2009-11-06

役職尊重社会の行く末

世界中で唯一・最大の役職尊重国家・・・日本社会はどっちに向いているのかな?!

社内外を問わず、酒場でもゴルフ場でも・・・「部長」「課長」と名前ではなく役職で人を呼ぶのは、世界広しと言えども日本だけではないかなぁ?!
困った事に、役職は昇格によって変わって行くので、同じ社内でもしばらく会わなかった人を呼ぶ時に困ったりして・・・部長に昇進した噂を聞いたような気がするけど、知らない振りして今まで通り課長って呼ぼうか?! とか。。。

とにかく、役職・肩書きには、いつでもどこでも目を向けられる。
どこの会社か知らないけど、部長だからエライに違いないとか、社長だから金持ちに違いないとか・・・人々はどんな仕事をしてるかではなく、どんな肩書きを持っているかに興味を示す。

会社からの辞令だ。と言われて転勤を断れない日本企業・・・会社が字を書く訳無いから、誰か人間が関与している事は間違いない!!
それも、その辞令を渡している上司がその転勤話に絡んでいた可能性は非常に高い・・・なのに、自分ではなく会社というお上が決めた事だから従うしかないような言い方をして。。。
暗に自分よりもエライ人が従うように言っている。と取れるように。。。

会社間で問題が起きた時でも、課長ではなく部長が謝りに来たから許そうか・・・みたいな話も聞かないこともないし。。。
謝罪の内容よりも誰が謝罪したかの肩書きや面子が大事!!


そんな社会にも関わらず、昨年度、希望降任制度を利用して校長・教頭等の管理職から一般教員に自主的に降格した先生が全国で179人居たらしい。

少なからず教頭・校長という管理職の肩書きを夢見てきて実現した人々も居ただろうし、今も思っている人は多いハズ。
なのに、その職を自ら辞してしまうとは。。。
この経済危機の中でも、役職・管理職手当を捨ててでも一般職に戻りたいとは?
いわゆる、良い学校を卒業して、良い会社に入って、良い役職に付く・・・という子供達が言われ続けて事が、教育現場の学校から否定されようとしてるのか?
それとも、何が「良い」にかを学校で再定義をしてくれようとしているのか?!

健康上の理由が大半らしいけど、健康に問題のある人が毎日の教壇に立てるんだろか??
教頭・校長で座ってる方が楽だと思うけど。。。
最近の学校は、モンスター・ペアレントと呼ばれるような保護者とのイザコザが多いと聞くし、それが原因で精神的に身体を壊すことは容易に想像できるけど、問題の責任が管理職にあるのは当然のことで、それができるであろう人が昇格してるんだと思っていたのに・・・学校現場は違ったのかな?!

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