2009-07-09

とうとうウルル登山禁止!?

これまでも、聖地なので登山は望ましくないとされてきたウルル(=エアーズロック)。

今朝の新聞記事によると、公園管理官が「そう遠くない時期にウルルが閉鎖されるだろう」と漏らしたそうで、「そう遠くない時期」というフレーズは先月から日本のニュースでもよく出てきたが、時期でいうと日本の「そう遠くない」よりも遠そう。

話がすんなり進めば、調査・審議のあと、9月頃に国立公園を管理する連邦政府に正式提案されるだろう。
その後、最低12ヶ月の猶予が観光業界の調整用に与えられ、現実的に登山が禁止されるのは2011年の夏が始まる頃ではないかと。

登山全面禁止に至る理由には、
     o 安全面 –2000年までの25年間に35人の死者が出ていたが、登山制限を出してからは死者無し。
     o 環境面 –砂岩の山は侵食され易く、人間の廃物が雨によって流れ込む。
     o 文化面 –昔からの伝統的な所有者は、ウルルを聖地として登られることを望んでいない。

現実のところ、高気温や風雨の為に、全日ウルルに登山できた日は去年1年間で40日しかなかったらしい。
年間30万人近の観光客が訪れるウルル・カタジュタ国立公園で、かなりの人が登山を意識してると思われるので、観光業界の打撃は大きいのでは!?
ただ、登ってしまってから言うのも良くないが、確かにあちこち崩れ始めているし、何かの保護策は取った方が良いのかも。

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