2009-08-11

マグロは大丈夫か?!

クジラに続いてマグロも日本の食卓から姿を消す日が近いのか?!

いわゆる「本マグロ」と呼ばれる最高級マグロの「クロマグロ」。
日本で消費されるクロマグロの6割は大西洋・地中海から輸入されているらしい。
その海域のクロマグロを、絶滅の恐れがある動植物の取引を規制するワシントン条約の対象に入れようとする動きが欧米で加速している。
もちろん、日本は反対の立場でも、国際会議で自分の立場を表明するのが非常に下手な日本は、今回も押し切られてしまうのでは。。。?!

今のところ、モナコが音頭取りをして、仏・独・英・蘭・米が既に容認または容認する方向。ということで、これだけの大国が賛成すれば、来年3月の国際会議で、まず間違いなく採択されてしまうんでは。。。
そんな日が来れば、日本商社は供給量を確保する為に、また世界中の何処かの地域に的を絞って集めるんでしょうが、それがまた新たな規制を呼ぶ結果に。。。?!

今日の報道で、「日本の食料自給率が2年連続で上昇」とはいえ、
2008年の食料自給率がたった1%上がって41%になっただけ。
日本の食料の6割は輸入品・・・大西洋のマグロにしても、年間3万4千トンの漁獲量の大半が日本に運ばれている現実を知ると、大量の燃料を燃やしてマグロを運ぶ非常に環境に悪い事をしている事になる。

かと思えば、南オーストラリアで蓄養された「ミナミマグロ」が「美波そだち」のブランドで約1ヶ月前から日本の店頭に・・・
捕鯨には大反対のオーストラリアも、マグロの商売には前向き!!
オーストラリア近海を回遊するミナミマグロの若齢魚を12月~3月の間に捕獲し、イケスの中で泳がせたまま曳航して蓄養し出荷するという形態。

蓄養場所は、南オーストラリア州の州都アデレードから西に280kmのポートリンカーンで、周辺は小麦農業で半径160km以内に海を汚染する工業施設が一つもないという大自然の中。
半径160kmといえば、東京から水戸・宇都宮・前橋・甲府・静岡まで、大阪から岡山・名古屋・日本海まで・・・この一帯に工業施設が一つも無いなんて。。。
やっぱり、オーストラリアはとんでもなくデカイ国だ!!

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