2009-11-19

みんな一緒に昼休み

オーストラリアのように、個人個人が自分の好きな時間に、仕事に支障なければ1時間でも2時間でも自由に職場を離れる・・・という環境が良いか悪いかは別にして。。。
時間に大らか・・・言い換えれば無頓着な国で暮らしていて、たま~に日本の会社に行ってビックリする事は、12時(昼休み)になるとみんなが一斉に立ち上がる事。
昔はそんな環境に居て、一緒に立ち上がっていたハズなのに、避難訓練でも始まったのかと思うほど・・・話の途中でもキッチリ中断して立ち上がると言う事は、授業の終わりのチャイムがなるのを、あと3分・2分・1分とカウントダウンしていたのと同様に、ず~っと時計を気にしているんだろうか?!



そもそも、この「みんな一緒」は法律で定められている。
労働基準法 第4章 第34条 「休憩」で、
労働時間が6時間を越える場合は少なくとも45分
労働時間が8時間を越える場合は少なくとも1時間
の休憩を与えなければいけない。

言い換えると、
1日8時間勤務で45分の昼休み・・・これは合法。
だけど、残業で8時間以上働く時は15分の休みを取って1時間にしてからでないと違法。
だから、最初から1時間の昼休みがあれば、休憩無しで8時間以上何時間でも残業に突入できる!!
逆に、6時間以内なら休み無くぶっ通しで働かされても違法ではない・・・これって辛くない?!

という、休憩時間の条項に、「休憩時間は一斉に与えなければならない」というのがある。
これが、日本で12時~13時に飲食店のみならず、銀行・商店・役所・ATMに人が殺到して大混雑する元凶。
会社によっては、昼休みを11時半からにしたり、12時半からにしたりして、自ら混雑を避けようと時差休憩しているところもあるけど、みんながやり始めたら同じ事で根本的な解決にはならず。。。
もちろん、受付・操作室・売場等の継続して立会いが必要な職場では、交替で時差休憩は労使合意の下で許される。

元々は、一緒にしないと誰がいつどれだけ休んだか分からない・・・という企業側の管理のし易さから法律になってしまったんだろうけど、どこまで「みんなと一緒」が好きなんだろう?!
フレックスタイムだと言いながらも、昼休みは一斉だったり。。。

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