2010-07-31

デジタル放送対応テレビ

2011年7月24日に予定されている日本のアナログTV放送電波の停止。
あと1年です・・・と騒がれてから1週間経ってしまったんで残りは51週間。

今年の3月時点で、目標値よりも2.2%高い83.3%の「地デジ普及率」・・・だったとか。。。
この「地デジ普及率」って何??
率だから、分子と分母があるのは当然で、それぞれの定義によって結果の数字はどのようにでも作れるはず。

一家に2~3台のテレビも含めて、日本中のテレビの83%が1年前からデジタル対応になっているなら素晴らしいけど、これはきっと(要確認)「デジタル放送対応テレビを持っている世帯」の数字ではないんだろうか?
だったとしたら、来年の7月25日以降も日本中の全てのテレビが継続して見れるようになるには、まだまだ国民が費用負担をしないと。

日本の場合、テレビの買い替えが唯一の方法のように報道されているアナログからデジタルへの移行でも、実はデジタル・チューナーを買うだけで今のデジタル非対応テレビでデジタル放送を見ることができる。
きっと、来年になれば1万円を切る値段で売られるハズ・・・というのも、オーストラリアでは既にそんな値段で売っているから。

テレビ受像機自体もさることながら、デジタル放送の電波はUHFなので、「都会」でVHFの電波だけでテレビ放送を見ている戸建て住宅では、UHF用のアンテナを新たに設置しなければいけないし、いずれは現在のVHFのアンテナが無用の長物になってしまう。
こんな状況も日本全国に浸透してるんだろうか?!

特に首都圏では、UHF波の指向性が強いので、都心に近いほど、東京タワーから東京スカイツリーに移行した時にアンテナの方向を変えないと視聴できなくなるかノイズだらけに。


石川県珠洲市では、1年早くアナログ放送の完全停止を実施したらしいけど、小さな街でケーブルTVの普及率が高かったり、自治体の援助でデジタルチューナーを貸し出したり・・・どうやって実現したかの報道がなされないまま結果だけが報道されているんでは?

家電業界の興味はテレビの販売を増やすこと、行政の興味は移行成功例を増やすこと・・・誰が国民の一番の利益になる事を紹介してくれるんだ?!
ちなみに、神戸の家にデジタル対応テレビは無いし、シドニーの家はデジタル非対応テレビでもケーブル経由でデジタル放送も見れるし・・・いつ日本の対応をしようか?!

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