2011-03-03

努力の見える記録

遅ればせながら、2月27日に開催された東京マラソンで、埼玉県の公務員が日本人最高の3位に入り大ニュースに。。。


陸上競技界の事にチラッと触れると、
学連(学生陸上競技連盟)か陸協(陸上競技協会)に登録していないと、公認競技に出してもらえなかったり、公認記録として登録されなかったり。
この川内氏の場合は、実業団としてではなく、個人で直接埼玉陸協に登録しているから「市民ランナー」。

2004年に国際陸連がマラソンコースの公認条件を定めるまでは、コースによって条件が違い過ぎるので、「世界新記録」と呼ばずに「世界最高記録」と呼ばれていた。
下りの片道コースで追い風が吹いていたら、もの凄い記録が出てしまうだろうし。


ところで、3位で日本人トップという順位よりも、2時間8分37秒という記録。
一昔・二昔前なら世界記録に匹敵する時間で走る為には・・・もちろん練習量が必要だろうけど、その質の高さ。
なぜ実業団が有利かと言えば、チーム内での競争があるから、精神的にも肉体的にも自分自身を追い込み易い。
一人で練習して同等の質を目指そうと思えば、よほど強い精神力が無いと自分自身を追い込めないだろうし。。。

実は、彼は箱根駅伝で学連選抜のランナーとして走っているし、去年も東京マラソンで4位で2時間12分36秒の記録を残していて、実績から言えば今年いきなり出て来た市民ランナーではないのは確か。
1年間で4分の短縮・・・たった4分、されど4分。。。

いずれにせよ、順位は別にして、この記録はご立派!!
単純計算すると、100mを18秒3で421本連続で走ったことになる。
ひょっとしたら、1本も100mを18秒台で走れない人も居るんでは?!

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