2010-03-02

スイスこんなとこ ④高速道路の車窓から

今週1週間は、データセンターでの仕事なので、朝晩は同僚の車に同乗して。。。
雨が降ったり止んだりの週末が終ったら、なんと天気の良いこと。
帰り道の車から見える山と湖はパーフェクト!!
昨日のバスよりはキレイでそそられる映像をお届けしましょう。

でも、ただ映像を載せただけでは、その辺に林立する写真集ブログになってしまうので、多少の遠吠えを読んでもらってから、最後のお楽しみに!!

スイスの高速道路は、山間や山腹の高架の上に作られている事が多い・・・日本の縦貫道・横断道のように。
日本から観光でスイスを訪れる人のほとんどはツアーバスで移動しているはずなので、高速道路を通っているハズ。
でも、料金所の存在に気が付いた人は一人も居ないと思う・・・それは正しい事で、スイスの高速道路に料金所は無い。
かといって無料でもなく、車にETCを搭載している訳でもない。
スイスの高速道路の料金システムは「年間パス」・・・毎年2月~翌年1月まで有効のパスを買って、日本の車検シールのようにフロントガラスに貼っておく。
これもバス運賃と同じ性善説の徴収方法で非常に合理的・・・道路上にも車にも何の投資も要らない。
毎年2月の1ヶ月間の切り替え猶予期間の後、3月に入ってさっそく今朝は高速道路の出口でシールの検問が行われていた。

パーキングメーターが設置されている所では、もちろんチケットをダッシュボードの上に置く・・・これは当たり前のこと。
しかし、スイスでは、路上駐車する際に「時計盤」をダッシュボードの上に置く。
遠い昔を思い出して・・・幼稚園で時計の読み方を勉強する時に使ったような時計盤で、自分が停めた時間を申告する。
その申告に基いて、駐車時間がその場所の駐車時間制限を超えているかどうか判断する。
超えていれば、もちろん駐車違反!!

日本では、陸運局が封印してしまうナンバープレート・・・スイスでは個人の取り外し自由。
ナンバープレートが車に帰属するのではなく人間に帰属する。
もし、複数台の車を所有していても、1枚のナンバープレートを自分で付け替えて違う車で公道を走る事ができる。
もちろん、ナンバープレート無い車を公道で運転する事はできないが、平日の通勤はトヨタ・カローラで、週末はポルシェ・カレラ・・・という事も可能。
物理的に一人の人間が同時に2台の車を運転できないというスイスらしい合理性。
保険も、所有する車の中で一番高価な車の保険料を払えばいい。

長々とお待たせしました。 それでは、今日3月1日の日暮れ間近のレマン湖の映像をどうぞ!






過去の「スイスこんなとこ」





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