頼りない勘が頼り

強盗殺人罪で無期懲役の２審判決が確定したにもかかわらず、新証拠のＤＮＡ鑑定結果を基にして再審開始と刑の執行停止を決定されたネパール人の男性。
そもそも１５年の月日が経ってからＤＮＡ鑑定だなんて、決して新証拠ではなく事件直後に採取されていた証拠を鑑定に回さなかっただけのこと。。。

昨日のテレビ番組で、当時捜査に関わったと言う捜査一課の捜査員がインタビューに答えていたけれど、容疑者の立場に立てば全く迷惑な回答が。。。
あの事件の状況で、捜査員としての勘から犯人であろうと確信し、その勘の裏付けを取る捜査と証拠集めをしたと。。。
よく刑事ドラマに出て来る「刑事の勘」・・・現実の話でも当たり前に使われていたなんて、喜劇というか悲劇。


そして、もう一つ今週始めから大騒ぎになっている元オウム信者の逃亡劇。
踏み込んだ時には逃亡された後で・・・これも刑事ドラマの様。
そして、ここにも登場する「刑事の勘」と言うか思い込み・・・きっと公共交通機関を使ったと思い込んで、駅の防犯カメラを解析したけど確認できないから、公共交通機関を使わなかったのでは？！
って３日も経った今ごろ言っても手遅れ。

相手だって素人じゃ無く、１５年も逃げ続けているプロで、駅周辺には防犯カメラが多いのを知っているだろうし、人混みに紛れながらも見つからない工夫をしているに違いない！


長年の勘も良いけど、それで事件を長引かせたり、無罪の人の人生を台無しにしてしまうような事は止めて欲しいもの。

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