2010-03-08

スイスの車窓から ④

グリュニエールへの旅・・・第4区間
箱根駅伝では、5区・6区が山上り・山下りの区間でも、この車窓の4区はきっとエキサイティングな興奮に包まれるでしょう!
では最終区間開幕。。。


Montbovon-Montreux
最初にチラっと書いたように、この区間はゴールデンパスと呼ばれる観光路線の一部。
同じ1時間に1本の運行でも、観光車両を走らせて観光客から追加料金を徴収した方が利益が上がる!
JRの成田空港線を走っているのが、ほとんどNEX(成田エクスプレス)であるのと一緒。
スイスでNEXと一味違うのは、パノラマカーの最後尾に1両だけ普通の車両が連結されている。
数少ない運行路線で、誰でも最低料金で乗れるように・・・という事で、最後尾に乗車。
この長い能書きは、余分なお金を払わなかったというだけの説明。


この吹雪の中の10分の乗換えの間、駅前周辺を探検・・・とは言っても、建物は数えるしかない。
まずは、重そうな教会・・・そして隣に立つ学校。
当然、生徒数は少ないんだろうけど、こんな環境のところでどんな教育が行われているんだろう。
国をあげて子供のユトリを増やす減らすの議論をしている国とは違うことは間違いない!
 
 


この安い車両は、裏を返せば不人気で他に乗客は無く、左右の席に自由に移動しながら写真撮影に専念。
もちろんヒーターは入っているし、他の乗客に迷惑をかけることも無く、窓を開けてガラスの反射が無いキレイな画像を!
その点では、TVの「世界の・・・」に勝ったんでは?!


モンボボンを出て、最初の20分間は上る上る・・・雪が降る中、線路の雪を飛ばしながら列車は進む。
森林の中かと思えば大平原だったり。。。
百聞は一見にしかず・・・とにかく、説明するより画像から想像してもらいましょう。

     

雪が降る中・・・三輪車で遊ぶハイジを発見!!
春が来るのが待ちきれないのか・・・滑って崖下に落ちなければいいけど。。。
崖の上にはポニョだけかと思ったら、ハイジも居た!!


いくつかのトンネルを抜けたら雪も止み、やっと人影の見える街に!
 


モントルーまではもう一息・・・やっと線路も平坦から下りに。
   


レマン湖が見えてきたら、モントルーの街を空から見下ろす感じ。

 


モントルーの高台の住宅地の間を抜けて行く時は坂道を下るだけ。。。

     


そして、ブドウ畑を抜けて湖畔のモントルーに。
この辺りからは、西のローザンヌやジュネーブまで見ることができる絶景。

     


そして、モントルーに到着。
この機関車は、スイス・チョコレートのパッケージをイメージした特別な金色塗装でした。
隅々に雪を乗せたまま・・・お疲れさんでした!
 


どうでしょう、雪の中の列車の旅はお楽しみいただけたでしょうか?!
これを見て、スイス旅行に前向きになってしまった皆さん・・・スイス国外在住でスイス出張が無ければ自費で飛んでもらう他ありません。
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