2011-08-12

豪の経済的状況

鉱物資源の輸出が好調の上に、移民も増え続けて、毎年4%前後のインフレが続いているオーストラリアでも、先週からの世界的な金融不安の影響を大きく受けて、経済状況は大変化。


失業率。
昨日発表された7月のオーストラリアの失業率は、予想外の高率になり8ヶ月ぶりの5.1%。
0.1%下がって9.1%になったアメリカの失業率に比べると、まだ半分近い数字だけれど、好景気を続けてきたオーストラリア経済に影が。。。


金利。
現在のオーストラリアの政策金利、いわゆる公定歩合は4.75%。
来年初めに0.25%の再利上げが予想されていたのに、昨日の失業率の発表で、景気鈍化を見越して予測も年内に0.5%の利下げに変更。
バブル以降の日本では到底考えられない数字でしょうが、オーストラリアでの住宅ローンは平均的に7%台。


住宅。
この高金利のローンを払い続けているハズなのに、この10年間は値上がりの一途。
まだ価格が下がり始めたという噂は無いけれど、最近は家の周りでも複数の家が売りに出ていて、毎週末はオープンハウス花盛り。
しかし、簡単には売れなくなっているようで、数週間から1ヶ月間オープンハウスが普通に。。。
何が理由で転居が増えてるのか分からないけれど・・・ひょっとしたら好景気でもっと高い所に移転しているのか、ひょっとしたら不景気でローンが払えなくなっているのか。。。


外国為替。
米ドルに対して110%を超えていた豪ドルなのに、10日間で102%まで急落。
日本円に対しても、86円に達しようとしていたのに78円台に。。。


地下資源はあるし、食料自給率は200%を超えているし、長い目で見れば安定している国に変りは無いけれど、変動が大きいのが玉に瑕。

さて、日本円は米ドルに76円台で安定してしまい、日本の介入効果は全く残らず。。。
アメリカはこれから数年間借金返済に集中しないといけないし。。。
イギリスも大きな暴動で、経済的なインパクトも大きいだろうし。。。
この21世紀の世界はどこへ行ってしまうのか!?

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