2009-08-24

花火の無い世界

日本で花火と言えば、昔から家庭で使われる線香花火やネズミ花火から、花火大会で使われる大掛かりな打ち上げ花火や仕掛け花火まで、暑い夏には欠かせないアイテムの一つ。

海外では、家庭用の花火と言えば、基本的に爆竹の事。
中国の旧正月の象徴的な映像にあるように、何かの祝い事に使われる花火は爆竹。
もちろん、大掛かりな花火大会もあるが、日本の花火大会と違ってシドニーの大晦日の花火大会のようなショウ的な要素が多い。

オーストラリアでは、ACT州(キャンベラ)とNT州(北部地域)だけが花火の購入をできたが、ACT州での花火の個人的な購入・輸入・使用が8月29日以降罰せられる発表があった。
現在所有している花火についても、同日までに政府に引き渡さなければならない。
これで、個人が花火で遊べるのはオーストラリアではNT州だけ。

禁止の理由は簡単で、間違った使われ方が多く、他の住民の迷惑になったり、動物の虐待に使用されるのを防ぐ為。
日本では、地域によって打ち上げ花火を禁止している所は有っても、販売から所持まで禁止している所は無いはず。
正に、銃や麻薬並みの禁止条例。

今後キャンベラでは、商業的なイベントと事前に許可を得た個人の行事のみで花火の使用ができる。

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