ルールを守らないお国柄なのか、指定された航路を15海里30km弱も外れて、燃料費削減の為のショートカットと試みて失敗したらしい(調査中)。

同じ座礁事故でも、場所が世界遺産のグレート バリア リーフの中での事故だけに、オーストラリア政府もかなり真剣。
環境にうるさいオーストラリアの国民性も、この事故に対する船長の違反だけでなく、多くのショートカットを見過ごしてきた政府の対応にも言及。

当初、幅100m長さ3kmと言われた燃料流出も、今のところは積み荷の石炭と水圧のおかげで止まっているらしいが、まだ900トンも積まれている燃料重油が、いつ再流失を始めるかは予断を許さない。
既に抜き取り作業も始まり、船体の周りには2mの高さのオイルフェンスが張られてこれ以上の拡散はしないといっても、ちょっと海が荒れれば2mのフェンスなんて無いのと同じ。

あいにく、今は小潮の時期で離礁まで2週間近くかかるとみられていて、その間このおとなしい海のままで居てくれる保証は全くない。
海が荒れて波に打たれ、離礁前に船体が折れてしまいでもしたら最悪で、積み荷の石炭まで海に撒かれることになってしまう。

この素晴らしいサンゴ礁の海の為に、この海がもうしばらく静かで居てくれるのを願うばかり。
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