2009-02-24

ガソリンスタンド事情

今日のSydneyは、朝からSydney Blueのいつもの天気。
気温25℃、湿度30%の青空は、日本では、北海道を除くと年に何日かしか無いような。

日本でのガソリン価格は、ほぼ毎日一定で、地域の競合店の値段は、ほぼ同じに揃えられている。
まぁ、特定の割引クーポンを持っていたり、極端な原油の値上がり・値下がり無い限り、
昨日給油しようが、明日給油しようが、値段の変化は無く損得意識は無いはず。
だからこそ、去年のような極端な原油の値上がりの時は、みんなアタフタしてしまって。。。

ところ変わってSydneyでは、ガソリン価格は日々変化。
同じ地域でも値段はバラバラ。
基本的に、水曜日の午後が一番高く、水曜の朝が一番安い。
具体的には、水曜の朝115セント/Lだったのが、夕方には135セント/Lになる。

この現実の裏には、色々な理由があって・・・
日本では信じられないような、木曜日の「ShoppingNight」が存在する。
木曜日以外は5時に閉店するけど、木曜日だけは9時まで営業。
これは、給料が週給制で支払われ、その給料日が木曜日だった名残だとか。
毎週給料を貰ったら、金を持ってるうちに、すぐに使わせてしまおう。という作戦!

この週給制の名残は、ガソリンの値段だけではなく、
不動産賃貸の価格は、週額表示されている。
実際の家賃支払いは、2週間毎であったり、月毎であったり。

日本の自家用車の使用頻度を考えたら、
じゃぁ、みんな火曜の晩か、水曜の朝に給油すれば安く上がるのに・・・
と思われるでしょうが、Sydneyの事情はそう簡単では無い。
タクシーを含めて、半分近くの車は4L以上のEngineを持つ車。
その上、通勤で毎日150km走る・・・と言うのは珍しくない。
と言う事は、60~70Lの燃料タンクを満タンにしても、1週間はもたない。
少なくとも、週に2回は満タンにしないと。。。

年間1万キロも走らず、富の象徴のように家々に飾られている日本の車と違って、
Sydneyでは毎日の必需品。
だから、距離は走ってない、値段は安い、
大量の中古車が日本からAustraliaに輸入されてるのを知ってますか?

ガソリンスタンドに戻って、
最近は、Australiaの2大SuperMarketChainが、CaltexとShellと提携し、
系列スーパーで$30以上の買い物をすると、レシートが4セント/Lの割引券になる。
残るBPやMobilも、店内で$5以上の買い物をすると4セント/L割引してくれたり。
最近は、系列スーパーで週に$150以上買い物したら、15セント/L割引券をくれたり、
顧客の囲い込みが進んでる。
そのおかげで、ガソリン価格が下がらなかったり。

そもそも、Australiaのガソリンスタンドは、全て「セルフ」形式で、
ポンプが数台しかないような小さな店では店員は一人。
それに、ガソリンスタンドが、日本でいうコンビニのように何でも売ってる。

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