想定内の選挙結果

昨日の参議院議員選挙で、やっぱり民主党は大敗してしまいましたねぇ～。
想定内とは言え、想定範囲の一番端っこ辺りの結果で。。。

多くのニュースで民主党の敗因は消費税増税だと言っているけど、大勝に近い結果を残した自民党も似たような事を言ってる訳で、それが主因だとは思えないんだけど。。。

要は、去年の衆議院選挙前・・・民主党が野党時代にマニフェストに載せた数々の夢物語。
夢物語に乗せられた有権者が民主党を支えたのに、野党から与党に変わったとたんに、民主党の夢物語が現実物語に。。。

　簡単に削減できると言っていた数兆円は出てこない。
　高速道路は無料にできない。
　子供手当ては全額支給できない。
　国債の発行額も減らせない。
　普天間は県外に移設できない。

この１年足らずの間に、複数の夢を破られてしまった国民の怒りがこの結果になったんでは？！
消費税率を上げるなんてことは、この数週間に出てきた話しで、どうやって歳入を増やすかの方法論に過ぎない。

政治は、ある意味、国民に夢を与えて実現していく職業で、その夢を大きく破られた国民は夢実現の結果にしか向いていない。

それにしても、４０％前後の投票率しかない先進国は他にあるんだろうか？
マスコミの事前の電話アンケートでは、６０％以上の人が必ず投票に行く、２０％以上の人が多分行く。
と言ってたハズなのに、蓋を開けてみればこのありさま・・・アンケートの対象者が間違ってたのか、アンケートの回答者が噓つきなのか？！

全成人に参政権が与えられているにもかかわらず、半分以下の有権者の偏った思考で国政が動いているなんて、ある意味恐ろしい政治状況の国なんでは？！
国民の２０％を取り込んでしまえば民主的な国政で過半数を取れるんだから。

ちなみに、日本領事館からの情報によると、前回２００７年の第２１回参議院議員選挙の投票者が２３２人だったのに、今回行われた６月２５日から７月５日までの在外選挙期間に投票した人は３２３人。
シドニー在住の日本人が減っている（要確認・知り合いはどんどん本帰国している）にも係わらず４０％増し！
何で、２と３ばっかりなのかの疑問は残る数字だけど！？

この選挙結果で、大きく政権が変わるとは思えないけど、いつまでこんな進歩の無い行ったり来たりが続くんだろう？！
この選挙結果で、民主党内では小沢グループも執行部批判が強まることも予想されるし、自民党の派閥騒ぎと同様に、与党になると目の前にぶら下がった首相になることに固執してしまうんだろうか？！

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