2009-08-12

休暇取得促進

日本の皆さんは、梅雨明け後の蒸し暑い夏に加え、台風と地震による災害の中での厳しいお盆休みなんでしょうが、ちょっと目をカレンダーに向けると残りはあと5枚・・・4ヶ月半で今年も終了。
きっと暑い真最中に寒い年末の行動を考えるのは無理な事なんでしょうが・・・

先月にもチラッと書いたように、欧米の人々は7月に入ったと同時に年に一度の大イベント「クリスマス」に目が向いてます。
実を言うと、年末年始の3週間の休暇と航空券の手配を先週済ませました。
早い者勝ちでは無いが、この時期に買ってしまうとハイシーズンでもかなり安く買える。

年末年始、ゴールデンウィーク、お盆、等々、法律や会社が定めた休日に頼ってみんな一斉に休む日本社会とは違い、欧米では休暇を取ってリフレッシュするのは自己管理。
特に、日本のこの3期間に超ハイシーズンを作って高額料金を設定できる旅行業界には好都合かも知れないが、わざわざ混雑している時に行って高い金を払わなければいけない・・・なんか不合理が。

そして、毎年この時期に出て来る社内通達は、有給休暇の消費促進。
日本では、「同僚に迷惑がかかるから有給休暇が取れない」「有給休暇を流してしまう」という現象が各社で起っているらしいが、欧米ではそんな事は許されない。
休暇を取れない社員・部下に休暇を取らせられない上司は評価が下がる。
部下が休暇を消費しない上司に至っては翌年のボーナスにも影響を及ぼす。
とにかく、年末の有給休暇残高を減らす工夫をしなければいけない。

基本的に、社員全員に年間20日与えられる有給休暇・・・日本のように「流れる」と言うことは無く消費するしかない!!
社内規定では、もし40日以上貯めてしまったら12ヶ月以内に30日以上の休暇予定を入れる。
40日以上貯めてしまった社員には、上司が25%以上の休暇をすぐに取るように命令する事ができる。

日系の会社では全く逆で、上司は部下が休暇を取らないように指示している・・・という噂は聞いた事があるが、毎晩の深酒だけでは精神的な苦痛はリフレッシュできないんでは?!
ローシーズンに5日間休んで9連休にするだけで結構リフレッシュできますよ!!

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