2009-07-31

登校前の大事件

全てについて、日本と比べるのはムダだと思われる事件がオーストラリアで。。。


VIC州との州境に近いNSW州の街Byron Bayで、14歳の少年がいつものように昨日の朝6時15分にサーフィンに出かけた。
ビーチまでは家から歩いて行ける距離。
   ① 日本の中学生は毎朝6時15分より前に起きるかぁ??
   ② 日本の中学生は学校に行く前にサーフィンに行くかぁ??
   ③ 日本でそんな波のあるビーチ沿いに家があるなんてぇ??

サーフボードに乗って沖に向って波の間をパドリングしている時に、サーフボードの下に1.5mのサメが泳いでるのを見た。
   ④ サメが入ってくるようなビーチが日本にあるかなぁ??

アッという間に、彼のサーフボードは下からサメに叩かれ、彼の身体は宙に舞った。
その一瞬の出来事を彼の父親が50m先の陸地から見ていて、慌ててボードを持って海に入った。
   ⑤ 朝から息子とサーフィンしてる父親が居るかぁ??

父親が最悪の事態を思わざるを得ないほど大量の血が流れていた。
ところが、この血は息子の口から出ていて、飛ばされた時にサーフボードで叩かれて口の中を切った出血だった。
二人でビーチに上がってみたら、息子の左腕には3つの歯型が・・・ウェットスーツを貫通し腕時計のベルトまで。
本人はサメに噛まれた記憶は無く当たっただけでこの状態。。。

二人で家に歩いて帰った後、既に出勤していた母親に電話をしたら信じてもらえず。。。
   ⑥ 日本で母親が先に出勤してしまうかぁ??
母親からは「暖かいシャワーを浴びるように」・・・スクールバスがあと15分で来るから。

父親は、息子の同様を押さえる為に暖かい「ミロ」を作って。。。
   ⑦ ミロがストックされてる家は日本にどのくらい?? オーストラリアでは何にでもミロ!!

そして息子は、いつものようにバスに乗って学校に・・・
学校でクラスメートに登校前の事件を話したが、腕の傷を見せても信じてもらえず。。。
確かに信じ難い事実。。。

いずれにしても、日本では想像のしようがない世界の話では?!

やっと半年、でもまだ半年

今週の仕事も今月の仕事も今日で終了。
そのうえ、このブログも今日で6ヶ月完了!!
思えば、ここ数年来の愚痴を忘れないように残しておこうかと本格的に思ったのが今年の正月。
ダラダラと思考を重ねて開設したのは2月1日・・・それから数えてこれでなんと198本目。
こんなにネタがあったとは、自分でもビックリですが。。。

当初数ヶ月間は1日数人~多くて10人のアクセスの日々が続いていたのが嘘のように、最近では毎日30~40人の方々に見に来て頂いて本当に有り難い限りです。
世界中には無数にブログが開設されている中で、日本・オーストラリアだけでなく、その他の欧米・アジアの国々からも。

できる限り毎日更新は続けるつもりですし、愚痴っぽさも今まで通り残って行くと思います。。。が、
今後とも変わらぬご愛顧をお願いすると共に、できれば口コミ・メルコミもお願いします。

2009-07-30

稼ぎ頭のカメラ

日本では、通称「オービス」で通っている「速度違反車両自動撮影装置」。

シドニーでは、自動車専用道路もさることながら、街中のあちこちに設置され毎年その台数が増えている。
最近では、特に学校周辺が顕著で、朝・夕の登下校の時間帯(08:00~09:30/14:30~16:00)は40キロに制限される。
そのスクールゾーン速度を守らせる目的での新設が多い。

シドニー・シティの南端に設置されたカメラが、先月までの1年間で71,288件のスピード違反を捕らえ、なんと700万ドル(≒5億5千万円)の売上げ(?)を記録して、NSW州でナンバー1の座に付いたらしい。
同じ道路に設置されたもう1台のカメラの売上げもベスト10に入り、昨年同期に比べて1700万ドルも歳入が減っているNSW州にとって貴重な財源になっている。

このナンバー1カメラは、2007年に設置されたが、稼動と同時に制限速度が60キロから50キロに変更されたらしく、単なる金集めの道具にしているとの苦情も。
写真のような見通しの良い道路で50キロにするのは納得できないと言いながら、4回も5キロオーバーで撮られた近所の住民も居るとか・・・学習しないのか寄付のつもりなのか?!

日本との設置・運用方法の違いは、全ての固定カメラの手前には、何枚かのカメラの存在を促す標識があり、カメラの手前の路上には制限速度が書かれ、制限速度標識が立っている。
その上、道路を管轄するRTAのウェブサイト上に、固定カメラ設置場所の地図も載っている。

総選挙を前にして、各党が公約やマニフェストを発表しているが、高速道路料金は無料にするけど、その分はスピード違反の罰金で補う・・・なんて言い出さなければいいけど。。。

2009-07-29

未だロブスターになれず

うちの水槽に居住するエビ・・・もうかれこれ3年以上、月に1回程度の脱皮を繰り返して成長を続けている。
と思いきや、毎回殻を脱いでも同じ大きさ。

いつになったら、「ロブスター」の大きさになるのか?!
なったらなったで、限られた水槽の中で邪魔になって仕方がないと思うけど。。。

自然の神秘で、脱皮をするのは必ず電気の消えてる間なのでなかなか瞬間に遭遇することができない。
ただ、毎回起きてビックリするのは、エビそのままの形で脱ぎ捨てられている事。。。
触覚までも脱皮するし、脱いだ皮にも同じ縞模様が付いているし、正に「抜け殻」そのまま。
ということは、触覚にも皮があって、あの細長い線を1本ずつ抜いているのかな?!
夜中にご苦労さんな事です。。。

2009-07-28

戻って来た車たち

冬休みも終って、シドニーでは今週から新学期。
でも、初日の月曜日は教師だけの出勤で児童・生徒の登校は2日目の今日から。
ということで、本格的に朝のラッシュに今まで通りの車が戻って来たのは今朝から。

片道約17kmの通勤で、ラッシュと言っても日本の高速道路のように長時間時速数キロでダラダラと流れる状態では無い。
何が違うかといえば、信号待ちの時間・・・休み中は信号2回待ちなんていうことは無いが、休みが終わった途端に必ず2回待ちになる交差点が4ヶ所・・・その内1ヶ所は3回待ちになる事も。

シドニーの交差点の信号は、朝のラッシュ時ほとんどが2分サイクル。一度赤信号で停まると次の青になるまで2分近くかかる。
日本の信号待ちで長いと思っている人々も多いと思うが、多分日本はこの半分程度の1分くらい。
4ヶ所で2分ずつ余分に停まると単純に8分・・・これが、学校の休みに依存して通勤時間が30分になるか40分になるかの違い。

この2分の待ち時間というのは、十分にエンジンを切って停まっていられる長さ。
そういう意味では、燃費や環境にはあまり影響しないし、かなり長くなった車列でもストップ・スタートを繰り返さずに交差点を通過する事ができる。
セッカチ日本社会は、2分に変えたら耐えられるかな?!

命名 ルク チャイ

シドニーで一番手軽な観光スポット・・・タロンガ動物園で7月4日に産まれたオスのアジア象に名前が付けられた。

一般公募で3万通の中から選ばれたのが「Luk Chai」。
タイ語で「息子」や「少年」の意味らしいが、成長してからも「少年」と呼ばれるのか?!

今朝の通勤ラジオで議論していたのが、オーストラリアで産まれたタイから来た象に、タイの名前を付けるのがいいのか、オーストラリアの名前を付けるのがいいのか。。。
日本の動物園では、パンダには中国名が付けられても、象や河馬やその他の大型動物には、「太郎」や「花子」や日本の名前が付けられていることが多いような。

人間の場合は、二世・三世になると現地の名前にする事が多いかな?! 苗字はそのままでも。。。
日本のペットの犬・猫は、大概何処の名前か分からない名前になってしまってるような。。。


1日12Lのミルクを飲んで、元気にスクスク育って体重は20%増えて既に108kg。
しばらくの間、子象目当ての入園者が増えるでしょう。。。

2009-07-27

北朝鮮にファーストフード店

とうとう北朝鮮のピョンヤンにもファーストフードチェーンの1号店がオープンしたらしい。
食材や人材等の調達・運営は北朝鮮国内で行われているらしいが、経営はシンガポールの会社との合弁とか。

メニューは、いわゆるビーフ・バーガー、フィッシュ・バーガー、パンケーキと呼ぶ韓国のちぢみ、等々。
その上、ビールも売ってるらしい。
食糧難だと言われている国で、こんな外食産業が成り立つのか?!
それも1店ではなくチェーン展開しようとしているという。。。

一般的な北朝鮮の労働者の月給が3,000ウォンくらいらしいが、ハンバーガー1個の値段が190ウォン。
月給30万円の人が、たった1個で1万9千円するハンバーガーを食べるとは思えない・・・いくら共産国家で他の生活必需品がタダに近かったとしても。。。
1/10の1,900円でも食べないだろうから、いったい誰がそんな物を買って食べるのか?!

もちろん、一般的な労働者ではなく、軍・共産党関係の高額所得者達だろう。。。
と言う事は、あの国では軍・党関係者は、一般労働者の50~100倍の所得を得ていると言う事で・・・
それも、かなりの人数が居ないとチェーン展開した商売として成り立たないだろうし。。。

またイランで

12日前の7月15日にも離陸直後に墜落したイランの旅客機。

航空会社も機体も違うが、どちらもイランのカスピアン航空とアリア航空が運行し、ロシア製のツポレフとイリューシン。
両機共にイランの首都テヘラン発のフライト。

前回、15日には離陸直後に墜落して乗客・乗員169人全員死亡の最悪の事態。
今回、24日は目的地のインド・マシャドに着陸したがオーバーランして壁に激突らしい。
幸いにも153人の乗員・乗客のうち死者は17人だけ・・・機体も前部を大破しただけなのでブラックボックスも簡単に回収できるだろうから、事故原因の究明は短期間に終るかも・・・ブラックボックスが正しく機能していたら。。。

経済制裁の影響がどれだけあるか分からないが、1970年代の旧ソ連時代に作られた機体を整備不十分なままで飛ばし続けなければいけない国・航空会社、それに乗らなければいけない乗客と犠牲者。。。
多大な危険を冒しながら生活しなければいけない状態は、戦争状態では無いけれど住民にとっては似たような生活環境になってしまっている。

2009-07-26

いつもと違う日曜日

いつものように、混雑する土曜日を避けて、日曜日の午後にショッピングセンターに。。。

基本的なOZのパターンでは、日曜日ではなく土曜日にほぼ1週間分の食料品の買出しに行く。
日本の住宅街のスーパーのように、週末の夕方の食品売場は大混雑・・・なんて事は起きない。
スーパーマーケットを除いて、ほとんどの店が土曜日は5時、日曜日は4時には閉まってしまうので、どっちにしろ午後4時を過ぎれば駐車場はガラガラ、ショッピングセンター内の人気もまばら・・・な状態のハズなのに。。。

今日は、いつも通り2時半頃到着。
駐車場の空き状況は、いつもの日曜の午後並み・・・でも店内に入ったら何か人間の量が多い。。。
4時前に帰る時・・・いつもなら車が止まっていないような入口から遠い辺りにも車が一杯。
ドンドン車が減っていく時間に車の量が増えている。。。

今日は冬休み最後の日曜日・・・
多分、みんな遠出から帰って来て、今晩からの食料買出しに来てたんだろうなぁ。。。

昨日は往復350km

昨日と打って変わってドンヨリとした雲に覆われたシドニーの日曜日。
昨日のうちに遊んでおいて良かったぁ!!



昨日、土曜日には冬の青空に誘われて、久しぶりに自分の車で遠出をし、大砂丘でバイク遊びをした後、ビーチでのんびり冬の1日。
冬休み最後の土曜日の割には高速道路の車の数も少なくスイスイと・・・ETCが有っても無くても、もちろん通行料無料!!


シドニーから北へ170kmくらい行ったところにある南半球最大の砂丘(Stockton Sand Dunes)。
全長は50km近く、幅は最大で約1km、高さは最大30m、砂丘全体が年間4mも移動するという、鳥取砂丘とは比較にならない海に面した砂漠。


その一角で、柔らかい砂の上を4輪バイクで走る遊び・・・他愛も無いと思われるかも知れないが、パリダカ(今はダカールラリー)の雰囲気は味わえる。
この同じ色の砂の世界に入ってしまうと、かなりの急傾斜があっても人間の目では認識できなくなってしまって、高速で走り続けるラリーでの転倒もうなずける。


砂丘の片隅を走り回っているだけでなく、約5km先にある難破船までの山あり谷あり砂上ドライブツアーもあって・・・片道15分くらいは走らないといけない。
1974年に悪天候で座礁した「Sygna」の残骸・・・波に洗われて年々小さくなり、あと数年で無くなるという噂も。。。
公共の場所・ビーチにこんな物が35年も置き去りにされて、小さな観光スポットになっているとは。。。


近くのニューキャッスルは昔ながらの貿易港で、大型船の出入りが多い。
ちょうど2年前にも、鉄鉱石運搬船が市内のノビービーチで座礁・・・これは10日後に無事に離礁に成功。



昨日は、そのノビービーチで冬の休日を満喫した後に、最後の150kmの舗装面ドライブをして1日終了。
気温18℃くらいしかないビーチでは、既に(未だに)海水浴客が・・・OZの皮膚恐るべし!!

2009-07-25

またそんな発言を

今日もまた、不要な不用意なタロアソ発言があったらしい。
たった4日前に、自民党の両院議員懇談会で、自ら「私の発言やぶれた言葉が・・・自民党の支持率低下に」
って謝ったばかりなのに。。。

青年会議所の公演で、
日本の65歳以上の高齢者は元気で働くことしか才能が無い。
働ける才能をもっと使って納税者にしたらいい。
80歳過ぎて遊びを覚えても遅いから、遊びを覚えるなら今しかない。

最後の遊びを覚える時期については確かにそうかもしれないが、高齢者に関する部分で、これからしばらく与野党双方から叩かれるんだろうなぁ。。。

総選挙前で政治家はみんなピリピリしてるはずなのに、数日前の前言も忘れて思い付いたままペラペラと。。。

日本に働ける高齢者が多いのは確かだけど、タロアソさんは大丈夫なのかなぁ?!

2009-07-24

献血に挑戦

オーストラリアの永住権を得たからではないが、たまたま会社に献血車が来ていたので最初のご奉仕を。。。
日本では40回表彰も受け50回目前の献血マニアだったのに、99年1に月に日本を出て以来機会に恵まれず・・・昨日が11年ぶりの血抜き。

日本の献血制度は、あれだけ街中で献血を呼びかけているのに、実はものすごく規制が多い。
例えば、インドネシアや東南アジアの国々からの帰国者は半年間ダメ。
1980年以降にヨーロッパに6ヶ月以上滞在していたらダメ。これは、1週間の滞在が26回でもダメ。
今の時代、こんな条件を満たしてしまう人はいくらでも居ると思うんだけど。
さて、オーストラリアの献血は日本と大違い・・・たった420mlの血を抜くのに1時間以上。
まず、5ページに及ぶ問診票の記入・・・ほとんどがYes/Noの質問でも、読んでチェックするのに5~10分。
その問診票を元に、問診が10分くらい・・・これがバスの中の完全に仕切られた個室で行われる。プライバシー厳守。ここでついでに血液検査。
運転免許証等のIDの確認をして、それから問診票にサインして・・・もう立派な献血契約書。

これでやっとベッドに到達できる。けど、肥満症の人々は血の出が悪いようで、20~30分かかる人が居る。その上腕の血管が見えずに、二の腕を圧迫して肘を叩いてというのを延々5分くらいやってる人も。だから、待ち時間も長くなる。
やっとベッドに上がっても、すぐには針を刺してくれず、丸で手術の時のような下準備。複数人に名前と生年月日を聞かれて本人確認して。

おかげさまで、400mlならいつも約5分強で採れてしまうが、針を抜いてから10分間はベッドから開放してくれない・・・良いと言われるまで起き上がってはいけない。
やっと許可が出て、バスの外に開放され、日本と同じくジュースを貰い、その上「オヤツ袋」を貰って、上機嫌で帰る!!
献血者といえば、ほとんどが成人男女・・・日本でジェリービーンズくれるかぁ?!

2009-07-23

やっと永住権

昨日7月22日・・・とうとうオーストラリアの永住権獲得。
終ってみれば3ページのメモがメールに添付されて届いただけの事だけど、去年の10月に申請の準備を始めてからちょうど9ヶ月の日々。

世界的不況で移民受け入れ枠が20%削減されたり、あまり良い環境ではなかったが、幸いにも、ENS(Employer Nomination Scheme)の下での申請になったので、皆さん苦労しているIELTS(International English Language Testing System)も免除され、ひたすら個人的な書類・証明書集めをするだけだった。
あとは、会社が有る事無い事いろいろ書いてくれて。。。

その中でも一番の手間だったのが、インドネシア警察の犯罪証明書の発行。
シドニーのインドネシア領事館で指紋採取をして、それをインドネシアに送り、代理申請してもらい、待つことちょうど5ヶ月。
1月末の申請で発行されたのは6月末。
日本の場合は、日本領事館で指紋採取と申請書記入をすれば、領事館が全て代行してくれて、1ヶ月で手元に届いたのに。
その上、発行量が日本の場合は無料で、インドネシアは$600。

7月の新年度から申請料が20%Upするので、6月30日ギリギリに申請をしたら、誰しも考える事は同じで駆け込み申請の山だったらしい。
通常2週間足らずとエージェントに言われていたのに、申請したらどれだけの日数かかるか分からない状態・・・
それでも、エージェントの努力によって、3週間でプロセスの終点に到着。
あとは、パスポートにビザを貼ってもらうだけ。。。
これで、今年最大のイベントは完結!!

2009-07-22

甦らせる技術

今週のシドニーはもうすっかり初夏・・・今朝の気温は18℃だったし、日中は25℃以上。
今が冬の真っ只中で、北半球の1月後半の気候だとはとても思えない。


車を持っている限り・・・並列駐車の駐車場に止める限り、自分の運転技術とは全く関係無く付けられてしまう傷。。。
故意か不注意かは別にして、隣に駐車した車のドアの端が当たってできた側面のエクボを、気にする人は気にするし、気にしない人は全くお構いなし。
一つ二つ凹みが付いていると、隣の車も気を許すのかドンドン増えてドア中ゴルフボールのディンプルのようになっている車も。

以前は、その修理となると2cm四方程度の凹みでも、板金・塗装が必要になり直ぐに5~10万円の修理代がかかってしまった。
その理由には、既に塗装にヒビが入ってしまっていて表面が元に戻っても再塗装が必要だったり、裏から叩くと塗装が新たに剥がれてしまったり。。。
何より、ドアやトランクの内装を外して再装着して・・・と言うのは大きな労力のかかる作業で、人件費もかかるしそれだけ修理代にも反映される。

今の通勤用の車購入から1年2ヶ月・・・右ドアの後ろに唯一の凹みを半年前に空港駐車場で付けられていた。
当てた車の白い塗料はワックスで落として、それほど深くも無いし塗装も割れていないし、修理代を考えてそのままにして置いた。
でも、右側なので、毎朝毎晩乗る度に気になる所。

1ヶ月くらい前にディーラーから届いたダイレクトメールの中に、「Paintless Dent Removal Service to Showroom Condition」というのがあった。
塗装無しで凹みを除去してショウルームの状態に。という夢のような話・・・価格も$95から。
嘘かホントか現物を見せて見積もられた値段が$180(≒14,000円)。
これならお手頃・・・どこまでキレイに戻るものか試しても損は無い。

そのおかげで昨日は電車通勤になってしまったが、この仕上がりはお見事。
そこに凹みがあった事を知っていて、そこだけに目をやれば気が付くかも知れないが、それ以外は絶対に気が付かない程の完璧さ・・・それも数時間の作業時間で。

水槽に手を入れるマジックに近いほど不思議な修理作業だが、隙間から特殊な棒を使って裏から鉄板をマッサージするように少しずつ押し出すらしい。
自動車のエンジン性能、燃費性能等々の製造技術の向上は目を見張るものがあるし、コマーシャルにもなるので気が付く場面も多いが、こういった隠れた修理技術の向上も大きな「エコ」への貢献になると思う。

2009-07-21

電車通勤の朝

昨日は、車をディーラーのガレージに入れて、5時過ぎにシドニーの歌舞伎町・・・キングスクロスから電車に乗って帰宅。
さすがに混雑していた・・・とはいえ各車両に数人が立ってる程度。。。でも、真冬なのにクーラーが入っている。
ゆっくり座って45分・・・日本のタ方のラッシュとは大達い。

今朝は厚着をしなければいけないかと心配していた冷え込みも無く、全く春のように朝からシャツ1枚で外を歩ける暖かさ・・・本当に冬の真っ只中かと疑うほど。
春の陽気にさそわれて・・・ではなく車が無いので仕方なしの久々電車通勤。
おかげで、道路の渋滞を考えなくてもいいんで、普段よりも30分以上遅い出勤。

最寄駅まで歩いて20分、電車に25分、オフィスまで歩いて5分・・・7時45分から8時45分まで、ドア2ドアでピッタり1時間。
冬休み中だという事もあるけど、こんなピークに近い時間帯でも電車はガラガラで、そんな1時間だったら日本では贅沢な部類・・・なのに何故毎日車通勤?!

かと聞かれると、色々な理由が。。。
o 何を隠そう、朝のこの時間でも電車が20分に1本しか無い。帰りは30分に1本。その上、よく遅れるしキャンセルになる事もしばしば。
o 電車の運賃は片道$3.80定期券を買えば片道$3.00くらいにはなるが、ガソリン代は片道$2.15くらい。
o 電車では1時間、車なら30~35分。
o 車なら、電車を待たずに好きな時間に帰れる、傘を持たなくて良い、冬でも厚着をしなくて良い、インフルエンザにかかりにくい、ジムのあとTシャツ短パンで帰れる、車を運転するのが好き、等々。。。。

環境を考えたら良くないんだろうが、当分止められそうもない車通勤。。。

2009-07-20

アポロキャップ

アポロ11号による人類初の月面軟着陸からちょうど40年・・・
当時の中継の様子を知るのは、当然今日40代半ば以上の年齢の人々だけ。

だからなのか、当時の事を思い出してしまった。
特に印象に残っているのは2つ。

まずは、アポロ・キャップ。
宇宙飛行士がかぶっていた野球帽型の帽子だったが、当時の野球少年たちがかぶっていたプロ野球チームのワッペンが付いたものと違って、厚手の生地の上に「アポロ11」の文字とロゴが帽子本体に刺繍されていて、小中学生の憧れの的・・・高嶺の花だった。
結局、買ってもらえず。。。

もう一つが、地上とアポロとの交信の様子。
電話と違い、昔のトランシーバー型の一方向ずつの通信だったので、話が終わった後に「ピィッ~」という合図が入る。
「xxxxx。ピィッ~」
「zzzzz。ピィッ~」
これを、学校での会話の最後にも付けてたなぁ~。
何が面白かったんだろう?!

40年経って、人間は宇宙空間で暮らせるようになった。
これから40年後は、月面に人間が暮らしているんだろうか?!

たこフェリーは何処へ

今日、日本は海の日で国民の祝日。
海を国民の祝日にしている国も少ないと思うが、四方を海に囲まれた島国日本にとっては、他国に行くには海路か空路しか無い訳で、昔から造船技術でも漁業でも栄えた国でもあり、今の日本が築かれた経緯を振り返りつつ海に感謝をするには良い機会かも。

その海を走る乗り物が船。数限り無い定期航路が日本中に張り巡らされ、人だけでなく自転車や自動車の輸送も行っている。
そのうちの一つが「たこフェリー」・・・正式名称は「明石淡路フェリー」で兵庫県の明石海峡で本州側の明石と淡路島側の岩屋を結んでいる。
明石海峡が開通してからは、当然のように乗船者(車)数は減少・・・最近では明石海峡大橋の下を通過する事で明石大橋観光の定期航路にもなりつつあった。

明石大橋開通前は、明石国道フェリーと呼ばれ国道28線の一部になっていた海路。
週末は、2~3時間の乗船待ちが普通に起っていた繁盛フェリーだったのに、乗船手続きの間に渡れてしまう橋が開通し、明石大橋の通行料が割高な事もあって、乗船客が減っても営業を続けていたのに、ここへ来て新たな追い討ちが・・・「ETC1,000円均一」
そりゃぁ、船より安い・早いとなれば橋を通るしかなくなる。
その影響で利用車数が4割減って、ボーナス無し、給与20~25%カットを会社が従業員に定時したら船員の1/3が退職してしまい、運行本数も先月から2/3に減便されたらしい。

いくら就職難とは言え、先の見えない事業に従事し続けるより早めに転職を考えた方が得策と思うのは当たり前の事。
逆風の中で事業を続けようとしても、政府の気まぐれな決定一つでどれだけの影響が出てしまうのか。。。
「国民の生活が第一」という政党もあるが、一部の国民だけでなく、国民全体の生活を見渡してからせ維持の舵取りをして欲しいものだ。。。

ニューヨークでのハドソン川不時着の時に乗客の救出に貢献したのはフェリー。
阪神大震災の時にも不通の陸路の代替輸送機関としてどれだけフェリーが活躍したか。
なのに、事業継続できずに減便・廃船が続いていけば、自動車のように簡単に作れるものでもなく、海に囲まれた島国として、いずれ困った日が来てしまうかも。。。

海の日だからでは無いが、政府は高速道路だけでなく海路にも目を向けてみたら?!
もう、解散・総選挙で頭が一杯で、海の事なんか考える余地は無いか!?

2009-07-19

2度目のマリオット

また起きたジャカルタのホテル爆破事件・・・
1998年6月の大暴動後の99年1月から3年半ジャカルタに在住していた者として色々な想いが。。。

まずは治安維持について。
既にジャカルタを離れて7年以上の歳月が流れ、その間バリやジャカルタで大きな爆弾テロ事件が起き、多くの外国人住民や旅行者の命が奪われてしまった。
犯人の思惑からすれば、事件が世界的に報道され自分達の活動内容が全世界に報道されるのが目的でやっている事。
実は、それ以前にも、現地インドネシア人だけが犠牲になった爆弾事件は毎月のように起っていたが、外国人の犠牲者が出なかった為に世界規模での報道には至らなかった。
21世紀に入ってからは、イスラム教・キリスト教の対立から、お互いのモスク・教会をターゲットにした爆破事件が続いたし、ジャカルタの中心では、ジャカルタ証券取引所地下駐車場で運転手達を巻き込んだ事件等々・・・
世界に報道されない事件は山ほどあった。

ジャカルタのビジネス中心部と多くの外国人が暮らす南部地域とは十数キロ離れ、デモや暴動も普段の生活からは知り難く、NHKニュースから中心部の状況を知った事もしばしば。
ニュース報道は、ニュースの為のニュースであって、視聴者の興味をそそる事件・事故しか報道されていない。
航空機事故しかり・・・自国民の犠牲者が居ないと、翌日から報道はプッツリ途絶えてしまうように。

イスラム社会で頻発する事件・・・世界最大のイスラム教徒を持つインドネシア。
ほとんどのイスラム教徒は真面目に働く正しい人々で、ジャカルタでの生活に恐怖を感じることは一度も無かったが、一部の過激派のせいで、2001年ころから、各ホテル・オフィスでは敷地に入る時に車のボンネット・トランク・床下の爆弾検査、ビルに入る前の荷物検査は普通に行われていた・・・毎朝の出勤時の恒例行事。

2003年8月に車に仕掛けられた爆弾で、玄関に面したロビーから部屋までが被害を受けたマリオット・・・
おかげで、海外出張時にはアメリカ系ホテルと道路に面した部屋を避けるようにという社内通達があったほど。。。
当然、手荷物検査もしていただろうが、今回は宿泊者が部屋の中で爆弾製造していた自爆テロ。
宿泊客とテロリストへの対応を共存させるのは非常に大変なことだろうが、何とかしてもらわないとテロリストの思惑通りの客離れに繋がってしまう。
10日前に再選されたユドヨノ大統領もテロ対策を継続しないと、外資離れが続いてテロリストの思う壺。。。

現地在住の外国人が安心して食べられるレストランは、ほとんどが大手ホテルの内部レストラン。
観光客だけでなく在留外国人の出入りの激しい外国系ホテルなので、安全第一であって欲しいなぁ。

Best Before ・・・

日本の消費者には特に気にされ犯罪にもつながってしまう「賞味期限」。
日本語で漢字で書くと、「味わって食べられる最後の時」。
英語で表記されているのは、「Best Before」。

日本のスーパーでは、ほとんどの人が商品を手に取り、製造日や賞味期限を確認してからカゴに入れる。
もっと言えば、陳列されている商品の中で一番新しい物を買おうとして比較をする。
ところが、海外でそういう行動を取る買い物客をほとんど見ない・・・まぁ、日本人と一部のアジア系の人種のみ。
と言うのも、期限を1分1秒でも過ぎたら、食品が毒に変わるとは誰も思ってないから。
物にもよるが、2~3日過ぎても、1週間過ぎても、平気で食べるし売っている。
だから、ジョークで使われるように、昨日まで「Best」だったから、今は「Better」期間で大丈夫とか。。。

日本の大手コンビニ・チェーンが、賞味期限切れ間近の製品の値引きを禁止して廃棄させようとしていたなんてもっての外。。。
食べられる物を消費せずに廃棄しようなんていう発想自体が、裕福になり過ぎた日本人のおごりでは?
いつも言われるように、地球規模で見れば、飢えを知らない国々はほんの一握りで、多くの人間が食べ物の無い生活をしているのに。

なぜこんな事を急に言い出したかと言うと、チラシの値引き以外に賞味期限に関係した値引きは無かったのに、1ヶ月くらい前からシドニーのスーパーでもチラホラと賞味期限直前値引きが見られるようになった。
今日は、Best Before 明後日のピザを2枚・・・今日中に冷凍すれば当分大丈夫。。。
カマンベール・チーズ200g Best Before 明日・・・これは、ちょっと辛いかも知れないのでヤメ。。。と思ったら、隣のは7月9日。ここまで棚に残しておくかぁ~って感じ。

ちなみに、ジャカルタでもそうだったし、シドニーでもそうだけど、日本食スーパーで売られている日本の納豆は全て冷凍で既に賞味期限切れ。(だと思っているけど、中には違うのもあるけど)
地の果てシドニーでも日本の納豆が食べられる・・・それだけで賞味期限なんて関係無くなってしまう。
何でも作りたてが1番なのは間違って無いにしても、その日付だけに踊らされるのもいかがなものかと。。。
適当な保存・販売方法で、ムダ・ゴミを無くすのが1番大切だと思うけどなぁ。

2009-07-18

今日の南太平洋


久しぶりに雲一つ無いシドニーブルーの週末で、このところ雨続きだったので、そろそろ何処かに出かけないと。。。

シドニーの某所で、毎日のように鯨が見られるという情報を聞きつけて行ってみた・・・
左右180°に渡って水平線を臨める絶壁の上。。。

風も無く波も無く、全く穏やかな海で、鯨が水面に現れれば簡単に見つけらそうな状況・・・
で、寒くもないし、1時間近く待ち続けても一向に現れる様子もなく。。。
空振りに終わってしまった・・・
でも、冬休みの週末にもかかわらず車も少なく、気持ち良くドライブできた土曜日の朝だった。

7月のクリスマス

かなりの地域で梅雨明けが宣言されたり、梅雨明け間近で真夏日や猛暑日の報道が続く日本とは裏腹に、南半球ではもちろん冬真っ盛り。
今の気温から年末のクリスマスを想像する事は難しいでしょうし、まだ5ヶ月先の話・・・と思われてるのが日本の皆さんの現状でしょうが。。。

明日までの4日間、「X’mas In July」と称して、店内をクリスマス・デコレーションで統一し、店員もサンタクロース風のレストランがシドニーにあります。
季節的には、寒い時期にクリスマスをしたいと言う北半球からの移住者の気持ちもあるし、あと5ヶ月に迫ったクリスマスに気持ちを盛り上げようとする思惑もあるし。。。

実際のところ、6月の年度末が終わって7月に入ると、例年クリスマス・パーティやランチ・ディナーの予約受付が始まるし、そろそろプレゼントの候補選びを始める時。。。

2009-07-17

タロアソの決断

先週末の東京都議会選挙の結果を受けて、麻生総理が来週21日の衆議院解散、8月30日投票を決めたようだが、
総理のコメントから一夜明けて、自民党の各会派の重鎮からは賛否両論が出てきて・・・
中には「賽(さい)は投げられた」んだから一致団結してと言う人も居たが、古賀選対委員長のように「賽が投げられた」途端に「匙(さじ)を投げた」人も。。。

心情的には良く分かる・・・この都議選敗北を理由にできるのは今しかない、今ここで辞めておかないと衆議院が解散されて総選挙の前に辞めると言い出せなくなる。
このまま行けば自民党の大惨敗になりそうな選挙の対策委員長職は辛いと思う・・・できることなら逃れたい。。。
誰しもそう思うだろうから、古賀氏に辞められると後任を見つける事が困難になるので、麻生氏も断固辞任を認めないつもりで居たんだろうが、結局は細田幹事長が代行する事になってしまった。
幹事長と選対委員長で今回の総選挙では、官房長官より厳しい立場だなぁ~。

今週のオーストラリアの新聞にも東京都議選の自民党の惨敗は載っていた。
オーストラリア人の間でも、日本の政治のことは時として話題に上る。
オーストラリアでも小泉氏の名前は有名・・・在任期間も長かったし、特徴のある髪型、それに外国人には発音できない覚えられない長い名前。。。Junichiro Koizumi (ジュニチロ コイズミ)
かと思えば、何だ今度の首相は? 名前も任期も短くて。。。Taro Aso(タロ アソ)
漢字で書いてる限りは、あまり気がつかない二人の差!!   


7月21日は、アポロ11号が月面着陸してから40年。
7月22日は、46年ぶりに日本で皆既日食が観測できる。
この歴史的な大イベントのニュースと衆議院の解散・・・22日の朝刊のトップは何だ?!

2009-07-16

燃えるシドニー


今晩の夕暮れ時に、シドニーのシティー上空は大きな雲に覆われ、そこに当たる夕日の影響で真っ赤に燃え上がっていた。


この世の終わりのような光景に・・・オフィスでは全員総立ちで変わりゆく光景を眺めていた。。。
みんな・・・ちゃんと仕事しろよぉ~


写真達はここに居ます。
http://picasaweb.google.com/lovely.aki.photos/BurningSydney#slideshow

昨夜の地震の記事

日本列島と同じように、大陸の東側にポツンと横たわったニュージーランド。
あまり知られていないかも知れないが、知る人ぞ知る火山列島・・・という事で、各地で温泉が湧いている。


昨夜、9時20分に南島の西方沖150kmのあたりを震源とするM7.8の地震が発生して、津波警報が出された。
地震の無い(実は70年代にシドニーの北で起きているらしい)オーストラリアなのに、地震には敏感で、もちろん津波警報もクィーンズランドからタスマニアまでの東海岸に出されたが、ニュージーランドで20cmの津波を観測しただけだった。
それでも、今朝のラジオニュースでは、まだ潮の流れが変わっていることも考えられるので、海に入る時は注意するようにと言っていた・・・真冬でも海に入る連中も多いし。。。

日本でも、津波の可能性があったから報道されてたようだけど、大手新聞3社の記事を見たら地震発生時刻が違う。
  A社:15日午後9時20分(日本時間午後6時20分)ごろ
  M社:15日午後8時22分(日本時間午後6時22分)ごろ
  Y社:15日午後8時22分(日本時間午後6時22分)ごろ
日本とシドニーの時差が1時間、シドニーとニュージーランドの時差が2時間・・・なのでA社の時差は3時間で正しい。
M社・Y社が揃って同じ間違いをしたということは、どちらかがマネした??

空の出来事まとめて

何故か、昨日7月15日に世界各地から航空機のニュースが・・・


まずは、 イランのカスピアン航空機墜落。
イランの首都テヘランを離陸直後に出火・墜落で乗客・乗員168人全員死亡。
これだけの人命を一度に失って残念な事だが、機体はロシア製のツポレフ・・・
元々乗りたくない機体の一つだが、核開発問題の経済制裁の影響でイランでは機体の老朽化に加えて、修理や部品交換が思うようにできなくなっているらしく、重大事故が頻発しているらしい。
利用者のみなさん・・・ご注意を!!


アメリカでも、サウスウエスト航空のB737-300が、1万メートル上空を飛行中に機体上部に約30cm四方の穴が開いて緊急着陸したらしい。
初期モデルのB737では、2002年の11月にハワイでアロハ航空のB737-200の外壁が破れて、客室乗務員1人が機外に吸い出された事故もあった。あの時は、機体の損傷だけでなくエンジンも2基のうち1基が止まるという悪条件かで無事に緊急着陸できた。
死者1人は出してしまったが、ニューヨークの不時着水以前にも奇跡の緊急着陸は起きていて、このハワイの事故の機長も空軍出身者。


日本では、名古屋空港に岡山から埼玉に向っていた2人乗りの小型機が緊急着陸。
成田では、13日に大韓航空のB777-300が着陸時に「尻もち」事故。
御巣鷹山のJAL123便墜落の原因も、尻もちの後の修理が適切でなかった為で、旅客機には尻もち用のカバーも付いているが、後々の乗客の為にもしっかり調べて必要な修理はして欲しいものだ。


かと思えば、最新の機体郡を誇るシンガポール航空は、既にA380が9機体制になり、シドニー、ロンドン、成田、パリ、香港に次いで、9月29日からメルボルン線にもA380を投入するらしい。
あと10機のA380も引渡し待ちで、シンガポール航空からB747が消える日も近いかな。


そう言えば、長距離国際線の撤退が続く関空では、新規参入路線に3年間の着陸料半額セールを始めるらしい。
2本目の滑走路を作ってしまって、メインテナンス・コストが上がったのに、相次ぐ減便・撤退・・・
元々、世界一高い着陸料を誇る関空は、成田・中部1.3倍、ソウル・インチョンの2.6倍という価格だから、航空会社にしてみれば、できれば降りたくない空港である事には間違いない!!

2009-07-15

無事に生還できて良かった


シドニーから西へ車で約1時間半・・・近郊でもっともポピュラー観光地のブルーマウンテンで、7月4日から19歳のイギリス人ハイカーが行方不明になっていたが、今朝11日ぶりに他のハイカーに発見・通報されて無事に保護されたらしい。

学校の夏休みを利用して、6月22日からオーストラリア旅行に来ていたらしいが、
7月3日に歩き始めて、4日に最後に目撃されて以来、行方が分からず地上と空から捜索が行われたが7日間で打ち切られてしまい、父親も急遽イギリスから駆けつけて捜索に加わっていた。
この10日間は、雨の日も多かったし、朝晩の気温も氷点下になった日があったに違いない・・・
どうやって雨や低温を凌いでいたのかあかされていないが、よほどの体力・精神力と経験があったんだろう。。。

上から見れば、広大な緑のじゅうたんのブルーマウンテンでも、深い森林に入ってしまえば、やはり富士山の青木ヶ原樹海と同様に、一度迷うと方角を失ってしまうんだろうか?!

19歳の青年の夏休みの大冒険は、本当に一生忘れられない想い出になったに違いない!!

今週はガソリンがお買い得!!

以前にも何回か取り上げたように、シドニーのガソリン価格は日替わりで週単位の並みを持っている・・・
いつどれだけ給油するかはバクチのようなもの。
基本的に、水曜日の午後が週の最安値で、水曜日の晩から木曜日にかけてが週の最高値。

何故この波があるかは、元々週給制で毎週木曜日が給料日だったから・・・
収入があれば高くても買うだろう。という発想。
ちなみに、商店も平日毎日5時には閉まるが木曜の晩だけはショッピング・ナイトで晩9時まで開いている。
現状の日本の営業時間とは大違い。
よく考えたら今日15日は給料日だった・・・もちろん月給制だけど。。。

ガソリン代が毎週どれだけの幅で変わるかと言えば、最近は115¢~135¢/L(≒85円~100円 10%消費税込)。
チョッと遅れただけで、15%以上余分に支払わなければならないことも。
昨夜は火曜の晩で、個人的に定期給油日・・・朝は時間に追われるし水曜の晩では手遅れになることも。
どこの店も113.9~116.9¢の表示・・・いつもの店に行ったら路上の表示は115.9。
最安値ではないけど良いかぁ・・・で車を止めてポンプの表示を見たら値段は既に113.9に下がっていた。
1Lあたり約1.5円の差・・・30L入れて40円の差だけど、非常に得した気分にさせてくれた。
なので、25Lの予定だったのに35L入れてしまって。。。

というのも、今は冬休み中で稼ぎ時のハズ。
原油価格も60ドル前後で高止まりしていて、ここ1ヶ月くらい120¢を下回る事は無かったのに、今週は115¢を切っている。
きっと来週は反動の値上げがあると踏んだ!!
でも、満タンにするまでの確信も無く・・・10Lだけ余分にリスクヘッジ!!

一方で、オーストラリアでは、大手スーパーと組んだガソリン値引券を使うのが主流。
30ドル以上の買い物をするとレシートの下端に4¢/L割引バーコードが印刷されて付いてくる。
それも段々エスカレートして、条件によっては8¢、12¢・・・40¢にまでなり、オーストラリア版公正取引委員会が調査を始めた・・・と言うのが昨日の新聞記事。

日本も民主党政権になったら、来年度から暫定税率が全廃されるとか・・・
また去年のような混乱が起らなければ良いけど。。。

2009-07-14

キリンさんビール??

キリンとサントリーの経営が統合される!?
新社名はキリンサン?? サントリン?? そんな訳は無い・・・ハズ。
もしそうなったら、ブランド名は「キリンさんビール」。
「ビール何にします?」「キリンさん一番搾り」・・・なんて、搾りたてのキリンのミルクが出てきそうな感じ。
「ザ・プレミアム・ラガー」なんてのも。。。
缶コーヒーは「Boss Fire」・・・お茶は「午後の伊右衛門」

冗談はさて置き、これだけの大会社同士の統合となれば、独禁法の問題もあるし本決まりになるのは先のことだろうが、このビール・清涼飲料大手とウィスキー・ビール・清涼飲料水大手が統合されたら日本の市場はどうなるんだろう。
キリン対アサヒ対サントリーのビール対決は、簡単にケリが付いてしまって、サッポロの行方だけに目が行くかも。。。

経営統合の主目的は海外進出らしいが、ちょっとどちらも知名度が。
サントリーは、ウィスキーもビールも海外では≒0で・・・しいて言えば、サントリー直営レストランで「サントリー」の名前を知っている外国人の方が多いかも。

キリンビールは、オーストラリアも含めてビールの海外現地生産しているが、シドニーの場合は流通量も少ないし日本食レストランか非常に限られた酒屋でお目にかかるだけ。
一番搾りの味も日本とは違うし、ローカルビールの倍の金額を払って買うにはかなり大きな決断が必要。
ハイネケン・カールスバーグ・バドワイザー・ベックス・・・・のように、世界中どこに行っても目にするブランドになるには、かなりの時間が必要なんでは?!

甘さが伝わるかな?


最近の日本では、「甘くなくて美味しい」と表現されるケーキたち・・・
オーストラリアでは、「甘くなくてはケーキではない」とばかりに砂糖の塊のようなケーキたちが。。。

その昔、ニューヨークに赴任した時に、社食の定食にはケーキやプリンのデザートが含まれていた。
だいたい、セルフサービスの棚の順番が、デザート・メイン・サイド。。。。

要は、今日食べたいデザートを決めてから、残りの胃袋に入りそうなメインを探す
日本で昼食時にデザートなんて週間は無かったし、最初の数ヶ月はデザート無しを通していた。
ところが、顔も見慣れてくるしレジのオバちゃんが、「デザートとっても同じ値段なんだよ。」
って毎日忠告してくれるようになって。。。。。。


毎日言われたら、反応しないといけないかと日本人らしく思ってしまって・・・
ある日、一番無難そうなカップ入りのプリンを取った。
これが大きな間違い・・・と言うか、新たな人生の大発見!
半分食べたところで左右の前頭葉が痛い!!
何かを食べて頭痛がするなんて・・・カキ氷以来の痛さ。

ところが、すばらしい人体の対応力は、1週間で頭痛がしなくなるだけでなく、
こんな写真のケーキでも何の拒否反応も示さずに胃が膨らむまで食べられる!!
これを進化と呼ぶのか何なのか・・・全く人間の身体・神経は柔軟。。。

2009-07-13

通勤天国の始まり

NSW州の公立学校では、今日から2週間の冬休み・・・
車通勤する者にとっては、非常に楽な2週間。

スクール・ホリディの間の朝の車の量は、通常の半分以下。
それに、40キロのスクール・ゾーンの設定も無くなるし。

と言う事は、朝の車の半分以上は、学校へ子供を送る為・・・
学校が休みの間に休暇を取る親が多いのも確かだけど、基本は学校への車。

通常35~40分かかる朝の通勤が25~30分で済む。
たった10分の違いでも、朝から信号待ちや渋滞でイライラするのが無くなる分、精神衛生上も良好!!
もちろん、渋滞が無いと言うことは車の燃費にも影響するので、環境にも家計にも優しい!!

1日中子供が居て、家の中がやかましいと訴える日本のおかぁさんのような事は無く、みんなハッピィ~なスクールホリディ。
唯一の小さな問題は、昼食時にショッピングセンターに行くと、母子連れでごった返していて、食事に時間がかかる。。。

政権交代間近??

昨日、投開票された東京都議会選挙・・・予想通り(?)自民党の大敗。
44年ぶりに自民党が第1党の座を明渡した。
自・公あわせても過半数割れして、ひょっとしたら今日あたり石原都知事のボヤキが聞かれるのでは。

先々週の静岡県知事選、昨日の奈良市長選の自民党系候補の敗北に次いでの首都での大敗。
もう、地方は国政に影響しないなんて言って居られる状況でも無い。
新聞記事では、週内に衆議院解散とも書かれているが・・・いつの間にか、小沢氏・鳩山氏の政治資金問題も消え去ってしまって、この民主党追い風の中での選挙になれば、政権交代に至ってしまうのは必至。

93年から96年の細川・羽田・村山政権以来の非自民党政権になるんだろうか?
となると、次の興味は、現代表の鳩山氏が民主党党首を続けて総理大臣になるのか。。。
または、小沢氏の功績を称えてとか何とかの理由で、小沢氏を総理大臣に据えようと民主党が動くのか??

まぁ、いずれにせよ、夏の暑い時期の選挙になることは間違いないでしょう。。。
今年は、衆議院議員にお盆休みは無いかな?!

2009-07-12

日本坂トンネル事故から30年

もう記憶からは消えてしまった人も、最初から全く知らない人も居るでしょうが、ちょうど30年前の79年7月11日・・・
静岡県焼津市の東名高速道路 日本坂トンネル内で玉突き事故があり、その事故がきっかけでトラックから出火。
死者7人が出て、約3日間200台近い車がトンネル内で焼失した。
全長が2045メートルと今となってはそれほど長いトンネルでは無いが、行楽時期の夕方の上り線は日本坂トンネルから焼津インターにかけて渋滞の頻発地域。


最新の設備・装備をしたはずの近代的なトンネル内での大事故だっただけに反響も大きかったし、日本の大動脈を1週間以上も寸断してしまった影響は計り知れないものだった。
まず、事故のあと、トンネル入口の表示板が事故を伝え、信号が赤になっていたにも係わらず侵入して行った車が全て燃えてしまった。
規則・規制を守らない日本人のなぁなぁ意識は、こんな所でも悲劇を生んでいた。

焼津IC・静岡IC間は、国道1号線のバイパスが平行して走っていたが、確か片側1車線で1日中大渋滞だった。
事故当時は学生で静岡県清水市(今は静岡市清水区)に一人暮らしをしていたので、約1週間してからトンネル西側の現場を見に行った・・・もちろん東名高速は開通していないから1号線を使って行ったが、事故処理の為のトラックや作業車が小高くなった高速道路本線に出入りする為のアクセス道路ができていたのを覚えている。
こんなのが数日で出来てしまうんだ・・・と感じたもの。
トンネル西側にあるPAには、トンネルから運び出された車の残骸が積まれて・・・何とも無惨な姿。。。
ちょうど5月に新車を購入したばかりで、入っていなかった車両保険への加入を真剣に考えたのもこの事故がきっかけだった。

しばらくの間は、上り線のトンネルだけを使って交互通行をしていたと思うが、上下線再開通後、始めて下り線トンネルを通った時・・・これは当然の事だが、側壁・照明は一新され以前より明るくなった感じがした。
その上、それまでは気付かないくらいの大きさだったのにトンネル入口の信号機が大きくなったと思った・・・でも、トンネルの天井は火災によるススが残ったままで。。。

もうそろそろ日本も夏休み・・・ETC割引もあるし。。。
だけど、この事故の事を知って日本坂トンネルを通るドライバーはどれくらい居るんだろう?!

ホントに北朝鮮かなぁ?

先週から韓国・アメリカに行われているサーバー攻撃。
ハッキングというよりはクラッキング攻撃で、特定のサーバーに処理能力を上回るアクセスを集中させて機能を麻痺させようする手口のよう。。。
韓国の報道では、当初から北朝鮮か北朝鮮が関与している組織の仕業だと推定していたが、IT業界に働く者としてはちょっと安易に決め付けてないかと思ってた。
でも、昨日になって情報が具体性を増してきて、そうなのかなぁ~とも思えるように。
実際に北朝鮮の仕業だとすると、拉致・ハイジャック・核開発・ミサイル発射・サイバー攻撃とホントに何でもするヤツらだ。。。

最初から、世界各国のPCにウィルスを送り付けて、そこから同時にアクセスを開始させたと言われていたが、北朝鮮にはウィルス開発を専門に行うハッカー部隊「110号研究所」と言うのがあり、北朝鮮ではなく中国等の海外で活動しているらしい。
今のところ、日本を含む19ヶ国の100弱のアドレスが特定されているらしいが、北朝鮮は含まれてない。
にも係わらず北朝鮮を疑う根拠になっているのは、北朝鮮自身が「いかなる技術戦争にも対応済み」と言っていたこと。

一般的なインターネットWebサイトを別にして、企業や政府組織の内部情報システムは、ファイアウォールというサーバーで「内部」と「外部」を遮断し、外部からの不特定なアクセスを遮断できるようになっているハズ。
インターネットを経由して社内のネットワークにアクセスしようと思えば、VPNという特定のセッションを確立して、何重もの認証を受けてからアクセスできる。というのが一般的な設定。
その設定にできた、「セキュリティホール」を探して入り込もうとするのがハッカーの手口。
韓国やアメリカの政府機関ともなれば、それなりの設定もなされてるハズなんで、それが今までデータやシステムに大きな被害が出ていない理由だと思う。
きっと、ファイアウォールや認証システムが上手く機能していて、そこの負荷が増えて接続し難い状態に陥っているんでしょう・・・

証拠を掴むのが難しい犯罪の上に、北朝鮮は絶対にやったとは言わないだろうし、犯人の特定はまだまだ先の話だろうが、これを真似た愉快犯が出て来ない事を願うばかり。

2009-07-11

またかぁ~カンタス

一昨日というか昨日の未明、またカンタスのA330絡みの話題が・・・それもまたパース。
先月の乱気流事故も香港発パース行きのA330。
何故、最近のカンタスのニュースはA330とパースの組合せなんだろう?!

今回は飛行中の事故ではなく、地上での出発前の出来事。
シドニーからパースに着いて、折り返しメルボルン行きになる予定だったが、パース着陸前に落雷を受けたらしい。
その機体チェックの影響で出発が遅れたらしいが、元々深夜出発のフライトだったのに、出発時刻が1:00、1:20、2:00、2:15・・・と延々と変えられた挙句の果てに最終的に明け方に欠航を告げられ、預けた荷物を引き取るように言われたと。。。
怒った乗客は、警察にも電話したらしいし。

カンタスいわく、被雷後の飛行前に必要な検査をするのに時間がかかった為・・・
確かに、世界中の大手の中では一人の死者も出していない唯一の航空会社。
安全に万全を尽くすのは有難い事だけど、乗客への対応も考えてもらわないと客離れが進むばかり。。。

実は、カンタスもJALと似たような状況下での会社運営が続いている。
     両社共に、オーストラリアと日本のフラッグ・キャリヤとして君臨してきた
     両社共に、ワン・ワールドの一員としてアライアンスを組んでいる
     両社共に、同路線の他国便より割高な運賃
     両社共に、まだ自国民に支持されて乗ってもらえている
     両社共に、日々の小さな事件・事故が続いている
     両社共に、苦しい経営状況下で、カンタスには身売りの話も出ている

先月は、子会社のジェットスターの関空-ゴールドコースト便がグァムに緊急着陸して、他社便振替ではなく翌日代替機を飛ばして、それもブリスベンまででゴールドコーストへはバス輸送。
対応の遅さというかノンビリ度と言うか、全く乗客の都合を考えて無い対応ばかり。

2009-07-10

日本全土が借金生活

2009年が始まった時点で、日本の国債残高がいくらあったか知ってますか?
国債と言えば聞こえが良いが、要は日本国の借金のかた・・・借金だから当然利息も払わないといけない。
多分、記憶が正しければ約680兆円・・・1億2千万人の全人口で割っても一人当たり570万円。
これは、各個人が返済している借金とは別に、日本の住人であるが為に、国が作ってくれた借金を国民として返済しなければいけない金額。
一般的な夫婦と子供二人の家庭で2,300万円の借金返済を税金と言う名目でさせられている。
当然、返済金の内訳は元金と利息・・・支払った額がそのまま元金の縮小につながる訳ではないのが悲しい。

ここまでの話なら、国民として仕方ないかぁ~
新しい道路もできたし、新しい空港も開港したし、新幹線も延長されるし、定額給付金も貰ったし、総理大臣も毎年替わるし・・・等々
と思わざるを得ない状態。

ところが、税金を払って返しても返しても、借金は膨らむばかり。
不況脱出の為かどうか分からないが、出費は増えるばかり、税収は減るばかり。。。
2008年の税収が約44兆円。
2009年の税収見込みを46兆円。と、都合の良いように考えていても、実態はこの不況下で前年を割り込みそう。
ところが、そんな税収の落ち込みなど全く考慮せずに予算通りの国債発行を続けて、6月時点で既に44兆円分発行。

税収が前年を下回った時点で、借入が収入を上回る。
各家庭ではこんな状況を継続出きる筈は無いのに、国民の代表として議員バッジを付けた途端に、自分の金では無く国民の金を自由気ままに使えるようになってしまう今の日本の政治。

この状態を誰かが止めないと、まさに借金地獄。
各個人が健全な家計管理をしていても、国が国民の為にドンドン借金を増やしてくれる!!

濃霧の金曜日

雨が上がったと思ったら、今朝は深い霧に包まれたシドニー。
雨が降るわ、霧が掛かるわ・・・今週シドニー観光に来てしまった人々はかわいそう。。。


海岸沿いでは3日間で20mm以上の雨が降っているのに、シドニーの水がめワラガンバ・ダムには1週間で5mm足らずしか降らず、ダム貯水率は下がり気味。。。
人の住まない、雨の降らない所にダムを作ってしまった行政が悪いのか??
気候変動を起こしてしまった地球人達が悪いのか??

2009-07-09

ボトル・ウォーター販売禁止

シドニーの南西に位置する小さな街の集会に参加した400人近い住民の投票で、ボトル・ウォーターの販売禁止が可決されたが、驚く事に商店は事前に承諾していたらしい。


小さい街だからできたのか、都会じゃないからできたのか。。。
代わりに、街に無料の水汲み場を設ける事も決まったらしい。

何でこんな事が急に・・・と言う訳ではなく、以前から自主不買運動は広まっていて、その延長線上にこの決断が。
オーストラリア全土のボトル・ウォーターの消費量は、2007年から2008年にかけて10%増えて約5億ドル(≒380億円)。
600mlの水1瓶を手に為に200mlの石油が生産から輸送で使われている・・・そこから発生するCO2がどれだけ環境に影響するかを考え直さなければいけない。なぜ、ガソリンよりも高い金を払って水を買わなければいけないのか?!
と言うのが決議した住民の論理で、できればもっと他の地域へも波及させたい構え。

逆に、もちろん、ボトル・ウォーター生産者は納得できるはずが無く、
もし環境汚染の事を取り上げるなら、輸入トマトの缶詰や輸入シャンペンの方が水より悪い。
と言っているが、影響の大小はあっても、どれも環境に優しく無い事は確か。

結論から言えば、人間が贅沢になって色々な所から色々な物を手に入れようとするが、単に値段だけでなく環境の事も生活に密着させて考えなければいけないという提案をこの街の住民が世界に先駆けてしてくれたような気がする。
地域の中で、自給自足するのが・できるのが一番環境に優しいんだろうけど、その点で日本は世界で一番優しくない国の一つ・・・残念ながら。。。

とうとうウルル登山禁止!?

これまでも、聖地なので登山は望ましくないとされてきたウルル(=エアーズロック)。

今朝の新聞記事によると、公園管理官が「そう遠くない時期にウルルが閉鎖されるだろう」と漏らしたそうで、「そう遠くない時期」というフレーズは先月から日本のニュースでもよく出てきたが、時期でいうと日本の「そう遠くない」よりも遠そう。

話がすんなり進めば、調査・審議のあと、9月頃に国立公園を管理する連邦政府に正式提案されるだろう。
その後、最低12ヶ月の猶予が観光業界の調整用に与えられ、現実的に登山が禁止されるのは2011年の夏が始まる頃ではないかと。

登山全面禁止に至る理由には、
     o 安全面 –2000年までの25年間に35人の死者が出ていたが、登山制限を出してからは死者無し。
     o 環境面 –砂岩の山は侵食され易く、人間の廃物が雨によって流れ込む。
     o 文化面 –昔からの伝統的な所有者は、ウルルを聖地として登られることを望んでいない。

現実のところ、高気温や風雨の為に、全日ウルルに登山できた日は去年1年間で40日しかなかったらしい。
年間30万人近の観光客が訪れるウルル・カタジュタ国立公園で、かなりの人が登山を意識してると思われるので、観光業界の打撃は大きいのでは!?
ただ、登ってしまってから言うのも良くないが、確かにあちこち崩れ始めているし、何かの保護策は取った方が良いのかも。

2009-07-08

また追加減便の関空

また雨週間になってしまったのか、シドニーから青空が消えて厚い雲に覆われている毎日。
おかげで、極端な朝晩の冷え込みは無くなって、8~17℃で湿度の高い日々が。


どうしても気になってしまう航空便の話・・・
定期的に日本に帰ることを考えると、どうしたら安く便利に飛べるのか。

今までも何度か書いたように、日本の空港政策は全く意味をなさず、ただ公共工事をいかに増やして税金を使うかのみ。
JALもANAも不況を理由に関空路線を再び減便するらしい。
幹線についてはほとんど止めてしまったので、今回は中国線や国内線が対象になるらしいが。。。

今の大阪圏には、関西・伊丹・神戸と3空港有り、羽田と同様に国内線は便利な伊丹に残り、追いやられた国際線は需要の少ない関西より成田に行ってしまう。
最終的に関西に残るのは、成田に入れてもらえないマイナーな航空会社と確実に利益の上がる路線のみ。
毎年のように減便が続き、何の為の2本目平行滑走路だったのか?!
風に関係の無い平行滑走路で、ただ埋め立て用の土を和歌山県から買うだけの目的だったのか??


関空のみならず、先月やっと開港できた静岡空港・・・
何十年もかけて開港した空港の立地をどうやって決めたのか大きな疑問符が。
1日に9往復しかない定期便の中で、開港1ヶ月で17便欠航・12便行先変更。
7月6日には6便欠航と悲惨な運行状況。

大韓航空に至っては、7月の何便かを事前欠航・・・天候不順で欠航や行先変更による運行被害を最小限にする為の処置。
このまま行くと、静岡撤退も時間の問題かも・・・
「自民」対「民主」の話題をさそった県知事選の結果、新知事も選ばれた事だし、富士山静岡空港の行方は?!

基本的に、この狭い日本の中にこれだけの数の空港を作って、役割分担をさせたように見えても、利用者からみたら空港へのアクセスと接続性が利便性を図るポイントだが、国際線と国内線が共存する空港は日本には一つも無い。
成田は羽田頼み、関西は伊丹頼み、中部・福岡・・・は国際線が少ない。
作ってしまった今となっては手遅れ感が強いが、これからは空港を作るよりも閉鎖する努力が必要なんでは?!

2009-07-07

メタボリックの国際標準

年に1度の七夕も、朝から雨で空は1日中厚い雲で覆われ、天の川も満月も見えないシドニー。
そもそも、浴衣で笹に短冊を付けるような気温でもなく、似て非なるユーカリの葉が風にざわめくだけ。


あまり七夕に相応しいネタでもないけど、昨日のBMIの判定基準の違いのついでに、メタボリックの判定基準も調べてみたら・・・ウェストのサイズの基準は国によって大違い。

まず、メタボリック・シンドロームと診断される基準は、
     ウェストの周囲径が基準値以上     かつ
     血圧・血糖値・コレステロール値の2つが基準値以上

昨年までの健康診断や人間ドックでは巻尺で腹周りを測るなんて事は無かったのに、突然メタボリック・シンドロームなんて言葉が登場するや否や、ウェストのサイズ(それもヘソ周り)に注目が集まるように。。。


オーストラリアの健康診断で使われた数字が、日本で聞いた数字と違うような気がしていたが、添付のテーブルのように不安は的中。
実は、各国・各地域によって基準値作りが違う事が分かる。

日本以外の国々の男性の判断値は、90cm、94cm・・・アメリカに至っては102cmまでOK。
現在の食生活を考えたら、他国に比べて日本人男性の85cmはちょっとキツ過ぎるんでは?!
男性が女性より細くなければいけない・・・と言うのも日本だけ。

その反面、日本女性の皆さん・・・
女性の方が皮下脂肪が厚いから云々。。。。という理由で男性より太くても良いと説明をされてきたハズなのに、世界他国の標準判断値は80cm(例外的なアメリカでも88cm)で、90cmは日本だけ。
日本女性は、欧米人より細く見えるけど実は肉厚??って厚生労働省は考えたのかな?!
80cmを越えてもまだ大丈夫・・・と思ってる人は世界標準じゃないですよ!!
日本人男性は世界で一番細い判断値なのに、日本人男性は世界で一番太い判断値なんですよ!!

2009-07-06

不況で肥満増加

今朝7時の出勤時には、年に数日有るか無いかの3℃・・・先週まで2桁あったのに、週が明けたら突然真冬がやってきた。
にもかかわらず、会社の駐車場では半袖で車から降りてくるヤツが居るし、どんな皮膚感覚をしてるんだオージー達?!


メタボの判断基準以外に、肥満度の判断基準としてBMI(Body Mass Index)が使われるが、
日本のBMI評価は3段階で、
     肥満  : 25以上
     普通  : 18.5以上25未満 
     痩せ  : 18.5未満
でも、アメリカでは4段階で、30未満だと肥満とは言わないらしい。
     肥満  : 30以上
     太り過 : 25以上30未満

そのアメリカで、過去1年間にBMI=30以上の「肥満」と判定された成人が31州で25%を越えたらしい。
全米50州のうちの60%以上にあたる31州で成人の1/4は肥満・・・「デブ」と言う言葉が適当かどうか分からないが、アメリカでもオーストラリアでも、デブ比率は日本の比ではなく高い。
それも、中途半端なデブでなく、極端なデブが多い。

そんなアメリカでも、91年には成人肥満率が20%を越える州は無かったのに、昨年来の不況にもかかわらず、成人肥満率はほとんどの州で増えているらしい。
ミシシッピ州は5年連続首位を確保!! 去年の31.7%から今年は32.5%を達成!!
その上、10~17歳の子供に至っては、44.4%がBMI=25以上。 日本の判定では半分弱が「肥満」。

不況で家計が圧迫され、栄養バランスの取れた良い食品を購入するのが難しくなったのが主因じゃないかと言われているが、アフリカの国々の飢餓状況では、子供たちが痩せ細ってしまっているのに、世界一食料の豊富なアメリカでは、不況になって太ってしまうという何とも皮肉な話。

ちなみに、BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) です。
日本人の皆さんは、海外に住んでいてもBMI=30になる事はそれほど多くないのでは??
30を越えようとすれば、
     1.55m - 72.1kg
     1.60m - 76.8kg
     1.65m - 81.7kg
     1.70m - 86.7kg
付いてしまってからの脂を除去するのは大変なので、付かないようにご用心!!

2009-07-05

これも不当表示?

この週末は、2日間とも「ゴージャスなシドニー・ブルー」が広がって、真冬とは言え絶好の行楽日和。


最近の日本ではニュースの定番になった「不当表示」。
国内産・中国産から事故米まで・・・で、最近は「ズワイガニ」と「ベニズワイガニ」の違いまで不当表示の対象になっているとか。

「ズワイガニ」と言えば、地域によって「松葉ガニ」や「越前ガニ」と呼ばれる「タラバガニ」と並ぶ有名なカニ。
その「ズワイガニ」に「ベニズワイガニ」という似た仲間が居るらしい。
最近は、生で「茹でガニ」というよりも、冷凍カニコロッケの材料に使われるらしいけど、だいたい店頭で見比べた事の無いようなものを原材料表示されても自ら判断のしようがないと思うんだけど。。。

まして、名前からの印象では「ズワイガニ」より「ベニズワイガニ」の方が赤くてキレイで珍しくて高そうだけど、「ベニズワイガニ」の水揚げ量は「ズワイガニ」の4倍、値段は1/8。
だから、コロッケには「ベニズワイガニ」が多く使われているらしいが、それを「ズワイガニ」と表示すると違法らしい。

この「ズワイガニ」表示で、大手冷凍食品メーカーが揃って不当表示で摘発されたらしいが、ここまで厳格にする必要が本当にあるんだろうか?
「カニカマ」を「カニ」だと言うのは絶対に良くないが、生で見ても食べても分からないような「ズワイガニ」と「ベニズワイガニ」まで厳密に差別しなければいけないんだろうか?!

2009-07-04

大丈夫か?ニッポン

シドニーは、朝から風も無くシドニー・ブルーの空が続いて、絶好の行楽日和。
冬でもこれだけ暖かいと楽な一日。。。


6月25日から7月11日にかけて「訓練をする」と公表していた北朝鮮が、一昨日4発のミサイル発射をし今日は7発。
今までは日本に危惧を与えるような飛行距離ではないが、アメリカの独立記念日に向けて大陸間弾道ミサイルの発射準備も進めているという噂もあり、いつ間違って日本に落ちてくるかも分からない現状。

そんなニュースの大見出しの下に、神戸海上保安部の巡視船が和歌山県の白浜沖の紀伊水道で射撃訓練中に35mm機関砲を撃ったら、3.5mの砲身が外れて海に沈んで行った!?
撃っていた隊員もビックリしただろうが、こんな記事を読んだ素人も同様にビックリ。
1984年竣工で船齢は25歳だとは言え・・・機関銃撃ったら砲身が海ポチャしてしまうとは。。。
「セーラー服と機関銃」どころか、「セーラーさんの機関銃」がポキッ!!

巡視船と自衛艦の装備も運営も違うが、イザと言う時に反撃したらポロっと折れて海ポチャしちゃいました・・・
じゃぁ、国民は納得でき無いだろうし。。。
日本が先制攻撃はしないにしても、イザという時の防衛能力は確かなものにしといて欲しい。。。

2009-07-03

新・反則点制度

強風・雷雨予報だったのに、一日中青空が広がりちょっと風が強い程度・・・
ただ、気温は午後から下がって来て冷たい風が吹き荒れて。。。


添付のテーブルのように、0~15km/h、16~30km/hを 0~10km/h、11~20km/h、21~30km/hの10km/h刻みに変更して、10km/h以下の違反点数を3点から1点に引き下げ。
日本では絶対に起りそうも無いこの変更は、10km/hオーバー と 30km/hオーバー を同じ点数で扱うのは危険度から見てもフェアでは無いと言う世論を反映して。

変更にあたって、NSWの道路担当大臣は「安全な速度超過違反は無い」。けれども、数キロオーバーで捕まった運転者に配慮したと・・・その代わり、30km/h以上の点数は引き上げられているし、罰金も若干引き上げられた。
この変更で、運転者の意識が「10km/h以下」に強く向くだろうし、なかなか良い制度変更だと思う。

その上、初心者のうちP2ライセンスの点数をP1ライセンスと同一に引き上げ。
これは、若年者のスピードの出し過ぎによる事故の削減が目的で、今までよりも簡単に免許停止や免許取消に。
(免許制度・P1・P2については、2009年5月20日の記事を参照。 http://lovely-aki.blogspot.com/2009/05/blog-post_20.html)

日本では、点数制度の変更の前に、まずは幹線道路の40~50km/h制限を撤廃するような市民運動をしないと、ネズミ捕りで罰金稼ぎをする為だけの制度になってしまっているのでは??

2009-07-02

日豪の鯨の話題

日本では、昨日の朝、千葉の九十九里浜でマッコウ鯨が海水浴場の浅瀬に乗り上げしまっていたが、今朝死亡が確認されたらしい。
自分自身で選んだ道だったとは言え想定外の結果だったんじゃないだろうか。



一方、オーストラリアでは、先週末から世界で唯一確認されている白鯨(ザトウクジラ)がゴールドコースト沖に戻って来た事が話題に。
最初に発見されたのは1991年で、「Migaloo」という名前もつけられていて、アボリジニ族の言葉で「白いヤツ」という意味らしい。
専用のウェブサイトがあったり、反捕鯨の象徴として使われたり、なかなかの人気者。


先週末の確認報道以来、ゴールドコーストの高台にはMigalooを一目見ようと仕事を休んでまでして人々が集まっているらしいが、さすがに陸地からでは目視できないらしい。

反捕鯨・自然保護を徹底しているオーストラリアとしては、Migalooから500m以内近付くことを厳禁・・・
ボートも飛行機も違反したら$13,500(≒108万円)の罰金。


日本の調査捕鯨で捕獲されてしまわれないか心配だ・・・
なんて、余計なことを言うやからも。。。

2009-07-01

72億円宝くじ

ここしばらくの晴天も昨日までで、今日はモヤっとした生暖かい曇り空。
明日からは雷雨の予報。


7月に入って、オーストラリアは新会計年度がスタート。
なぜ会計年度かと言うと、学校年度は1月スタートだから。
サラリーマンの年末調整なんていう便利な制度が無いので、9月末までに確定申告をしないと。。。


この数週間、社内の話題に大きく取り上げられてたのが「OZ Lotto」・・・宝くじ。
今回は、1等賞金9千万ドル(≒72億円)という事で大盛り上がり。。。
当ったら・・・・・・ばかり。

その抽選日が昨日の晩。最終的に、
売上金は、2億9百万ドル(≒167億2千万円)
賞金総額は、1億7千7百万ドル(≒141億6千万円)
売上金が予想以上に大きかった為に、賞金への配当が増えて、最終的に1等賞金は1億6百万ドル(≒84億8千万円)

で、抽選の結果は、当選者が2人。この84億円あまりを2人で分けて42億4千万円ずつ。。。
多いような少ないような・・・きっと多い。
年4%の銀行の定期預金に預けて、税金を引かれても手取りで年間1億5千万円・・・今の年収よりちょっと多い!!

幸いな事に、社内では一人も高額賞金を手にする事無く、即時退職者は一人も出ず。
人員補充の為の採用活動をしなくても済んで、メデタシメデタシ!!