去年の12月に、自分で一番困った「Willの過去形」と題して書いてみたら、一部の学生さんから小反響があったので、機会をみて少しずつでも毎日使っている感覚を披露しようかと。
未来形:
中学の英語で、未来の事を表現するには、主語と動詞の間にWillを入れると習ったような。。。
ひょっとしたら、先生の意思・意図はそうでなかったかも知れないが、そう受け取ってしまった。
ところが、
「Willは未来の事を表現する」では無く
「100%では無いけど自分ではかなり高い可能性があると信じている事を表現する」
と思った方が良い。だから、「未来形」と言うよりも「可能形」。
Willを使わなくても未来の事を表現できるし・・・例題は後で。
Willだけでなく、ShallやMayも同様に確定していない事の表現。
それぞれの可能性のニュアンスが違うだけ。ニュアンスなのでそれぞれが何%の確立を持っているか限定できないけど、順番は、Willが一番高く、Mayが一番低い。
少なくとも起こる可能性の方が起こらない可能性よりも高いと信じているから、一番可能性の低いMayでも51%以上。
いくつかの現実的な例を挙げて比べてみると。
1)
鳩山さんの辞任に関して、
昨夜の段階では、辞める可能性がかなり高くても決まってないから、He will resign.
今朝の段階では、まだ正式に辞めてない将来の事でも、本人が心に決めた後だから、He resigns.
2)
上司に文句を言われて、「それは明日必ずやります」という時に、I will do it tomorrow.
というと、「必ずやる」では無く「やるつもりでいる」になってしまう。
上司の怒りを抑えるには、I do it tomorrow.
と言わないと。
3)
道端で困っている人に、May I help you?という聞き方。
Mayはていねい語で使うと習った気がするけど・・・それも正しい。
ただ、1歩下がって可能性から考えると、困っているように見える人は、きっと困っているに違いない。
だから助けが必要に違いない・・・でも、ひょっとしたら援助は要らないと言うかも知れない。
肯定文にしてみると、I may help you. 「私はあなたを援助できる可能性が高い」
だから、「助けましょうか?」と丁寧に聞いた訳ではなく、「助けられる可能性が高いと思うんですがどうですか?」というのが正しい訳なのかも・・・It may be a right translation.
決して、It will be a right translation.とは言えない!!
このニュアンスの違い・・・分かって貰えますか??
間違ってるとは思わないけど、そのまますんなり受け入れられるとは思わない。
この他の「感覚英語」シリーズ
(注)日本の学校の英語教育に準拠していない事も多々有り得るので、試験では学校で習った通りに回答してください。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
下のボタンをクリックしてランキング・アップにご協力を!
0 件のコメント:
コメントを投稿