2009-07-12

日本坂トンネル事故から30年

もう記憶からは消えてしまった人も、最初から全く知らない人も居るでしょうが、ちょうど30年前の79年7月11日・・・
静岡県焼津市の東名高速道路 日本坂トンネル内で玉突き事故があり、その事故がきっかけでトラックから出火。
死者7人が出て、約3日間200台近い車がトンネル内で焼失した。
全長が2045メートルと今となってはそれほど長いトンネルでは無いが、行楽時期の夕方の上り線は日本坂トンネルから焼津インターにかけて渋滞の頻発地域。


最新の設備・装備をしたはずの近代的なトンネル内での大事故だっただけに反響も大きかったし、日本の大動脈を1週間以上も寸断してしまった影響は計り知れないものだった。
まず、事故のあと、トンネル入口の表示板が事故を伝え、信号が赤になっていたにも係わらず侵入して行った車が全て燃えてしまった。
規則・規制を守らない日本人のなぁなぁ意識は、こんな所でも悲劇を生んでいた。

焼津IC・静岡IC間は、国道1号線のバイパスが平行して走っていたが、確か片側1車線で1日中大渋滞だった。
事故当時は学生で静岡県清水市(今は静岡市清水区)に一人暮らしをしていたので、約1週間してからトンネル西側の現場を見に行った・・・もちろん東名高速は開通していないから1号線を使って行ったが、事故処理の為のトラックや作業車が小高くなった高速道路本線に出入りする為のアクセス道路ができていたのを覚えている。
こんなのが数日で出来てしまうんだ・・・と感じたもの。
トンネル西側にあるPAには、トンネルから運び出された車の残骸が積まれて・・・何とも無惨な姿。。。
ちょうど5月に新車を購入したばかりで、入っていなかった車両保険への加入を真剣に考えたのもこの事故がきっかけだった。

しばらくの間は、上り線のトンネルだけを使って交互通行をしていたと思うが、上下線再開通後、始めて下り線トンネルを通った時・・・これは当然の事だが、側壁・照明は一新され以前より明るくなった感じがした。
その上、それまでは気付かないくらいの大きさだったのにトンネル入口の信号機が大きくなったと思った・・・でも、トンネルの天井は火災によるススが残ったままで。。。

もうそろそろ日本も夏休み・・・ETC割引もあるし。。。
だけど、この事故の事を知って日本坂トンネルを通るドライバーはどれくらい居るんだろう?!

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