2011-03-21

曖昧な規定値

以前から何度か言ってるように、
日本の法律・法令で規制されている数字の意味の無さ。

複数車線の幹線道路に制限時速40kmを設定し、誰もそんなスピードでは走らず・・・スピードカメラが設置されていても、免停になる30kmオーバーだけが撮影対象で。。。
結局、制限時速は40kmなのか70kmなのか・・・いったい何なんだ?!

時速60kmで事故が起きた時に・・・制限速度を20km越える猛スピードで。。。
と、事故原因をスピードのせいにできる!!



同様に、今回の福島第一原発事故で・・・厚生労働省が設定している放射線の被曝量。
人体が受ける放射線量を、通常業務で50ミリシーベルト、緊急作業で100ミリシーベルトと規定しているのに・・・今回の原発事故では250ミリシーベルトに引き上げ。

自然界で浴びる放射線量が1年間で1ミリシーベルトだそうなんで、一般人が250歳まで生きた時の被爆量。
一方、国際放射線防護委員会(ICRP)が設定している緊急時の被爆量が500ミリシーベルト以下。
今回の250ミリシーベルトへの引き上げは、国際基準の半分でやむを得ない・・・という厚労省の判断らしいけど、じゃぁ50・100ミリシーベルトは何だったんだ?!
このICRPの設定値には、5年間で100ミリシーべルトかつ1年間50ミリシーベルト・・・という制限も付いているそうなので、この厚労省の言い訳を鵜呑みにする事もできず。。。


国民の健康を維持する為に設定されている規定値のハズなのに、自らの身体を放射線にさらしながら事故処理に当たってくれている人々・・・後々、後遺症が出た時に、被爆量は規定値以内だったと言うような、政府の言い逃れに使われないように願うばかり。。。

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