2009-10-01

新ポイントサービス

前にも何回か書いたように、欧米人のクレジットカードに対する考え方は、日本人と全く違う。
その違いが、クレジットカード会社のサービスや売上げ・利益にも大きく影響している。

日本では、クレジットカードは現金を持ち歩かずに済む道具で、毎月の残高を返済するのが普通。
強いてあげれば、2回払いやボーナス払いで、直ぐに用意できない現金の代わり(=短期の借金)をする事もある。

ところが、欧米でのクレジットカードは、「クレジット」というくらいで、所有者の信用度によって金を借りる道具・・・言わば、薄っぺらになったサラ金。
日本のクレジットカードにも付いているサービスの「現金の引き出し」や「リボルビング払い」が欧米での主流。
限度額一杯まで現金を引き出し・買物をして、毎月の最低返済額を払うだけ。
クレジットカード会社にすれば、加盟店から入る数%の手数料より、15~20%の利息を集める方がどれだけ利益になるか・・・一目瞭然。
クレジット会社の勧誘方法も、現在の残高を移行してくれたら、安い特別金利を適用する。と言ったようなもの。
手元の所持金で今日・明日の暮らしが出来れば、その出費が元金だろうが利子だろうが構わない・・・らしい。


今回オーストラリアで導入された新しいクレジットカードのサービス形態は、ポイントサービスの考え方。
このポイントサービスは、クレジットカードで買物をすると、100円で1ポイントだったり2ポイントだったり。。。
貯まったポイントは商品・商品券・航空会社のマイレージに交換できる・・・というやつ。

今までは、買物をして請求書が発行された時点で「お買物ポイント」として付与されたが、この新しいカードは返済した額に付与される「お支払いポイント」になっている。
確かに、ポイントだけ先に与えて
キャッチコピーは、「残高減少の為のカード」・・・ふぅ~む、ポイント欲しさに返済額を増やす人間がどれだけいるか疑問。
しかし、クレジット会社からすれば、踏み倒された時でもポイント提供が不要で多少のコスト削減にはなりそう。。。
この方式が、これからのトレンドになるんだろうか?!

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