2009-08-04

効率的なデータ管理

見えない所にまでコンピュータ化が進み、生活必需品になってしまった昨今、顧客データ等のコンピュータ・データに関する犯罪が日本でも頻繁に起っている・・・いわゆる、データ漏洩事件。

もちろん、コンピュータは「ツール」で生活に欠かせない道具に間違いないが、使い方を間違えるととんでもない結果をもたらす事になる。
トンカチで人が殺されたりするのと似たような物。
紙の情報をコピーしてた時代と違って、コンピュータデータは早く小さく劣化なく複製を作る事が出来、犯罪者にはもってこい!!

今回、オーストラリアの永住権を取得し、それに伴う事務手続きをする中で、改めてオーストラリア国内のコンピュータ化が日本と全く違う事に気付かされた。
永住者に与えられる「医療カード」・・・事務所に申請に行ったら、入国管理の永住権許可データがリンクされていて、担当者は許可条件をオンラインで確認できる。
だから、1枚の申請書以上に必要な資料・書類も一切無し。


例えば、自動車関連の情報にしても、自動車整備会社・保険会社・登録管理局と一元的にデータを共有している。
日本の車検のように2年毎では無く、毎年登録更新をしなければいけないオーストラリア。
更新条件としては、きちんと整備されているかと、強制保険に加入しているか。
まず、認定整備工場での検査結果は、オンラインで登録管理局に渡される。
各個人の好きな保険会社で強制保険の契約・支払いをすれば、そのデータもオンラインで登録管理局に渡される。

車の所有者は毎年更新時に何をすればいいか・・・
まず、登録更新の手紙が自宅に届く。これには車内に貼り付けるシールも入っている。
もし新車から3年以上なら車の検査を受ける。
インターネットで強制保険に加入する。
インターネットで登録更新手続きをする。
支払いは、全てクレジットカードで出来る。
毎年の恒例行事でも、30分~1時間の仕事で大して負荷を感じない。

日本では、入国管理局のデータが厚労相に渡される事は無いだろうし、車検事務所に保険会社や整備工場から情報が渡される事は無いし、みんなが金がかかったシステム作りをしてる割に全て分断された横つながりの無い情報管理・・・これこそ宝の持ち腐れ。。。

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