2010-03-04

チーズフォンデューの夜

今晩(3日)は、今回スイスに来て初めてのチーズ料理。
もっと言えば、1年半ぶりのスイスのチーズフォンデュー。

ここで、簡単にチーズフォンデューのおさらいを。。。
基本的に、レストランでチーズフォンデューをオーダーしたら、鍋一杯の溶けたチーズとフランスパンのスライスしか出て来ない。
名前だけ聞いてオーダーした観光客の人々は、何でこんな物に何千円も払うのか疑問を持たれるのは当たり前!

でも、よく考えてもらうと、日本のスーパーでは小さなブロックのチーズでも数百円するし、それを鍋一杯分買ったら相当の額になる事は間違いない。
その上、あまり理解されていないかもしれないけど、鍋には何種類かのチーズが各店の「秘伝」の配合で入っていて、「秘伝」の白ワインでチーズを割ってある。
だから、チーズだけでなくワインのブドウの香りもフォンデューには含まれている。

各自でちぎったフランスパンを細いフォークに刺してチーズの鍋に浸け、そのまま口に持って行く訳だから、日本の鍋を直箸で食べるようなもの。。。
ここでのルールは、決してパンをチーズの海に落としてしまわない事。

分量的にはラーメン丼一杯分のワイン溶きチーズを食べる事になるので相当なもの。。。
スイス人に言われることは、フォンデューの後はノドが乾いても、翌朝まで決して水を飲まないこと。
このチーズがかなり塩辛いので寝る頃になって何か飲みたくなる・・・ここで水を飲むと腸のチーズが固まって餅がノドに詰まる以上のトラブルになるらしい。
ノドが乾いたら、飲むのはビールかワインのみ!!

ご飯を炊いて、釜の底の「おこげ」が美味しいように、フォンデューの鍋の底で煮詰まって焼けたチーズは、普通にパンを浸けて食べたチーズとは違った趣で美味しい。
でも、一見の観光客の皆さんはあまりしてないと思う。。。
でも、最後にフォークで剥がしとって食べるのは、許されるマナーです。。。

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