2010-07-21

成田に落とし穴

いくら暑いからって、落とし穴になってしまうような轍(わだち)が滑走路にできてしまうなんて。。。

19日月曜日の午後にデルタのB763が、離陸待機の後で滑走できなくなってしまい、結局牽引されて駐機場に戻るまで45分間のA滑走路閉鎖。
先月の関空の滑走路閉鎖は、2本の4000m滑走路のおかげで離着陸に全く影響をきたさなかったけど、この日本の表玄関の成田の2本目は長距離便には役立たずの代物。

それにしても、24時間開いてる訳じゃないんだから、毎日十分に設備状況調査をする時間があるはずなのに。
何とも情けない状況・・・そんな落とし穴を作ってしまうのも情けないし、すぐに滑走路を閉鎖して補修ができず、後続便には轍を避けて離陸させていたという情けなさ。
注意喚起していても、何かの状況で着陸便がその轍を踏まざるをえなくて大事故につながるかも知れないのに。


かと思えば、昨日はANAのロンドン発のB773が緊急着陸。
これまた、非常に奇妙な緊急着陸・・・ロシア上空で左翼の第1エンジンの燃料消費が多いので燃料漏れかも知れないという事でエンジンをシャットダウン。
と大きく報道されてしまったが、エンジンを切ったのは着陸前の20分間だけだったようで、異常に気付いてからの6時間以上は通常通りの飛行をしていた。
こういう時に怖いエンジン2基のB777・・・とある機長が大陸間は4基の機体で飛びたいと言っていたのを思い出す。
1基に異常があって止めたら、残るは1基だけで最悪の事態が起きる前に着陸できる場所を探さないといけない。その点、4基あれば1基止めてもまだ75%の3基が残っている。

結局は、機体から少量の燃料漏れが見つかったらしいけど、着陸寸前に最悪の事態を想定してエンジンを切っただけで、石川遼が乗ってなかったらニュースにならなかったんでは?!

性能向上と共に、中型の双発機が長距離を飛ぶようになり、今やA380、A340、B747以外はほとんどが双発。
燃料効率と維持費に優れているのは確かでも、10時間を越えるフライトでは、機長だけでなく客としても4発の機体に乗せてもらいたいなぁ~。
途中で緊急着陸はイヤだし!

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