2009-08-31

火災の季節

春先の気温の上昇と共にオーストラリアにやって来るのが、春の花と森林火災(Bush Fire)。
今年の2月に起ったメルボルン郊外の史上最悪の火災は日本でも報道されたし、まだ記憶に新しいところ。

日本では報道されないBush Fireが毎年数多く発生していて、先週木曜日からNSW州の南東端で火災が起き、航空機6機も含めた24時間体制の初夏活動でも既に3000㌶を焼失して燃え続けている。
週末は風向きも変わり、湿度も上がって小康状態が続いていたが、今日はまた北西の暖かい乾いた強風が予想されて、被害拡大に続きそうな気配。
日本語では、手の付けようが無い。というのか、手の施しようが無い。というのか、一番効果があるのは雨。
気温は下がるし、湿度は上がるし・・・でも当分降りそうに無い。
昨日からは、BackFireも始まって、火災の周辺で人工的に火災を起こし、空気の流れを変えて火災拡大を押さえようとしている。

今回の火災の正式な原因は不明でも、落雷が原因ではないかと調査されている。
オーストラリアの森林のほとんどはコアラの主食のユーカリ。
ユーカリ油が採れるほどの木なので、一度火が点けば非常に火力が増す。
もっと気温が上がってくると、風で枝が擦り合って発火してしまう場合も。

いずれにせよ、これから半年はあちらこちらで大きな煙の上がる光景が・・・
でも、今は早く雨が降って鎮火してくれることを望むだけ。

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