2010-10-11

間違った走り方③

日本では体育の日の今日・・・1年ぶりに走ったとか運動をしたとか言う人も多かったのでは?!
身体に突然1回ポッキリの負荷をかけて、いわば最も身体に良くない状況。

タイトルは、「間違った走り方」のままでも、シリーズ最終回の今日は「正しい理想の走り方」について。

前回書いたように、歩いたり走ったりという行為は、身体の重心を移動させること・・・要は、腰の位置が変わらない限り、いくら足を早く動かしても足踏みに過ぎない。
いわゆる、くたびれ損というヤツ。

では、どうしたら一番効率が良いか?!
世の中に存在する効率的な形状は、タイヤやボールのような円型や球型の物・・・ところが、悲しいかな人間の足は2本の棒状で、とても速く移動するのに適した形をしていない。

されば、その足を球のように動かせば?!
大きなタイヤやボールの中に入っていると想像して、着地の前後だけ足裏が内側面に当てると、最初にカカトが接地して足裏全体がつま先に向けて地面に触れる・・・つま先が地面から離れた時点で、その足の役割は終えて駆動力にはならない。
あとは、いかに早く次の着地に向けて体の前方に持っていくか・・・そのつま先で地面を蹴った反動が大きい短距離走ほど、カカトを後ろに巻き上げて前方に振り出す力に変える。

よく、走ると靴底がバタバタと音を立てる人・・・これは、つま先からカカトまでが同時に着地している。
という事は、足踏みに近い非常に効率の悪い走り方。


足だけ意識してもダメで、2本の棒状の物を前後に振ると、その反動を打ち消す動作をしないと体がグラグラしてしまう。
その為に必要なのが腕振り・・・足の前後動から上体を安定させる為に。
足が前後に動いているんだから、その反動を抑えるには腕も前後に動かすのが効率的。
行進で歩く時は前後に腕を振っているのに、走り出した途端にヒジを張って腕を左右に振ったり、小脇に抱え込んで上下に振ってみたり。。。
結局、反動を抑え切れずに肩を振ったり上体を振ったりしないと吸収し切れなくなる。
腕を振るのと上体を振るのでは、どちらのエネルギー消費量が多いか・・・答えは説明するまでも無く明らかだと思う。


ここで、おさらい。
   着地はカカトから・・・つま先で蹴った後は直ぐに前に振り出す
   腕振りは前後に・・・肩は振らない
この2点を意識するだけで、今年の運動会で順位を上げられるのは間違い無し!


3次元の動きを活字で表現するのは非常に難しいので、分かり難い部分は個別にメールで質問してください。
Good Luck!!


過去の「間違った走り方」




- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
応援クリックでランキング・アップにご協力を!

0 件のコメント:

コメントを投稿