2009-03-23

マラソンブーム

日本人の死者が出ず、日本野球がWBCの決勝進出を決めた為に、
Top Newsにはならなかった成田のFedEx機事故・・・
前から言ってるように、1.5本しか滑走路を持たない日本の表玄関の弱点を暴露したようなもの。
結局、A滑走路が24時間以上閉鎖され、燃料満載の長距離便の離陸は出来ず、
大型機の着陸はできず大量の欠航便を出すハメに。

その上、中部や関西に降ろされた乗客は・・・
東京以外へ行く人々にとってはLuckyだったかも知れないが、
中部から東京へは、名古屋に出て新幹線に乗って東京へ。
関西から羽田へは飛べるが、成田に自分の車を置いてる人々は、それから成田へ。
どっちにしろ、海外旅行の後に丸1日国内旅行のようなもの。。。

この事故の話の続編は、また明日・・・
今日の話題は、昨日の東京マラソン。


日本の最近の「マラソンブーム」は聞いていたが、
これほど酷いものになってるとは思わなかった。
昔から関東では青梅マラソンに何万人、関西では篠山マラソンに何千人。
というような、いわゆる「市民マラソン」は数多くあった。

昨日のレースでビックリしたのは、大量の芸能人が出場していた事。
芸能人の中でも、アスリート系で日々きちんとトレーニングをしている人々は別にして、
バラエティ番組のノリで、ろくな練習もせずに出てしまう連中・・・
幸い死には至らなかったものの、心肺停止に陥ってしまうのは典型。
もっと、42.195kmという距離の恐さを知ってから出場して欲しい。
人間にとって、「毎日10km走ってるから大丈夫」 と言うような距離ではない。
だから、毎月1,000km以上走り込んでるプロ選手でも、体調によって棄権してしまうのに。
1区間20km前後の箱根駅伝しかり。。。

20代後半で、初フルマラソンに挑戦しようとした時の距離の恐怖を今でも思い出す。
半年間、ほぼ毎日16kmずつ走り、週末に20kmの練習はしたが、
案の定、本番レースでは、25kmあたりで足首・膝の関節痛に。
20km以上の連続負荷を経験してなかったから。

健康維持のウォーキングの延長で、高齢者の山岳トレッキングで事故が相次いだように、
有名人が24時間テレビで50km~100kmを走ったり、42kmなら誰でも走れそう。
という印象を世間に与えてるのでは?!
もし、レースに出て練習の成果を数字にして残したいなら、
まずは普段練習で走ってる距離のレースに出ることをお勧めする。

25歳を過ぎれば、人間の身体は必ず衰える。
去年の記録を維持する為には、去年以上の練習量が必要。
去年完走できなかったから、そのリベンジでもう1度・・・
なんて、余りにも安直な理由。
そもそも、陸上競技や水泳選手の自己記録とは、
全て過去の栄光であり、いつでもどこでもその記録を出せる。という意味では無い!!

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