2010-04-20

飛べない飛行機

先週末に突然起こったアイスランドの火山灰事件・・・5日経っても飛行禁止空域は広がるばかりで、今や着陸できるのは東端のトルコか西端のスペイン。
火曜の晩からロンドンやパリの飛行を再開する予定にしていたのに、また新たな灰が噴き上がったらしいし。。。

通常なら、この午後の時間に飛び立って行くはずのBAやヨーロッパ勢の機体が、今日もシドニー空港の片隅で帰国できる日を待っている。
と言うことは、クルーはシドニーで1週間の予期せぬ休暇?!
もちろん、入っていた帰国してからの予定は、乗客同様に全てお流れだろうけど。。。

各航空会社は予約変更の混乱を避けるために、ヨーロッパへの飛行計画をインターネットや予約センターでは通知せずに、チケットを持った旅客に航空会社側から旅客に連絡を取るかたちを取っているらしい。

ちなみに、カンタスは東南アジアの乗り継ぎ地での混乱を避ける為に、ヨーロッパが最終目的地の旅客のオーストラリアからの出発を許さず、東南アジアで足止めされている旅客は無料でオーストラリアへのフライトを手配してくれるらしい。

この大量のフライトのキャンセルに絡むもう一つの話題は旅行保険。
この火山灰によるヨーロッパ空域・空港の閉鎖を航空機の遅れと取るのか、予知できない自然災害と取るのか。
保険会社側は「自然災害」「神の仕業」と言ってるようだけど、さて保険金は支払われるのか?!

この夕方の一番混む時間帯に、シドニーT1のカンタス側のゲートには、機体が1機も無い。
シンガポール航空のチェックイン・カウンターは、いつもなら長蛇の列なのに客が居なくて暇を持て余した係り員たち。
乗客が居なければ、当然出国管理のカウンターも職員同士の世間話の花盛り。
ヨーロッパの端の火山の噴火が、2万キロ離れた地の果てシドニーの空港に影響を与えるなんて・・・何て地球は小さいんだ!?

5月1日にスイスに飛ぶ予定になっているのに、それまでに落ち着いてくれるんだろうか?!

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