2010-05-12

新政権誕生の夜

タイトルだけ見てビックリした人も多いんでは?!
これは、アジアの島国の話ではなく、ヨーロッパの島国の話。


ヨーロッパ時間で5月11日の夕方・・・テレビのニュースはCNNもBBCもイギリスのブラウン首相の辞任と後任の話で持ちきり。
話の発端は、先週の下院の総選挙・・・日本でも新政党が次々と立ち上げられて、参院選の後はどんな風になるか分からないが、イギリスでも似たようなもの。

ブラウン首相の労働党が選挙に惨敗し、第3党になった自民党と連立を組もうとしたが不調に終わった為に、第1党になった保守党のキャメロン党首が次期首相でしょう。
一連の選挙から辞任・就任の話は、新聞かテレビで知ってもらうとして(12日の朝刊には間に合わないかな?)、ここではちょっと新聞に載らないような話を。


辞任を決めたブラウン首相は、女王に辞任の意思を伝える為に車でバッキンガム宮殿に向かい、ロンドン時間で11日午後7時30分に宮殿に到着し、約15分後には宮殿を離れる。
その車での移動は、ヘリのカメラで追い続けられていた。
宮殿に向かう時は、まだ首相で交通規制がされてスムーズに宮殿に到着。
しかし、女王に辞意を伝えた後は一市民となってしまって、2台のセキュリティーの車が伴走しているものの先導車は無く、信号待ちをし、隣の車線に一般車が並び・・・という一瞬にして特別扱いは全て無し。

午後8時6分には、新キャメロン首相がバッキンガム宮殿に到着。
ちょうどその時、バッキンガム宮殿の上には大きな虹がかかっていて。
夏時間になっているヨーロッパ諸国は9時頃まで明るいので、午後8時を過ぎても虹が見れる。
約30分後に、新首相の車は先導車の後を追って官邸に向かう。
そして、官邸前で第一声・・・女王に新政権を作ってくれと言われて受諾しました。。。。。

と、同じ島国でも、政治家の判断の速さとプロセスのシンプルさが違うなぁ・・・総選挙からまだ6日目。

かれこれ3時間以上、CNNはこのニュースしか流してないけど、近々起こるかも知れない日本の政権交代・首相交代の時にもこれだけの時間を割いてくれるんだろうか?
まず無理だな・・・毎年起こってる年中行事だし!!

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