2010-10-15

安全管理・危機管理

元々十分で無いと言われる日本の危機管理に対する考え方。
いつでも何でも起こってから対処するので後手後手に。

これは、政府だけでなく企業にも言えること。
起こった事がある事態だけでなく、起こった事が無くても起きたらどうするかを事前に考慮している。

典型的な例は、
時速300kmで走る新幹線・・・阪神や新潟の地震時に小さな脱線事故があったが、全速で走行中に脱線したらシートベルトも無い車内はどうなってしまうのか?!
日本的な考え方は、事故が起きないように努力をする。欧米的な考え方は、努力した上でも起きてしまったらどうするか準備をしておく。

欧米のバスには、天井部分にも非常口があるし、窓ガラスを割る為のハンマーが車内に備え付けられている・・・等々、数えればキリが無い。

北朝鮮のミサイル発射時も、去年から今年にかけての新型インフルエンザ・口蹄疫に対しても後手後手で・・・まぁ、学校教育自体が教科書に書いてある事を覚える教育なので、起きてない事に気を配るなんて事は思いつかないのかも。


何でこんな事を突然言い出したかと言うと、昨日岐阜で起こった壁倒壊事件を見てから・・・これは、もう事故では無く事件。
たった一面になってしまっている壁が道路側に倒れるかも知れない・・・と思わないのか?!
強風や地震で倒れるかも知れないし、不可抗力で最悪でも内側に倒れるような処置を最初から取るべきなのに。

外に倒れないような処置を取った上でも、壊す際には破片が落ちるかも知れないし、事故が起きないように道路を通行止めにするとか、絶対に事故が起きないように二重三重の安全策を取るのが欧米風。
たまたま通りかかって命を失った女子高生には、全く気の毒なこと。

日本社会も、もっと安全意識・危機意識を充実させて安心して暮らせる快適な社会を。


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