2010-02-03

JALの再建計画

プロ野球のキャンプが解禁され12球団が2010年のペナントレース・日本シリーズに向けて始動した2月1日、噂のJALも新経営陣の稲盛体制で始動・・・こちらはキャンプではなくいきなり実戦の場。
期間も2010年だけではなく、5年間の時限認可法人の企業再生支援機構が解散するまでに道筋を付けられるのか!?

1日午後には、さっそく新会長・社長の記者会見もあったが、企業再生支援機構がどれだけの支援をしてくれるのか、どれだけ政府が口出しせずにいてくれるのか、まだまだ不透明な部分も多い。

例えば、再建計画安の中で取り上げられている予測は非常に楽観的で、
今後5年間の売上げは09年度を下回る・・・これは正しいだろうが、どれだけ下回ってると思ってるかが疑問。
国際線の客単価が20%以上上がり、搭乗率も63%から73%に上がる・・・出張控えが起き、エコノミークラスでの出張が増えている中、どうやって客単価を上げるのか。エコノミー割引運賃の値上げをすれば、搭乗率は上がるどころか下がるだろうし。。。

これを達成すれば再生できます・・・と言うような役人得意の論法で、具体的な達成方法が見えない。それは経営陣が考えること。と言うのかも知れないが、それでは政権を取ったどこかの党のマニフェストのような物。。。

政府は、既にJALに開発中の国産小型ジェット機MRJをJALに買わせようとしているし。
開発支援で多額の税金を注ぎ込んでしまったから、誰か買い手が現れないと政府も困ってしまうんだろうが、パイロット・整備の訓練や実績等を考えたら、全く新しい機体を大量に買い込むのは再生中の会社にはリスクが大き過ぎるんじゃないだろうか?!
その辺の判断は、政府のヒモ付きでない新経営陣にお任せしましょう。。。

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