2009-11-23

年次有給休暇

日本はまた祝日・・・勤労感謝の日に休暇の話。
いつまで経っても取り辛いと言われる日本の有給休暇・・・日本に居る時から、数週間でも気兼ねなく休める環境に居たので、個人的にはあまり感じた事が無い。

日本の場合、労基法115条で、付与された年次有給休暇の有効期限は2年間なので、2年間経てば流れてしまって休まなかった分は会社の儲け=社員の損・・・で終ってしまうから、会社側から休暇取得を奨励する理由は一切無い。
流れる有給休暇の会社による買取は、法的には合法でも、そんなことをしてくれている会社は聞いた事が無い!
社員個人が積極的に取らなければ、この状況は永久に変わらないと思われる。

オーストラリアの場合、有給休暇に有効期限は無く、その会社を辞めるまで貯める事もできるが、会社がそれを許してくれない・・・日本と全く逆のパターン。
その理由は、退職時に残っている休暇は、会社が買い取らなければいけないし、いつ辞めてもいいように会社は全社員の休暇日数分の金額を常に別枠で容易しておかなければならない。
例えば、100人の社員が日給1万円で一人40日の休暇を貯めていると4千万円は使えない金を持って居なければいけない。
これが社員に休暇取得を奨励する一つの理由・・・だから、40日以上貯めていると、上司が休暇取得を指示できる。

日本で増えている、臨時やパートタイマーの人々・・・有給休暇が法的に付与されているのを知ってるんだろうか?
  6ヶ月以上の継続勤務
  全労働日の8割以上の勤務
を満たせば、勤務時間の長短・労働日数の多少に関わらず、有給休暇が付与される・・・もちろん、所定労働日数と継続勤務期間によって付与される日数は違う。

時給制のパートタイマーの人が有給休暇を取得した場合、休みは丸1日取るけど、「有給」の給はいくらになるのか。
基本的には、休暇を取る日に予定されていた時間分。
但し、毎日の勤務時間に変動があり、長い日にだけ休まれても困るので、休暇の取得日の前30日間の平均を使う事も。


ここに書いた事は、日本の労働者は誰でも有給休暇が取れますよ・・・という目安の提起だけなので、さらに詳しい正確な事情を知るには、労働基準法を。。。

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