2009-02-09

Bush Fire

今日は朝から霧雨の降るヒンヤリした朝。
夕方からは本降りになって、昨夜の8時はやっと30℃を下回ったところだったのに、
今晩はぐっと下がって18℃。
MelbourneやAdelaideよりはマシだったものの、このところの熱波で枯れかけた芝生には
一息つける涼しい降水だったろうな。

今日の一番のビックリは、NHKのおはよう日本のTopNewsがAustraliaのBushFireだったこと。
それに、日本語では「森林火災」って言うんだと知った事。
Sydneyの現地のNewsは、もちろん朝から火事のNews一色だったけど。

ただ、南のVictoria州とSouthAustralia州は火事で大量の死者が出てるけど、
北のCairnsやGoldCoastのQueensland州は、ここ数週間大洪水になってるのにNewsにはならず・・・
やっぱり、死人が出ないとNewsにはなり難いのか。。。

ちょうどSydneyに転勤した2002年から雨量が減って、5年間続いた干ばつの始まりだったんだけど、
日本では全くNewsにはならず、去年の始めに小麦粉の値上がりの理由にAustraliaの干ばつが言われたけど、
実は、その頃には異常に雨の日が多くなって、30%にまで下がった貯水量が65%にまで回復してた頃。
知らないと思うと、納得し易そうな理由を考える訳だ!!

何で、5年間続いた大干ばつなのにSydneyで断水にならなかったのか・・・
四国の早明浦ダムなんて毎年のように空っぽになってるのに。。。
学習してないよな!

Sydneyでは、水の使用量を減らすのに、水道局の給水制限ではなく、
各家庭での個人に頼る使用制限・・・無くなってしまう前からの呼び掛け。
現在のSydney圏の貯水量は60~65%で安定してるけど、将来のことを考えて制限を解除しない事に。
庭の水撒きに、スプリンクラーの使用は禁止。
ホースを使っての水撒きは、水曜・日曜の午前10時前か午後4時以降で、手元で水を止められること。
水を吸収しない表面へのホースからの水撒きは禁止。
洗車もホースを使う事を禁じられてたけど、今は手元で水を止められればホースから車への散水も可。

もう一つの理由は、ダムの大きさ。
シドニー圏の人口は、毎年増え続けてるものの約450万人。
半径約50km圏がSydneyと呼ばれてるから、日本で言えば、大阪から明石・京都・奈良辺りの範囲に、
大阪市と神戸市を合わせたくらいの人が住んでる。
Sydneyの水がめは、約10ヶ所のダムが賄ってるけど、一番大きなダムの大きさは琵琶湖の17倍。
2番目以降も琵琶湖並みのダムがゴロゴロ・・・まぁ、Australiaに土地はいくらでもあります。。。

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