2009-07-09

ボトル・ウォーター販売禁止

シドニーの南西に位置する小さな街の集会に参加した400人近い住民の投票で、ボトル・ウォーターの販売禁止が可決されたが、驚く事に商店は事前に承諾していたらしい。


小さい街だからできたのか、都会じゃないからできたのか。。。
代わりに、街に無料の水汲み場を設ける事も決まったらしい。

何でこんな事が急に・・・と言う訳ではなく、以前から自主不買運動は広まっていて、その延長線上にこの決断が。
オーストラリア全土のボトル・ウォーターの消費量は、2007年から2008年にかけて10%増えて約5億ドル(≒380億円)。
600mlの水1瓶を手に為に200mlの石油が生産から輸送で使われている・・・そこから発生するCO2がどれだけ環境に影響するかを考え直さなければいけない。なぜ、ガソリンよりも高い金を払って水を買わなければいけないのか?!
と言うのが決議した住民の論理で、できればもっと他の地域へも波及させたい構え。

逆に、もちろん、ボトル・ウォーター生産者は納得できるはずが無く、
もし環境汚染の事を取り上げるなら、輸入トマトの缶詰や輸入シャンペンの方が水より悪い。
と言っているが、影響の大小はあっても、どれも環境に優しく無い事は確か。

結論から言えば、人間が贅沢になって色々な所から色々な物を手に入れようとするが、単に値段だけでなく環境の事も生活に密着させて考えなければいけないという提案をこの街の住民が世界に先駆けてしてくれたような気がする。
地域の中で、自給自足するのが・できるのが一番環境に優しいんだろうけど、その点で日本は世界で一番優しくない国の一つ・・・残念ながら。。。

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