2011-03-20

シドニーの報道 ➆

母国の非常事態の中、当分の間、SMH(Sydney Morning Herald)のニュースを中心にシドニーでの災害報道の要約を載せる事にしました。


オーストラリア人の行方不明者も一桁の8人に減少・・・そろそろ、世界の目は日本の大災害を離れて、リビア情勢にに向いてしまったようで、大見出しからJapanの文字が消えてしまった。

死者・行方不明者は2万人に達しようとしている・・・東京近郊には1500人近いオーストラリア人が滞在しているが、オーストラリアの外務省は日本からのフライトの需要を注視している。
一方、福島第一原発から半径80km以内に入るオーストラリア人には、早急に非難するように勧告している。


5号機への電気が復活し冷却機能が再稼動し始めた。
日本のニュースでは、1・2号機への電源の引き込みに目が向けられていたが、突然の5号機の話にビックリ!
もちろん、1・2号機への送電線敷設や3・4号機への放水を自衛隊や東京消防庁が実行している事も報道されている。


原発事故の収束は日本政府に任せるとして、他国の興味は自国への影響。
何度かの水素爆発や放水による蒸発を繰り返し、大気中に放出された放射性物質の行方。
偏西風に乗ってアメリカ西海岸や東海岸に到達しているのは確認されたけれど、今のところは人体に影響の無い、岩石やレンガに含まれている程度と。
明日の風向きの変化で、アメリカだけでなくフィリピンにも到達するであろう事が予測されている。



災害発生から10日が経ち、こんなニュース状況下では、この「シドニーの報道」シリーズも今回を最終回にします。

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