2011-07-11

二酸化炭素に課税

オーストラリアの2012年度・・・2012年7月から二酸化炭素排出1トンあたり$23の課税がされることが決まり。。。

この課税がされるのは、オーストラリアの300万事業者のうちの0.02%にあたる排出上位の500企業だけで、2015年に国際的に二酸化炭素の売買価格が決まった時点では、そちらに移行する予定。
この課税によって、各世帯で週に約$10の出費増になる試算だけれど、この大きな大陸の全400万世帯のうち90%の世帯は何らかの支援を受けられ、70万世帯だけが支援を受けられずに出費増になるとか。。。

いずれにせよ、試算は試算で、各家庭の出費動向によって違ってくるはず。
細かい話をすると、年収8万ドル以下の単身世帯、子供が何人居るか、共働き家庭で10万ドル以下、共働きで20万ドル以下でどちらかが8万ドル以下・・・等々の条件での試算が新聞には書かれていたけれど、基本的には8万ドルを超える年収の人は出費増になるような。。。

その他の生活への影響では、
この課税分を国内線運賃に直接転嫁すると言っているカンタスとヴァージン・・・あまりにも短絡的な発言だけど、距離による変動はあっても一人当たり約3ドルが課せられるのではないかと。。。
最後まで議論になっていた、炭鉱で使われる重機の燃料に対する課税・・・最終的には課税されることになり、オーストラリア産の石炭の値上がりも必須。
原発問題で火力発電に頼らざるをえない日本の発電事情下で、石炭火力発電所の稼動を余儀なくされると、また電力のコスト高に追い討ちがかかってしまう。

ところで、日本では、鳩山発言の二酸化炭素25%削減目標は順調に進んでいるんだろうか??


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