今の世界的な流れでは大手航空会社がLCCを設立したり、LCCに出資したりというのは珍しい話では無くて、
身近なところでは、カンタスのジェットスターやシンガポールのタイガーも。
先週発表されたJAL・カンタス・三菱商事の共同出資会社ジェットスター・ジャパンは、ジェットスターの既存の知名度を利用するつもりでしょうが、まずは今までのジェットスターの悪評も取払う努力をしないと。。。
例えば、遅延・欠航しても知りません・・・じゃぁ日本人のサービス意識をつかめないのでは!?
他社路線比較して最低運賃を保証します・・・というのも、何ともオーストラリア的な発想。
日本では新会社設立の話で、日本の航空運賃が安くなる話しか盛り上がってないけれど、オーストラリアでは同じ日のカンタスの発表から別の意味で大騒ぎ。
実は、カンタス側の発表では、新たに2社を立ち上げると言うもの。
もちろん一つは、JALとのジェットスター・ジャパン。
もう一つは、カンタスやジェットスターの名前を使わずに、東南アジアか中国を拠点にするフルサービスの航空会社・・・当然既存のカンタス路線と競合するもの。
これにより、オーストラリア国内のカンタスの従業員約千人が仕事を失うことになりそうで、オーストラリアでは新会社よりもカンタスの解雇に関する話題の方が大きい。
労働組合は、ストライキを含めた対応策を検討中。
この千人は序の口で、結局3万5千人の操縦室・キャビン従業員の解雇に及ぶ可能性も。。。
このカンタスの大きな決断の背景には、度重なる飛行中の重大事故や新規導入したA380エンジントラブル等々、あまり芳しくないカンタスの業績。
オーストラリアのフラグシップのハズなのに、最近ではオーストラリアからアジア・ヨーロッパへ向かう乗客の内たった14%がカンタスを使っている状態で、全く採算の取れない路線になり、このままではシドニーからロンドンまでのカンガルー・ルートが無くなる日が来るのも近いかも?!
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