2010-05-27

シーマの終売

今では、当時の騒ぎを覚えている人の方が少ないかも知れないけど、トヨタ・セルシオとニッサン・シーマと言えば、懐かしいバブル期を象徴する高級乗用車。
V8 4000ccのエンジン(初代シーマは、V6 3000ccのみ)を積み、それまではトヨタ・センチュリーやニッサン・プレジデントにしか積んでいなかった大排気量のエンジンを上級オーナーに積んだ日本の先がけ的な存在。
こんな高級車がベストセラーで飛ぶように売れていた時代が約25年前にあったなんて。。。

ジャカルタに赴任した時の直属の上司(インド人)の奥さんの名前がシーマだった・・・のは車には全く関係のない話。
その高級車の代名詞にもなったシーマが、プレジデントと共に今年の8月で生産終了になるらしい。
ニッサンには、フーガがあって実質的には引き継ぐ感じ。。。
トヨタ・セルシオも既にレクサス・LSに変わっているし、セルシオ・シーマの10年前に高級スポーツカーの代名詞になったトヨタ・ソアラもレクサス・SCに変わってしまい、「高い車」が売れた時代の名前が次々と消えていく。

バブル崩壊後は、突然アウトドア志向?!
1年中舗装路を走っていても4WD・・・三菱・パジェロの時代。
少人数の家族でもワンボックス・・・トヨタ・エスティマの時代。

そして、原油高騰で低燃費車・・・でも、軽自動車ではなく。。。
20km/Lの燃費を売りに・・・ホンダ・フィット
今の日本はこれしか売れない。。。
ハイブリッドの代名詞・・・トヨタ・プリウス

久しぶりに、日本の車のことを振り返ってみたけれど、時代と共に日本人の好みも大きく様変わり。
アメリカ人も少しだけ小型・低燃費に目を向け始めたようだけど、相変わらずはオーストラリア。
先月も、このブログで書いたように、一応トヨタがマーケット・リーダーでも、売れ筋の車を見たら3L・4L・5Lの車がゾロゾロ。
http://lovely-aki.blogspot.com/2010/04/blog-post_11.html
まぁ、ガソリンも日本より安いし、走る距離は長いし、道路の流れはシティを除けば悪くないし・・・この志向が仕方が無いのかも。

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