2010-12-17

異常気象の恩恵

シドニー転居と時を同じくした2002年半ば頃から干ばつが始まり・・・確かに、7月から3ヶ月くらい雨を見ること無く、これが普通なのか質問したのを覚えている。

もちろん、それが普通だった訳ではなく、最初の夏には大規模な山火事があちこちで起きて、とんでもない所へ来てしまったもんだと思ったほど。
そして、第一段、第二段、第三段の水使用制限(給水制限ではない)が施行され、違反をすると数百ドルの罰金が科せられる。

例えば、日本では効果の無いようなレベルから・・・スプリンクラーの使用禁止、新規プールへの給水の許可制等々に始まり。。。
壁・窓・路面・車等の吸水しない面へのホースからの直接放水禁止・・・これも罰金の対象。
そして、庭の水撒きは朝10時以前・夕方4時以降のみ可・・・それに、水曜・日曜のみの条件が加えられたり。。。

という「試練」を乗り越えて、2007年後半頃から雨量も増えて干ばつ終了制限。
それに加えて、海水の淡水化プラントが去年完成して、水使用制限はほとんど解除(全部ではない)。


そして、ダムの貯水率も徐々に上がっている中で、今年の12月は2週間で月間平均雨量の2倍を記録。
50%台を上下していた貯水率が、今週2002年以来の最高値72%を達成。
今後の天候予測と今のダムへの流入量からして、来週中には80%に達しそうなので淡水化プラントの稼動を休止したとか。。。

洪水被害を受けた地域の人々には申し訳ないけど、一方ではちょっと良い事も。。。


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