2011-03-09

大きな見込み違い

開港から5年を迎えようとしている北九州空港。
この北九州空港の前身は、小倉に有った曽根空港なのに、滑走路が短いとか、地理的に適さない理由で苅田港沖の人口島に移転。

同じ福岡県北部には、日本一便利な福岡(板付)空港も有るし、関門海峡を挟んだ山口県には宇部(山口)空港もあるし、関西3港同様に空港過密地域。

なのに、何で新空港を作ったのか・・・それは、国交省の安易な需要予測で。。。
開港当時は、日本一早い国内線出発と日本一遅い国内線到着で話題になり、ドラマ「アテンションプリーズ」のロケに使われたり。。。

しかし、この国の役人達のいい加減な需要予測はどうしたら改善されるのか・・・
現実を考慮した予測ではなく、空港を作ることを前提とした数字合わせをしてるだけで、5年後の現実を見たらガッカリするだけ。

開港前の02年の予測:
8路線に就航して、2017年に350万人、2032年に393万人。

ところが、
昨日の見直し発表では:
たった1路線に就航で、2017年に105万人、2032年に99万人。


今回の大幅減少の理由は、8路線から1路線になったからだと説明しているけれど・・・
福岡空港も存続し、九州新幹線も整備される予定があるのに、北九州-鹿児島路線の利用客が居ると思えるのはどこからなのか!?
素人でも分かると思うんだけど。。。


昨年末の行政刷新会議の事業仕分けで予測の甘さが指摘されたのは良いけれど、民間企業だったら即座に撤退と福岡への統合の判断が下されるだろうに。。。
予測が1/3になっただけでなく、将来も数十年に渡って需要増加が見込まれない中で、事業継続の理由は何なのか?!

なんでこんな役人主体の税金浪費が続いてしまうんだろう。。。

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