2010-11-01

なりふり構わず

前にも何度か書いているように、日本以外の世界の携帯電話市場では、ほとんど見ることの無い日本企業製の端末。
現在の世界の大手どころと言えば、スウェーデンのノキア、韓国のサムソン・LG、台湾のHTC・・・
それに、モトローラ、ブラックベリー、ソニーエリクソン、PALM・・・それにもちろんアップル iPhone。
これらの企業で世界の携帯電話市場の99%を占めているハズで日本企業の出る幕は全く無し。


先週後半にDoCoMoが大々的に売り出した2機種目のアンドロイド端末・・・「Galaxy S」
ニュースで報道される以外、ほとんど表に出されないが韓国のサムソン電子製。
DoCoMoの発表や日本のニュースでは、発売前から5万台の予約が入ったと大騒ぎをしていても・・・
サムソンからしてみれば、既に世界中で500万台売っている端末なので5万台なんて高々1%に過ぎない。


約15年間、N・P・F・SH・Dといった日本企業を小さな日本国内マーケットに縛り付け、国際競争力を奪い取ったDoCoMoを始めとする日本の携帯電話各社。
今まで、サムソンやLGなんて韓国製品を扱う事は無かったのに、iPhoneの発売以降、日本のユーザーの目が世界標準に向いた途端に、手のひらを返したように日本企業を捨て、今まで取引の無かった製品を戦略的な製品として大々的に取り上げる。

現時点では企業としての生き残りを考えれば当然の行為だとしても、この日が来るまで誰も気が付かなかったのか?!
このままでは、日本を含めて世界中のマーケットが韓国企業のものに成りかねない。
日本企業全体が世界で勝ち残って行く方法が有ったハズなのに、日本の携帯電話メーカーの今後は、撤退するか日本国内の限られたマーケットで細々と生き続けるしかないんだろう。。。

ここでも、競争に勝つ事を知らない日本の結末が。。。


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