2010-02-28

スイスこんなとこ ②言語

国境線が全て海上にある島国日本と違って、スイスの国境線はほとんどが陸上・・・フランスとの国境の一部はレマン湖。
フランス・ドイツ・イタリア・オーストリア・リヒテンシュタインに囲まれて、海に面してないから日本のように直接公海に出ることはできない。

この複数国に囲まれた小さな国で、「スイス語」というのは無く、地域によってドイツ語・フランス語・イタリア語が正式言語として日常的に使われている。
チューリッヒや首都ベルンのある北部はドイツ語、ジュネーブやローザンヌのある南西部はフランス語、イタリア国境に面した南東部ではイタリア語。
日本のxx弁の比ではない文法の違う複数言語が一つの国家で使われている。

例えば、チューリッヒからジュネーブに向う列車に乗ると、ベルンを過ぎたあと車内アナウンスがドイツ語・フランス語・英語の順から、フランス語・ドイツ語・英語の順に変わる。
イタリアのミラノからジュネーブに向う車内ではフランス語・イタリア語・ドイツ語。

最初にスイスに来た時に驚いたのは、フランクフルトからジュネーブのルフトハンザの機内アナウンスを一人のCAが、ドイツ語・フランス語・英語でする・・・同じこと(多分)を3ヶ国語で連続して。。。

今晩、中国人の経営する中華料理店に一人で入って行ったら、何語で話していいのか分からずに3人の店員がこっちを見て固まってしまっていた・・・何秒かして、一人が中国語で、一人がフランス語で話しかけてきたが、こっちが英語で答えたのでその後は英語で。。。
という事は、彼ら彼女らはも、中国語・フランス語・英語のトライリンガル・・・もうバイリンガルは珍しくない!!
ちなみに、ビールを2本飲んだのに、1本しか請求されてなくて・・・この上無い幸せ!!


過去の「スイスこんなとこ」


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