2009-11-21

旅の裏技・・・その2 マイレージ・プログラム

最近の会話の中ですっかり定着してしまった言葉・・・「マイレージ」
元々はアメリカの航空会社が客のつなぎ止め・囲い込みの為に始めたプロモーション・プログラム。
各社が固有のプログラム名を採用したので、一般的な言葉としては、FFP(Frequent Flyer Program)だった。
この言葉から分かるように、「頻繁に飛ぶ人」相手のプロモーションだったのに、今や飛ばなくてもマイレージが貯まる変な世の中。

もちろん、日本の大手航空会社2社も、JMB(JAL Mileage Bank)とAMC(ANA Mileage Club)を持っているが、経営危機騒動渦中のJALは現在のOne WorldからSky Teamに移る可能性も残っているので、今回はAMCに絡んだ話。

現在22社が加入している「Star Alliance」・・・ANAもその一員。
このグループ化の良い所は、加盟各社のどのフライトでもマイルが貯まり、特典航空券も利用できる。
その上、どこか1社で「Gold」のステータスを持てば、グループ全社で特典が利用できる。例えば、
  ビジネスクラスカウンターでチェックイン・・・長い列に並ばなくて良い
  荷物の許容量+20kg・・・40kgだと結構持って行ける
  出発前のラウンジの利用・・・乗継ぎ時の飲食にシャワーにネットは便利
  等々

日本に住んでいれば、もちろんANAのAMCが一番目に付いてポピュラーな存在でも、22社の個別のプログラムの中でAMCが特別好条件という訳では無い。
同じグループ内で同じ特典が受けれるなら条件が良い方が良いに決まってる・・・特に、「Gold」を手に入れると旅は大きく変わる。
どれだけ容易く「Gold」になれるかは考慮すべき。

次に重要なのが有効期限・・・余程の旅好きか、出張族でもない限りそうそう貯まるもんでもない。
例えばANAの場合、韓国往復の航空券を手に入れるのに、通常使う割引料金だと東京-大阪を70回以上飛ばないといけない。
もちろん、クレジットカードで毎月何千マイルも溜められれば別だけど・・・せっかく貯めたマイルを無効にしない工夫は大変。


あとは、家族以外にも使えるか、知人とマイルを分け合う事ができるか。
例えば、二人分のマイルを合わせれば特典航空券がもらえるような場合、どちらかに集約して一人分だけ購入で2人旅することもできる。

そんなことを考えながら、22社のうち身近な3社、ANA(NH)、Lufthansa(LH)、United(UA)のプログラムの比較をしてみた。
一般的に使われる正規割引運賃(PEX)での積算率、Silver/Goldに必要な年間マイル、有効期限、特典航空券に必要なマイル(通常期)。
「Gold」を狙うなら、UAが一番。ANAより約30%少なく「Gold」になれる。
韓国行きチケットならANA、ハワイ行きチケットならLHの効率が一番良い。
有効期限は、UAは無いに等しい。1年半の間に1マイルでも増えるか減るかがあれば、獲得マイルは生涯残っていく。

総合的な評価では、この3社の中ではUAかな・・・3社とも日本でクレジットカードは発行されてるし、日常生活でのマイル積算も同様に可能。
何でも国産が一番!! って具合では無いようです・・・良く考えないと。。。
個人的には、UAの倒産事件があったので、UAのマイルは全て使いきり、現在はLHをメインにNHとの併用。

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