない」っていうのに、この真冬に嘘のような真夏の天気。
辞書によりと、Indian Summerは秋の始まりの暑い日の事。って書いてあるが、現地のネイティブ達は気にせずに真冬でも春先でも異常に暑い日のことを「インディアンサマー」って言う。
単に語意を間違って使ってるだけかもしれないが・・・まぁ言葉だから、成長して違う意味に使われることもありかな。。。

何と呼ぼうが、今日のシドニーは嘘のように暑い・・・でも、明日は今日より5℃くらい暑いらしい。
「雑草の如く・・・」というように、雑草達は芝が枯れている冬の間でも元気に育ってくれる。
春先の芝刈りが始まる前に、種が付いてるヤツらだけでも退去してもらおうと戦ってみたが、今日の日向は無理!!
昼前にもう40℃になっている。。。

日陰でやっと24℃で、半袖・短パンでちょうど良い気温。
先週の日曜日は、昼間もヒーター使って、昨日の朝もヒーターを使っていたのに、今日は家中の窓が網戸状態。
水道の水が、数日前までは冷たくて触りたくなかったのに、今日は生温くて気持ち悪いくらい。

今日は、8月15日で終戦記念日であり、お盆で、甲子園の高校野球真最中・・・
この全てが「暑い日」と結びついてしまう日本人にとっては、特に違和感を持たなくても良いのかも?!
それでも、北半球だったら2月中旬の気候・・・立春は過ぎても、まだ真冬の気候のハズ!

こんな気温だから仕方なく・・・昼からビール飲んで。。。
健康に良くないインディアンサマー!!

2009-08-14

SQまでも

SQは、シンガポール航空の会社コード・・・JALやANAのJL・NHに相当。
シンガポール航空の便名の頭には必ずSQが付く。
ちなみに、なぜANA/全日空がNHなのか?? 
全日本空輸の前身が日本ヘリコプターだったから、その名残。

昨年からの経済不況に新型インフルエンザと、旅行需要は減るばかりで6月末から大手ホテルチェーンや航空会社のダイレクトメールは、特別価格だらけ。
ホテルは、1泊$95、2部屋で$200、1泊毎に$100のクーポン付き。。。と言った、半額程度への割引。
ユナイテッド航空は、日本発ハワイ便のビジネスクラスの大幅割引等々、元々需要の少ない部分の割引幅が大きい。

A380の機体指名搭乗もあり、新型シート搭載機の値段を上げても搭乗率を確保していたシンガポール航空まで、自社のウェブ上で昨日から2週間の限定特別運賃の販売を始めた。
それも、すべてのクラスに対して・・・今のところ、オーストラリアからの往復運賃のみで、日本発の設定は無い。
出発日も、今年後半から来年3月末までのほとんどの日が同価格で、年末年始と旧正月が除外されている。

ちなみに、シドニー-東京のエコノミークラスの往復は$890(≒71,000円)全て込みの値段。
ジェットスターの食事なし・荷物なしの料金よりも同等か安いくらい。

非常に魅力的な値段でも、問題は半年以上先の日程を確保できるかどうか。
それに、この先業績悪化が続けば同様の割引運賃が出てくるんじゃないか?
なかなか難しい判断が要求される!!

JL123

この便名が欠番になってから早や24年。
そう、群馬県上野村の御巣鷹山に墜落し520人が犠牲になった事故便。

このJAL123便、羽田発18:00伊丹着19:00と関西から東京への日帰り出張族には非常に便利なフライトだった。
この後の最終便JAL125便は、伊丹の着陸時間規制を考慮して、羽田発19:40分伊丹着20:40分。
事故の前の2年間に、この2便をどれだけ使っただろう。。。
多い時には週に2回・・・年間20回以上は使っていたと思う・・・なんと言っても、都内で5時に仕事を終えるとピッタリ6時に乗れてしまう。

今でこそ、東京-大阪便のほとんどがB777クラス以下に置き換わったが、当時は大きな航空機事故が頻繁に起っていた頃で、長距離国際線向けデザインのジャンボ機が短い45分のフライトを繰り返す特別な日本の空で乗る度に考えていた事は、この便は大量の大企業の重役を運んでいるし、墜ちたら日本経済に大影響を及ぼすから落ちないと信じていた!
6月に乗ったオークランド-ロサンゼルス-ロンドンに使われる機体なんて、12時間に1回しか地上に降りて来ない・・・1時間前後の日本の国内線では1日5回以上の離着陸が繰り返される。
当然、着陸時に機体が受けるショックも多いし、気圧の変化による金属疲労も大きくなる。
だから、日本の国内線用に足腰を強くしたモデルが作られていた。

事故の日は、自宅でテレビを見ていたらニュース速報が・・・「JL123が群馬県で墜落。。。」
第一声は、何で123便が群馬に行ったの??
最初は、何かのトラブルで羽田に戻ろうとしていたのかと思ったが、現実は別の理由だった。

今でも時々ドキッとするのは、
マレーシア航空のMH123 クアラルンプール-シドニー
シンガポール航空のSQ234 シドニー-シンガポール
シンガポール航空のSQ345 チューリッヒ-シンガポール
何かこの数字の並びが乗る度に心に引っかかる。。。

とにかく、こんな補修ミスによる大事故が起らない事を願うばかり。。。

2009-08-13

日本中が揺れ揺れ

台風・豪雨での洪水・土砂崩れのニュースと共に、大地震が日本のトップニュースになってしまっている。

8月に入ってからの大きめ地震を調べただけでも、13日間に11回。
  02日に新潟県下越沖でM4.9とM4.7の2回
  03日に福島県沖でM4.4
  03日に熊本県天草でM4.7
  05日に沖縄県宮古島近海でM6.5
  05日に栃木県北部でM3.1とM3.9の2回
  05日に大分県日向灘でM5.0
  06日に熊本県天草でM4.6
  09日に東海道沖でM6.9
  11日に駿河湾でM6.5
  13日に八丈島沖でM6.6
これに余震を合わせたら相当な数の地震が毎日起こっている事になる。

それにしても、日本近海の海底に蓄えられたパワーは計り知れないもの。。。
広島に投下された原爆のエネルギーがM5.5に近いらしいが、M6.0になるとその5.8倍、M7.0になると185倍。
この2週間で、日本近海では広島の原爆300個分くらいのエネルギーが放出されたことになる。

阪神淡路大震災がM7.3、東海沖地震の予想規模はM8.0。。。
揺れの無い大陸の隅から言うのは失礼な事かも知れませんが、日本の皆さん十分な準備をして日々お気を付けください。

やっぱり無理だよ

11日の地震で通行止め区間ができた東名高速道路・・・一番の稼ぎ時のお盆休みに閉鎖・通行止めでは儲けにならない。。。
会社の思惑から12日中開通、やっぱり13日午後開通、と言って他の交通機関への転向を押さえようとしてたんだろうけど、最終的に13日中の全線開通は無理と。。。

下り線だけでも今日の0時に復旧開通させて素晴らしかったのに、上り線のあんな崩落までも3日足らずで本当に直してしまうのかと思っていたら、日本の土木技術を持ってしてもやはり無理だった。

だいたい、資材・機材を集めるだけでも半日はかかるだろうし、現状調査と補修計画も作らなければいけないし、いくら突貫工事をしても無理があったような気がする。
開通直後に大量の通行車両があって、再崩落なんて事になったら元も子も無いし、ゆっくり安全が確認できる工事方法と適正工期でお願い!!

この通行止めで、車での帰省を諦めた人がどれだけ居るか分からないが、行きが車でなければ帰りも車では無いはず。
稼ぎ時に結構な収入減になるんだろうなぁ~

2009-08-12

休暇取得促進

日本の皆さんは、梅雨明け後の蒸し暑い夏に加え、台風と地震による災害の中での厳しいお盆休みなんでしょうが、ちょっと目をカレンダーに向けると残りはあと5枚・・・4ヶ月半で今年も終了。
きっと暑い真最中に寒い年末の行動を考えるのは無理な事なんでしょうが・・・

先月にもチラッと書いたように、欧米の人々は7月に入ったと同時に年に一度の大イベント「クリスマス」に目が向いてます。
実を言うと、年末年始の3週間の休暇と航空券の手配を先週済ませました。
早い者勝ちでは無いが、この時期に買ってしまうとハイシーズンでもかなり安く買える。

年末年始、ゴールデンウィーク、お盆、等々、法律や会社が定めた休日に頼ってみんな一斉に休む日本社会とは違い、欧米では休暇を取ってリフレッシュするのは自己管理。
特に、日本のこの3期間に超ハイシーズンを作って高額料金を設定できる旅行業界には好都合かも知れないが、わざわざ混雑している時に行って高い金を払わなければいけない・・・なんか不合理が。

そして、毎年この時期に出て来る社内通達は、有給休暇の消費促進。
日本では、「同僚に迷惑がかかるから有給休暇が取れない」「有給休暇を流してしまう」という現象が各社で起っているらしいが、欧米ではそんな事は許されない。
休暇を取れない社員・部下に休暇を取らせられない上司は評価が下がる。
部下が休暇を消費しない上司に至っては翌年のボーナスにも影響を及ぼす。
とにかく、年末の有給休暇残高を減らす工夫をしなければいけない。

基本的に、社員全員に年間20日与えられる有給休暇・・・日本のように「流れる」と言うことは無く消費するしかない!!
社内規定では、もし40日以上貯めてしまったら12ヶ月以内に30日以上の休暇予定を入れる。
40日以上貯めてしまった社員には、上司が25%以上の休暇をすぐに取るように命令する事ができる。

日系の会社では全く逆で、上司は部下が休暇を取らないように指示している・・・という噂は聞いた事があるが、毎晩の深酒だけでは精神的な苦痛はリフレッシュできないんでは?!
ローシーズンに5日間休んで9連休にするだけで結構リフレッシュできますよ!!

2009-08-11

マグロは大丈夫か?!

クジラに続いてマグロも日本の食卓から姿を消す日が近いのか?!

いわゆる「本マグロ」と呼ばれる最高級マグロの「クロマグロ」。
日本で消費されるクロマグロの6割は大西洋・地中海から輸入されているらしい。
その海域のクロマグロを、絶滅の恐れがある動植物の取引を規制するワシントン条約の対象に入れようとする動きが欧米で加速している。
もちろん、日本は反対の立場でも、国際会議で自分の立場を表明するのが非常に下手な日本は、今回も押し切られてしまうのでは。。。?!

今のところ、モナコが音頭取りをして、仏・独・英・蘭・米が既に容認または容認する方向。ということで、これだけの大国が賛成すれば、来年3月の国際会議で、まず間違いなく採択されてしまうんでは。。。
そんな日が来れば、日本商社は供給量を確保する為に、また世界中の何処かの地域に的を絞って集めるんでしょうが、それがまた新たな規制を呼ぶ結果に。。。?!

今日の報道で、「日本の食料自給率が2年連続で上昇」とはいえ、
2008年の食料自給率がたった1%上がって41%になっただけ。
日本の食料の6割は輸入品・・・大西洋のマグロにしても、年間3万4千トンの漁獲量の大半が日本に運ばれている現実を知ると、大量の燃料を燃やしてマグロを運ぶ非常に環境に悪い事をしている事になる。

かと思えば、南オーストラリアで蓄養された「ミナミマグロ」が「美波そだち」のブランドで約1ヶ月前から日本の店頭に・・・
捕鯨には大反対のオーストラリアも、マグロの商売には前向き!!
オーストラリア近海を回遊するミナミマグロの若齢魚を12月~3月の間に捕獲し、イケスの中で泳がせたまま曳航して蓄養し出荷するという形態。

蓄養場所は、南オーストラリア州の州都アデレードから西に280kmのポートリンカーンで、周辺は小麦農業で半径160km以内に海を汚染する工業施設が一つもないという大自然の中。
半径160kmといえば、東京から水戸・宇都宮・前橋・甲府・静岡まで、大阪から岡山・名古屋・日本海まで・・・この一帯に工業施設が一つも無いなんて。。。
やっぱり、オーストラリアはとんでもなくデカイ国だ!!

2009-08-10

大きな代償

今年の3月11日、サイクロンの影響で大シケのオーストラリア大陸の北東沖を航行中の香港船籍の貨物船から27万リッターの燃料用重油が漏れ、クィーンズランド州のサンシャイン・コーストの海岸を汚染してしまった。

この影響は、オーストラリアで最悪の環境汚染に対する補償金として、オーストラリア政府は船会社に対して2,500万ドル(≒20億円)を提示。
同様な事故の法的な補償額の1,450万ドル~1,750万ドルに比べると破格の額だったが、船を所有する船会社は2,500万ドルの支払いを承諾。

47歳のフィリピン人の船長には、燃料を流した罪で既に35万ドル(≒2,800万円)の罰金が、船を所有する香港の船会社には、大シケの転向を知っていながら船をクイーンズランドに向わせた事で、150万ドル(≒1億2千万円)の罰金が科せられるかもしれない。

この承諾によって、120万ドルの清掃活動に使われた費用も支払われ、住民の税金が使われずに済むことになりそうだ。
との事。。。

地球の環境破壊の進行が叫ばれる昨今、こういう自然環境に影響を及ぼす事件・事故について、今後益々大きな代償を支払わされる事になるのは間違いない。。。

2009-08-09

夜明け直前

予定の作業を全て終え、6時半に元通りに復旧宣言をした直後、シドニーの東の空は真っ赤に燃え上がっていた。。。





寝静まってくれた時に

オーストラリア東部時間、2009年8月9日(日) 午前3時30分・・・こんな時間を狙って活動する業界!!


先月に続き、先週もJALの予約システムに障害が発生して航空機の運行に大きな障害を与えたように、今やコンピュータのサポート無しでは人間の生活が成り立たなくなっている。

情報漏洩・ATM障害・ネットワーク障害・サイバーテロ・・・等々の事件・事故は、一般の人々に内容が分からないような言い方をしているが、全てコンピュータ関連の事故で、その事故のほとんど全てが人間の設定ミスや操作ミスによるもの。
「コンピュータの故障で・・・」という言い訳は、実は人間によって故障させられた物・・・基本的に、コンピュータは人間の作った指令のプログラム通りにしか動かない。
まして、銀行・航空会社を始めとして、情報系の基幹システムには、二重三重のバックアップシステム・ネットワークが構築されている・・・ハズ。
なのに、こういう事故から分かるように、イザという時に機能しないのが現実・・・悲しいかな。。。


そんな中で、現在運営を担当しているシドニーの2ヶ所のデータセンターは、お互いにバックアップしながら、アジア・オセアニア・アフリカの110ヶ国以上の国々の製造から受注・出荷・請求、電子メールまでの全会社業務処理をしている。
このデータセンターの障害は、平均すると1時間で約2億円相当の売上げに影響を及ぼしてしまう。

ニュージーランドから西アフリカまでの広いタイムゾーンと、中東諸国のような日~木勤務の国などさまざまな条件を考慮するとテストをする日・時間は非常に限られるが、この週末は、2つあるデータセンターのうちの1つがダウンしても正しく業務が継続できるかのテストの週末。
アメリカ大陸以外のほぼ全世界が寝静まる土曜日の朝2時に出勤して片側を止める作業・・・1日片肺で稼動し、日曜日も朝2時から元に戻す作業。

いくつかの改善点は見つかったものの、無事に2日間の日程を終えて、設計・導入が正しいことを確認し、あと数時間で夜明けと共に残りの短い週末に突入・・・まずは朝寝からかな。。。

2009-08-08

不動の鍋蓋

一見何でもない普通の鍋蓋・・・ガスレンジの横に置いてある。。。
ように見えるが、実はこの蓋・・・もう1ヶ月以上この場からピクリともしていない。。。

パスタを茹でる為の湯を沸かし熱効率を良くする為に蓋をした。
もちろん数分でグツグツ煮立って、麺を入れる為に蓋を取る・・・そしてこの場に置いたら最後。。。
「不動明王」のように不動になってしまった。

要は、蓋の中の熱い水蒸気を含んだ空気が冷えて吸着してしまった。
全く空気が漏れないほどお互いに平面だったのか?!

科学的には、中の空気を熱して膨張させれば動くハズ・・・
ドライヤーで数十分間蓋を暖めて、蓋に触れないほど焼けても、幸か不幸か2重構造の蓋で中の空気まで暖まらないらしい。
残るは、台の表面を暖めるしかないが、どうやって暖めるかが問題。
アイロンを置いたら熱くなるかも知れないが、焼け焦げが付いてしまうと後々エライ事に。。。

従って、当分の間、この場に留まってもらうしかないかな?!

2009-08-07

さよなら Sam

一昨日紹介したコアラのSam・・・ヴィクトリア州の大火災による大火傷と煙による呼吸障害を克服したSamだったが、クラミジアには勝てず、昨日の手術後約4年の生涯を終えた。
http://www.dailytelegraph.com.au/news/gallery-e6frewxi-1111120749856?page=1


世界的に大火災から生還した希望の星になっていたし、Samを助けた消防士のTree氏が水を飲ませる写真は、世界中で販売され売上金の50万ドル(≒4千万円)は野生動物の保護施設に寄付された。

担当した獣医によると、嚢腫は膀胱に広がっていて、これ以上の処置は彼女に余分な苦痛を与えるだけだった。
彼女に出来るだけの事は施したし、彼女が出来る限り心地良く居られるようにした。

ただ1匹の野生のコアラの死だが、
Samを助けたTree氏、約6ヶ月間彼女のリハビリを助けた女性、オーストラリアのKevin Rudd首相までSamの死に対するコメントを発表。。。
半年間の世界の英雄でした。。。合掌。

今朝の満月

日の出の約10分前・・・一晩の勤めを終えた満月が西の空で家路を急いでいた。。。

2009-08-06

真っ青に真っ赤

冬至の頃には7時過ぎだった日の出時間が今日は6時44分・・・6時過ぎにはボンヤリと明るくなる。

長く続いた雨の日々が終って天気は回復しても、放射冷却の影響で昨日から朝の冷え込みが戻って来て5℃くらい。
それでも、ちょっと薄い雲が残っている今朝などは6時半過ぎにキレイな朝焼けが見られる。

日中は、20℃を越えるような日が続いているので、日本の本州の2月の気候とはちょっと違う。。。

2009-08-05

コアラの次なる災難

まだまだ記憶に新しいと思われる、今年始めのメルボルンの大森林火災・・・
日本では燃え上がるニュースだけで、鎮火のニュースは流れなかった。。。

その中で、救助されて有名になった野生のコアラ・・・Sam。
消防隊に水を飲ませてもらう写真は世界中に発信されて共感を呼んだ。
あれから半年・・・Samは生命を脅かされる病気にかかってしまったらしい。


今週中に泌尿器系のクラミジア症による嚢腫の手術を受ける予定にはなっているらしいが、脱毛・尿道感染・失明の可能性が。
一般的に、腹部の手術後のコアラの生存率は非常に低いらしい。大火災での火傷からは順調に回復していたし、一緒に連れてこられた孤児のコアラにも母性本能を見せていた矢先の出来事。

50%のコアラは同様の病気にかかっていて、過去のワクチン接種も効果が無かったようだ。
Samの生命の行方は、今週金曜日までに判明。。。

豪雨でオーバーラン

今度はタイで・・・それも、日本人にもポピュラーなクラビからサムイへのフライト。
バンコク エアウェイズのPG266便・・・機種は、フランス・イタリアの合作のATR-72。

この70人乗りの小さな機体は、サムイ空港に着陸後、滑走路をオーバーランして使われていない昔のコントロールタワーに激突。
奇跡的に、出火しなかったので死者は機長のみで重体4人。
68人の乗客のほとんどが外国人観光客なのに、不思議な事に日本人が乗っていなかった・・・日本のパックの場合は、どちらか1ヶ所で終わりだからかな?! 船を使うか。。。

ここ数年、マッシュルームのように誕生し続ける東南アジア諸国の中小格安航空会社の中にあって、このバンコク エアウェイズは保有機体数が15機と少ないが、1968年創立の老舗で平均機齢も3年と非常に若い。
他大多数の中古機寄せ集め航空会社とはちょっと違う。

呆気ない最後になってしまったこの機体(登録番号 HS-PGL)も初飛行は2001年6月6日で、まぁまぁ新しい部類。
亡くなった機長は、この同型機に17年も乗っていたというし、豪雨の中の不慮のスリップ事故だろうが・・・この機体には2億5千万ドル(≒238億円)の保険金がかけられていたし、残された2機の同型機が2003年と2008年製なので、会社としては不幸中の幸いの機体だったかも。。。

2009-08-04

効率的なデータ管理

見えない所にまでコンピュータ化が進み、生活必需品になってしまった昨今、顧客データ等のコンピュータ・データに関する犯罪が日本でも頻繁に起っている・・・いわゆる、データ漏洩事件。

もちろん、コンピュータは「ツール」で生活に欠かせない道具に間違いないが、使い方を間違えるととんでもない結果をもたらす事になる。
トンカチで人が殺されたりするのと似たような物。
紙の情報をコピーしてた時代と違って、コンピュータデータは早く小さく劣化なく複製を作る事が出来、犯罪者にはもってこい!!

今回、オーストラリアの永住権を取得し、それに伴う事務手続きをする中で、改めてオーストラリア国内のコンピュータ化が日本と全く違う事に気付かされた。
永住者に与えられる「医療カード」・・・事務所に申請に行ったら、入国管理の永住権許可データがリンクされていて、担当者は許可条件をオンラインで確認できる。
だから、1枚の申請書以上に必要な資料・書類も一切無し。


例えば、自動車関連の情報にしても、自動車整備会社・保険会社・登録管理局と一元的にデータを共有している。
日本の車検のように2年毎では無く、毎年登録更新をしなければいけないオーストラリア。
更新条件としては、きちんと整備されているかと、強制保険に加入しているか。
まず、認定整備工場での検査結果は、オンラインで登録管理局に渡される。
各個人の好きな保険会社で強制保険の契約・支払いをすれば、そのデータもオンラインで登録管理局に渡される。

車の所有者は毎年更新時に何をすればいいか・・・
まず、登録更新の手紙が自宅に届く。これには車内に貼り付けるシールも入っている。
もし新車から3年以上なら車の検査を受ける。
インターネットで強制保険に加入する。
インターネットで登録更新手続きをする。
支払いは、全てクレジットカードで出来る。
毎年の恒例行事でも、30分~1時間の仕事で大して負荷を感じない。

日本では、入国管理局のデータが厚労相に渡される事は無いだろうし、車検事務所に保険会社や整備工場から情報が渡される事は無いし、みんなが金がかかったシステム作りをしてる割に全て分断された横つながりの無い情報管理・・・これこそ宝の持ち腐れ。。。

ジワジワ円安

ジワジワと円安が・・・と言うよりは、ジワジワと豪ドル高が。。。
豪ドル所得日本人には嬉しい季節が。。。

株価同様に、日本円換算すると半分の価値になってしまった昨年後半からの豪ドル・・・
2ヶ月ぶりに80円ラインにタッチしたかと思えば、今回は簡単に80円の壁を越えてしまい、そろそろ豪ドル売りを考えておかないと。。。

思えば、6年かけて60円から100円に登りつめた豪ドルが、1ヶ月で55円に急降下してからちょうど1年。
日本からオーストラリアの正規社員に転属したのと重なったので、日本円換算では想外の減収で生活資金繰りは大混乱!!
まぁ、6年前のフリダシに戻る・・・と思えば済むことだが、お金が絡むとそう簡単にはいかない。

今回の豪ドル高は、基本的に米ドルに対してのもの・・・60セントに落ちたものが84セントになっているから、日本円と米ドルはそれほど大きく変わってなくても、豪ドルが日本円に対して強くなったように見える。

ジッと耐えた真冬の1年間もそろそろ終って、暖かい春を見る事ができるかな?!

2009-08-03

おかえりマフィー

先週からオーストラリアでは記事になっている事。。。
9年間に渡って行方不明になっていた犬が、飼い主から2,000km離れた所で発見され、無事に家に帰ったという話。



オーストラリア大陸の北東岸ブリスベンで9年前に行方不明になった「Muffy」が、2,000km離れた南東岸のメルボルンで発見された。
最初の7年間の足取りやメルボルンに来た経緯は全く不明だが、最近の2年間は不衛生な裏庭に居たのを近所では知られていた。
最近、その動物虐待状態についての匿名の連絡があってMuffyは保護されたが、痩せ衰えてた「Muffy」は段ボールの切れ端の上で寝ていて、ノミ・アレルギーにかかってしまっていたらしい。

当時8歳だった飼い主の少女は既に17歳になっていたが、もちろん「Muffy」のことは覚えていて、生きているという知らせを聞いて大喜びで大興奮。

Muffyと確認された理由は、体内のマイクロチップ。
オーストラリアでは、全ての犬にマイクロチップの装填が義務付けられている。
海外から持ち込む場合でも、検疫でマイクロチップの確認がされる。
一つの理由は捨て犬の禁止で、飼い犬が路上で捕獲された時点で、飼い主には「不適切な飼い方」という事で200ドル近い罰金が課せられる。



うちのインドネシア生まれのMomoも、シドニーに来たての若い頃、よく脱走して大・中・小の冒険を繰り返してきたが、短くて数時間~長くて翌日までの20時間。
最初に居なくなった時には、突然インドネシアのジャカルタから電話がかかってきた。
Momoのマイクロチップを読んだ獣医が、チップの連絡先がジャカルタになっていたのでジャカルタに電話をし、その後ジャカルタのペットショップからシドニーに連絡が来た。

もし、自分でジャカルタから海を渡って、5,000km先のシドニーまで来たんだったら、Muffyよりも有名になれたかも知れなかったのに。。。

2009-08-02

シドニーの日系レストラン

今となっては、世界中どこに行っても見かける日本食レストラン。
日本食と思われるメニューを置いてるから日本人が運営してるかというとそうでもない・・・
ここシドニーの日本食っぽい名前のレストランは、半数以上が韓国系と思われるほど日本人経営の本当の日本食の店は数少ない。

よく考えてみたら、日本にある中華料理・イタリア料理・フランス料理のレストランも、中国人・イタリア人・フランス人がやっている店は数少ないと思われるので、まぁ似たようなもの。。。
強いて言えば、インド・タイ・ベトナム・メキシコ等々のあまりポピュラーではない国々のレストランは、その国の人々が運営してる比率が高いかも。。。

そのシドニーでいくつかある日系運営のレストランで、ここ数年日本人客の姿を見かけなくなった。
半年に1回行くかどうかだからか行く度に様子が大きく変わっている。
なのに、週末などは予約無しでは満席・・・その実態は中国系の人々。
日系レストランは、ほぼ中国人で埋まっている。
商売だから、経営継続の為には変化していかなければいけないのは確か・・・客層に合わせてるからなのか、全般的にシドニーの日系レストランの質が落ちている。と言うのは日本人社会の評判。

確かに、シドニーの人口比率から見れば、日本人より中国人の方が圧倒的に多い。
2002年末に、契約者の減少を理由にNHK衛星放送のケーブル配信が終わったの思い出しても分かるように日系企業の駐在員は減少。
シドニーへの日本からの観光客減少もJALの大阪便撤退と東京便のB747からB777移行でも分かるように減る一方。

昨夜シティーにある日系の焼肉店に約1年ぶりに行く機会があった。
シドニー在住の人には直ぐにどの店か分かってしまうでしょうが、もちろん、従業員は日本人だらけでも、客に日本人と思しき人々は見当たらない。
3段階あった食べ放題メニューも2段階に減って実質値上げ。
安い方のメニューは週に4日しか適用されず、昨日は唯一選べる一人$49。
にも係わらず、メニュー・アイテムは減ってるし、肉質は以前ほど良くないし、なんかもういいや。って感じで終ってしまった。

迷惑なご近所さん

今日の昼前に、向いの家のダンナさんが突然訪ねてきた。
滅多に出会う事は無いが、週末の夕方に犬の散歩で出会ったり。

何の用かと思えば、うちの2軒隣の家の迷惑行為に関すること。
どんな家族構成かも知らないが、偶に家の周りの掃除をしてるのを見かける程度。
何が問題かというと、この家はパーティーがお好きのようで、数ヶ月に1回夜遅くまでドンチャン騒ぎをする。

パーティーの騒音だけなら、「お互いさま」で済むかも知れないが、その他がいけない。
 o参加者がみんな車で来て、家の周りに迷惑駐車をする。
 o金曜日・土曜日の深夜1~2時まで声だけでなく音楽まで。
 o隣の家の庭にゴミを投げ込む。
 o翌朝には道路に空き瓶・空き缶が散らばっている。
 o酒酔い運転でか、ケーブルテレビの中継アンテナが壊されている。
 o遊歩道の街路灯が壊されている。
等々が、去年の12月26日に起き、街路灯は年明けに修理・修復されたが先月また壊された。

来週半ばに、地域の自治会の総会が開かれるので、そこで提起しようと向いの家が音頭取りになって署名を依頼しに来た。
この家に引越してまだ1年なので、この2回の事件しか知らなかったが、文書を読むと約4年間続いてるらしい。
文書には、地域の安眠と安全の為と、この地域の財産価値を維持する為に自治会の協力を欲しい。と、
オーストラリアでは、安全や財産価値に対する個人の意識は高いので、何らかの決議はされると思われる。

結果は、またいずれ。。。

2009-08-01

あと50日

記念の200本目に相応しいかどうかは別にして、40分を目標にした来月20日のレースまであと50日で、これが回目という数字つながりの自分の事を少し。。。

6月24日の
「今年はQちゃんも」に書いたように、 
http://lovely-aki.blogspot.com/2009/06/blog-post_24.html
今となっては年に1度だけしか出ていないレースの「Sydney Running Festival」が9月20日に開催される。コースは何回走っても飽きないシドニーの観光コースだし。

もちろん、現役の頃の鋭さが筋肉から消えてしまって自分自身は情けなくても、とりあえず毎日のトレーニングの成果は確認しないといけない。と思うだけのレース。
されどレース、走るとなれば数字に追われるし、事前に自分の目標設定しないと。
初回出場の2005年は練習量も今ほど多くなかったし、5km、10km、21km、42kmの4部門のうち安直に10kmに決め、40分以内の目標設定をしたが、なんと41分かかって惨敗。

その後、当初の目標を達成する為に毎年同じレースには出たものの、レース前に出張が多くて練習時間が取れなかったり、古く固くなった筋肉を酷使し過ぎてレース1ヶ月前に肉離れをしてしまったり。。。
等々の言い訳で、2回・3回と初回の記録も突破できず・・・周りからは、歳なんだからと言われながらも、その事実を否定する為に継続し、4回目の去年。。。
初回の自己記録は30秒ほど上回ったものの、40分を切ることはできず。。。
結果としては、順調に練習すれば、まだまた進化できるという証明をしただけ。

もう4回も自己目標達成できず、諦めて今年からは距離を延ばして21kmに転向しようか・・・という弱気な考えも浮かんだが、当初の目標を今年達成してから転向。。。
と自分自身を納得させ、今年も同じレースへのエントリーを先週完了。

今のところ、練習量も去年より多く両足ともに筋肉は一触即発状態になっていても、レースまでの出張予定も無いし、このまま順調に仕上がって気持ち良く春の一日を迎えられるのを願うばかり。
今年は、日本の9月の連休に当たるし豪ドル安もあるから、例年以上に日本からの参加者が多いかも知れないが、いつも場所を間違えて仮装行列のような格好で出場してるのは日本人だらけ・・・シドニーでは誰もそんな見方をしないが「旅の恥は掻き捨て」にならないようにご用心!!